「わずかに誇伐の念頭有らば,便ち天地と相似ず.」
『少しでも頭の中にほこりたかぶる気持があれば,それは天地の道理と相離れることである.』
(「言志四録」佐藤一斎著/川上正光訳 講談社学術文庫)
<しの訳>
ほこりたかぶる気持ちは,社会の中で他者との関係を意識するときに芽生えてくる.
ヒトは社会的な動物なため,他者との関わらないことはあり得ない.
よって,他者と関わる際の心の持ちようの問題になってくる.
自然はほこりたかぶる気持ちがない.
引用書の付記には次のようにある.「山は高いといって誇らない.花は美しいといって誇らない.鳥は好い声で鳴いても自慢しない・・・」
いつかこんな境地に至ってみたいもんである(まぁ無理かな~).
せめて誇らず,遜らず,ありのままの自分をさらすよう心掛けたい.