しのは図書館でぶらぶらとほっつきまわり,「タイトル」で立ち止まり「はじめに」のナナメ読みで悩んで,おもしろそうなものを「手当たり次第」に借りるようにしている.選ぶ際にとくに頼っている書評・広告・宣伝媒体などはない.そんな選び方をしているので,借りた本が自分にとって難解なもの・興味対象外のもの・あきらかな悪本など,とても全部は読めない場合が少なくない.本ブログで紹介してきたものは,ブッチャケ借りてきたもののうち1/4程度かなぁ.
こんなやり方をしているのは,「本くらいは・・・・ねぇ・・・・勝手に選ばせてくれって・・・・」と言い訳する元来「へそまがり」な性格によるところが大かなぁ・・・・・
それに加えて,偶然「スゲェ~」本・「巨人」の書に出会うことができる楽しみも理由のひとつ.自分にとっては,たとえば「7つの習慣(スティーブン・コヴィー著)や「ハイエストゴール(マイケル・レイ著)」などがそれにあたる.
本書はそんな「スゲェ~」本に分類されると思う.自分の求めていたことに限りなく近いって言ったらいいか・・・
まず表紙を見ると威風堂々とした白髪の東欧系ジェントルマンが,腕を組んで自信ありげに立っている・・・・・.「ドナルド・トランプみたいなヒトの立志伝か?」と,あまり期待もせず「まぁ読んでみよっか」程度だったのだが・・・・・・・・
読んでみると,本書は一般にはビジネス書にカテゴライズされるのであろうが,そんな分類を超越してしまうような重厚かつ深遠な内容を持つ.「人生の指南書」って言ったらいいか・・・・そんな側面にまで踏み込んでいる.
「供給過剰」とか「資本主義衰退」とか,現代を形容する言葉がはじめに出てくる.畑違いのことなのでどれくらい「卓見」なのかはわからないが,すくなくとも個人的にはこんな見識は初めてで新鮮に聞こえる.
そんな近未来のビジネス社会ひいてはグローバル化した社会をサバイブするための「5つの原則」を,実体験や現代企業の例示とともに説明されている.IBM社ガースナーの例などはよく聞くが,ベライゾン社サイデンバーグなどの例も感動的に触れられている.それに文章がわかりやすく書かれていて,訳であることを意識させなかったことも特筆すべき.
とにかく著者の「誠実さ」「正直さ」が至る所ににじみ出ていて,その「人生感」「職業感」には個人的にとても共感できる.こんな本はビジネス関係でよく出会うのだが,教育関係であまり出会わないのがちと残念!.まさに「巨人」の書であり,一読をお薦めする.
しの的読後感:久っしぶりにきたなぁ~
こんなヒトにお薦め:次世代を担うビジネスパーソンすべて
リアル・リーダーシップ―成功のための五原則/ピーター・ジョージェスク

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