術中迅速の間違いその2 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

昨日の続き。「術中迅速」にてどうやら間違ってしまった自分であるが・・・・・


っで,次なる問題はこれをいかに上手に担当医に知らせるか・・・ということである。

誰もが仕事上でミス(この場合は厳密にはミスではないが・・・)はしたくない。

できればそんな間違いなど気付かないで欲しい。

気付いたヒトがいたらうやむやになって忘れて欲しい。

隠せるものなら,どっかにポイッとしたい・・・

しかし,今の厳し~い世の中ではそんなことは許されない。

って言うか,そんなことをしても隠し通すことは不可能だ。

自分ひとりで完結できる世界なら可能かもしれないが,現代医療はチーム化しており,自然に同僚(他科の医師)やコワーカー(看護師さんなど)の目に曝される。

それに患者さん自身の知る権利も拡大しており,かつ基本的な医療情報が手に入りやすい環境にある。

まぁヘタなうそなど簡単にバレてしまう。

自分の間違いはすぐに明らかにして,謙虚に謝るのが最善である。

正直者が最後は勝つっていうか,むしろこういうケースは,正々堂々と詫びた方が,その行為は良い意味で自分に返ってくる・・・(っと自分は思う)。

「術中迅速で間違えることは避けられないこと(ミスじゃない)なので,そう簡単に頭を下げちゃいかん!」っといろんなヒトから言われるが,これも性格である。

大袈裟にいえば,生き方っとしてもいいかもしれん。

間違いは大小に関わらずスイマセンじゃいかんのか。

とにかく自分はバカ正直にど真ん中ストレート!で謝ることにしている。


っと言うことで,今回の担当の某外科・M先生にさっそく連絡することにしたワケだ。

医者っていってもさまざまなヒトがいる。

当たり前だけれども,いろんな性格のヒトがいる。

特にこうしたちょっとしたトラブルの場合に,その先生の性格がぽろっとでるのがおもしろい。

まぁ考えてみれば,イヤなこと・ツライこと・ストレスフルなこと・腹が立つことにぶちあたった時,ヒトの性格が丸出しになるのも当然か?。

先日に書いた某外科のW先生の性格も,「喧嘩腰で」一緒に仕事をしてきてわかったことだ。

今度のケースの担当医M先生は先輩にあたる。

豪快を絵に描いたような風貌と,竹を割ったような性格で,学生時代から名が知られていた先生だ。

同級生のランの先輩にあたるので,その武勇伝はよく聞かされていた。

・・・・・あんまり直接しゃべったことないけど,M先生ってこわいかなぁ(学生時代はW先生よりも有名だったしなぁ)・・・・・

・・・・・イヤなこと考える前に電話しちゃえっと・・・・・・


「おはようございます,病理のシノと申します。M先生ですか?」

「お~シノ先生,先日の術中迅速ではお世話になりました・・・・」

「・・・実はその件なんですけど,あまりよくないお知らせです」

「はぁ?」

「先日の術中迅速のお答えですが,戻してみたらどうも間違ってました・・・」

「・・・・・・・・・・」

「術中迅速では○○と思ったんですが,やっぱり△△でした」

「・・・・・・・・・・」

「勉強になりました。スイマセンでした・・・・・・・・」







すると・・・・・







「・・・・・よう知らせてくれましたナァ。ありがとうございます~。患者さんには,ガンの可能性があることはもう伝えてあります~。△△は頭の片隅にはあったんですが,□○△□○△・・・・・・・・」

元気のいい関西弁が帰ってきた。

とりあえずふう~・・・ほっ である・・・(M先生って,多分ええヒトやなぁ)。