書類をめぐる攻防 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

今年度の研究班の分担研究申請書を再提出してくれとの依頼がきた.

どうも研究費が減額されてようで,その研究費額にあわせて申請しなおしてくれ・・・というもの.

3月の年度末にしたことの繰り返しだが,致しかたあるまい.



さてこの書類のいくつかには,公印が必要となってくる.

自分の場合は,所属機関の長である西日本大病院長の印鑑になる.

ちょっと大きめで四角くって「〇〇病院長之印」などというアレ.

印鑑なんてポンっと押せば済む・・・っと考えたくなるが,

どうやらそんな甘いもんではないらしい.

ひょっとして公印は重さ10kg程度あって3人がかりじゃないと持てないかもしれず,

朱肉も中国奥地の龍から絞り出した血の最後の10滴しか使っていない・・・というようなあり得ない程の高級なものを使っているかもしれず,

要するに実際は複数チェックのステップを踏むために結構時間がかかるワケであって,

ポンっに至るまでには様々な攻防が繰り広げられる.



今回のケースは・・・・・

第一回攻防)

どうせ再提出になるんだから・・・ええいこんなくらいでどやっ・・・的に提出した書類

結構善戦

一部に消し忘れの鉛筆の説明書きや,日付の間違いを指摘され

善戦むなしく差し戻し



第二回攻防)

指摘された説明書きを消して

日付については,この日付にしてくれという先方からの指定があったので(説明したうえで)そのまま提出

字体の不揃いと,不適切な改行を指摘(一回目に言ってくれや~)

意外に早く棄却命令



第三回攻防)

字体と改行を訂正して,満を持して提出

日付が気に入らないようで難航(この場合は日付が数日ずれたところでどうでもええんちゃう?)

日付に矛盾しない時までわざわざ待って,ようやく公印をゲット!

・・・という4日間にわたるバトルであった.



こんな攻防を決して望んでいるわけではないが,

なるべく事務的手間に時間をかけたくない自分の思惑と,

たとえ事務処理でも手抜きなどもってのほかという事務側の意図が,

ぶつかりあって双方譲らず,

けんか四つとなって膠着する.

こんな消耗戦は実に無益で不毛に見えるが,

結果的にはかっちりした書類ができるというメリットもある.

それにこんな攻防はお互い慣れっこで,

しょうがね~な~程度にしか思っていない(少なくとも自分はそう).



結局は,

この件で一番の被害を蒙ったのは,

何回もシノ側と事務側を往復し,

忠実に伝令役を果たしてくれた秘書さん.

その秘書さんが,

「次回は書類の準備は私にやらせてください」

と申し出てくれた.

なんともありがたいお言葉・・・と最初は思えたが,

よ~~く考えると,

「こんなんにつきあっとれんわ」とか,

「いい加減にしてや」というような,

三行半的な申し出にも聞こえる.

いやたぶんきっとそうかもそうでないはずがないそうにきまってる.

逃げられんように気をつけよう・・・.