こわ~いC先生その2 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

(昨日の続き)県内病理医が集う研究会で,なんとかこわ~いC先生からコメントを頂きたい思うう自分・・・・.

先輩のJI先生に相談してみるが,スルドイ指摘を受けてしまった.


「おまえ,研究会でC先生に教えていただきたいって言ったなぁ?」とJI先生.

「えぇ・・・まぁ・・・」

「そもそも,研究会にC先生より早く来てたことあったっけ?」

「・・・・・・・・・・」

研究会は午後に始まるのだが,確かに自分は開始時間ギリギリに着いていた.

まぁ遅刻しなけりゃいいか・・・っくらいにしか考えていなかった.

う~ん,痛いところを突かれた・・・・・


「だいたいさぁシノ君,教えていただきたいのなら,開始時刻30分くらい前に来て待っているっていう姿勢が大事なんじゃねーのか?」

「まぁ確かに.でも,30分前はちと早すぎな気も・・・」

「気持ちの問題よ,姿勢って言ってもいいか」

「姿勢ですか・・・」

「そういう姿勢を数年続けてみろよ・・・まぁ,5年くらいしたら,標本は見てもらえるようになるかもな」

「ごっ,5年もかかりますか・・・・・」

「それにさぁ,シノ君は発表する標本を穴の開くまで見とるんか?」

「いえ,さすがにガラス標本に穴が開くまでは・・・・(インチキ超能力者じゃあるまいし)・・・・」

「自分が発表する標本くらい,隅から隅まで見て全部記憶するくらいにしておかなくて,どうすんじゃい」

「確かに・・・」

「自分はホントにここまで見て一生懸命考えたけれども,あとはわかりません.申し訳ありませんが教えていただけませんでしょうか・・・・・っちゅう謙虚な姿勢やな」

話好きなJI先生は,スルドイ指摘ができてまんざらでもなさそうである.

確かに先輩先生に教えてもらう姿勢としては,礼儀が足りなかったか.

C先生ポリシーその1:基本マナーがなっていないもの,教えるべからず


「・・・では,標本を見た感想というかコメントはどうでしょう?頂けるようになるでしょうか?」せっかくなのでとことん聞いてやれ.

「コメントをもらうにもな,時間がかかるぞ」

「はぁ」

「ようやく標本を見てもらえるようになれたとすると,それからあと5年はかかるな」

「また5年ですか・・・」

「そう,5年経ったらようやく,オレはこう思う・・・っと,ひとこと言ってもらえるようになれる.まぁ病理医が半人前になるにはそれくらいかかるっちゅうワケや」

一般に医師は経験がモノを言う.

中身の濃い経験と勉強を常日頃からしており,イザという時にそれらを適切に引き出すことができる・・・,まぁそれが一人前の医師であるし,確かにそんなレベルに達するには10年以上の継続が必要だろう.

C先生ポリシーその2:ある程度のレベルに達するまでは,教えるべからず


「・・・それからな,標本の見方があってるとか違ってるとか言ってもらえるようになれたとしても,その理由はなかなか教えてくれん」

「っということは,理由を教えてもらえるには,また5年ですか?」

「んっ?よくわかったな.そう,5年よ」

「結局C先生に標本を見て頂き,お考えを聞き,その理由をお教え願うには,15年かかるってことですね」

「まぁそういうこっちゃ」


・・・15年後って言われても・・・・・ねぇ?

あきらめて,他をあたろっかな.