Sさんの「ただいま修行中」 | 『しのゼミ』

『しのゼミ』

日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

今年卒後3年目で西日本大病院の某臨床科に入局したSさん

日中は充実し過ぎなくらい充実し過ぎでハッキリ言っててんてこまい,

夜中は一か月に10日以上当直業務がまわってきて目もまわるほどの忙しさ.

こんなハズじゃなかったよ~~~と愚痴も出てくる.

今日は少し状態の悪い担当患者さんの手術枠が取れたので,

その準備に朝からてんやわんや.

あれを頼んでこれを電話して,

患者さんに話して納得してもらって,

家族のヒトにも呼ばれたり説明したり,

そいでまたあれオーダーしてこれ書いて・・・・・

・・・手術に至るにも,その裏では実はいろいろな手続きが要る.



この担当患者さんには胸水が溜まっているので,

手術前にそれを抜いてもらおうとするのだが,

外科に頼んでも「そんな急に言われても・・・」って嫌みの一つも言われるし,

それを指導医に言いつけても,

逆に「急に言ってもやってくれる訳ないじゃん・・・」と冷やかに言われる始末.

でもめげずになんとか外科の先生を説き伏せることに成功し,

っで次なる難関は,

抜いた腹水を細胞診に出して早めに病理で診てもらうこと.

「シノ先生・・・・・お願いします」

・・・まぁ,しょうがねーなー・・・

「・・・Sさんの頼みならやってやるけどなぁ・・・ポッキーを忘れずにな」

ポッキーひとつを握らせておけば,田沼意次的な病理はすぐにあえなく陥落し,これで第二段階も突破!.



これでなんとか外科と病理への根回しが済んで,

胸水穿刺に向かってさぁやるぞ!っとカルテ書いてオーダーして・・・とやっていたら,

指導医の先生から,

「結局手術せにゃならんのに,なんで細胞診を急ぐ必要があるの?」

と,この一日の仕事の意味を全部否定するような冷酷な発言があった.

とうとう堪忍袋の緒がブチッと切れたSさん,

たっぷりたまった濃厚な不満がじゅろろろーっという感じに溢れ出て,

「任せたってあんたが言ったんだから,もっとサポートしてよ!」ってな感じで指導医に喰ってかかるも,

「もっと経験積め!」って指導医の先生からバッサリ一言で冷たく片づけられた.



「シノ先生・・・くやしいよ~」

オー,ヨシヨシ・・・・・その「突っ走ってしまう」「一言多い」生意気キャラを大事にしなさい.