子どもは、親の価値観を継承しがちなんよね。
お金の価値観だってそう。
お金持ちの家に生まれた子どもがお金持ちになり、
貧乏な家に生まれた子どもが貧乏になるのは、
「親の価値観を継承するから」
っていうのが大きいんだろうな。
例えば、お金を持っている人は、お金について考えるし、計算もする。
でも、そうじゃない人は、お金を避けるし、計算もしないし、
「数字が苦手」
って言って、数字を避けたりする。
ほんで、
「お金はエネルギーだ」
とか言い始める。
お金はお金であって、硬貨であり、紙きれなんよね。
最近は、キャッシュレス化が進んでいて、もはや硬貨や紙切れですらない。
ほんとに、ただの数字。
お金はエネルギーだと思って、お金に色を付け始めると、
「お金を出したら、入ってくる」
みたいなことを考え始めるんやないかな、と思う、
お金は出したら、入ってくるんじゃない。
お金を出したら、減るんよ。
「お金を出したら、入ってくる」
っていうのは、
「買ってほしい側の方便」
だったりするから、慎重に考えたいところ。
お金を使うということは、
「自分には、その金額をやり取りするのに相応しい」
みたいな自己意識があって、それで
「自分が普通に使える金額くらいは、受け取れる」
っていう感じの意味だと思うのよ。
お金を出したら、減る。
その後、何もせんかったら、減ったまんまだよね。
何も不思議なことはない(笑)
あと、よく聞くのが
「本気の人ならお金を出す」
っていう考え方。
これも
「買ってほしい側の方便」
だと思う。
お金を出さないと本気じゃないなら、物理的にお金が無い人は本気を出せないことになる。
「本気」という超絶曖昧なことを、「お金」という数値で測ろうというわけやね。
子どもなんて、ほとんどお金持ってないんだから、子どもはみんな本気じゃないことになってしまうよね。
で、たぶん、こういう方便に騙される(ちょっと言葉は悪いけど)というか、安乗っかりしちゃう人がお金が無くなっていくんじゃないかな、って思う。
騙す目的じゃないし、詐欺でもないかもしれんけど、方便ではある。
方便っていうのは、目的達成の手段としての上手い言い方、っていう意味です。
買ってほしい人が、買ってもらうために上手く言って、口車に乗せていく感じ。
物の価値を判断して購入するのではなく、その方便に乗って、お金を出していく。
例えば、
「安いから買う」
「高いから買う」
っていうのもそうだよね。
大して欲しくないものなんだけど、割引されてるから買っちゃったり。
欲しくないものは、割り引かれてても、タダであっても、欲しくないものなのよ。
自分にとってゴミを買っちゃう傾向にある、ってことやね。
逆に、高いから買う、っていうのもあるよね。
それこそ、
「お金持ちになりたいなら、お金持ちが取る行動をしましょう」
とかって言って、お高いお店に行ってみたり、お高いブランド品を買ってみたり、海外旅行をしてみたり。
それって、別に興味無いし、やりたくないことなんであれば、たとえ、お金持ちの真似事をするにしても、やる必要無いと思うんよな。
でも、
「今までやったことをないことを経験する」
っていうのは、自分の経験や知識になるからプラスになると思う。
ただ、
「お金持ちが取る行動をしないと、お金持ちになれない」
っていうのは違うと思うんよ。
「お寿司を食べるなら、毎回銀座に行かないといけない」
って思っちゃっていると、それこそ、お金を減らしていく行動だと思うのよ。
1回のお会計で何万円も行くようなお寿司の体験をして、その世界を知っておくのは、自分の価値観の幅を広げてくれるし、自分のプラスにはなると思う。
でも、
「お寿司を食べるなら、毎回銀座に行かないといけない」
っていうのは、お金(金額)だけを見ていて、肝心のお寿司を見ていない人が取る行動なんじゃないかなぁ、と思う。
美味いお寿司で言えば、スーパーのパック寿司だって美味しいよ。
僕は、それなりにお金がある方だと思うし、銀座のお寿司だって食べに行けるけれども、スーパーで398円で売ってるサラダ巻きもすごく好き(笑)
「お寿司を食べるなら、毎回銀座に行かないといけない」
っていうのは、逆に、お金を持ったことで自分の世界を狭めてしまっている。
お金っていうのは、お金を使うことで、自分の代わりに色々なことをやってもらえる。
それこそ、魚を獲ったり、捌いたりするのができなくても、お金を払うことで代わりにやってもらえる。
自分ができないことを代わりにやってもらえるからこそ、自分の世界が広がっていくわけよ。
やから、お金を使って自分の世界を広げるなら、
「銀座のお寿司以外は認めない!スーパーのお寿司なんて、貧乏人の食い物だ!」
みたいに考えるよりも、
「銀座のお寿司だって美味しいし、スーパーのお寿司だって美味しいよ!その時々で、自分が食べたいものを食べるんだ~♪」
っていう方が、圧倒的に幸せだと思うんだよなぁ。
「安いから買う」
「高いから買う」
のではなく、
「今、自分がそれを欲してるから買う」
からこそ、自分が満たされる。
こないだ、大阪から札幌へと移動する時に、スーツケースがぶっ壊れたんよ。
7000円くらいのスーツケースやってんけど、使い方を間違えてて、2年くらいで壊れちゃった。
ほんで、新千歳空港に着いた時に、空港にあるaceっていうスーツケース屋さんで新しいのを買ったんよね。
けっこう高級なスーツケース屋さんやったから、一番安いものでも30000円くらいだったから、一気に高価なものにグレードアップしました(笑)
「スーツケースに何万円も出さなくても、良いものはある」
って思ってたけど、高いものはやっぱりそれ相応に良いね。
で、その時に、スーツケース屋さんから、壊れやすい使い方を教えてもらった。
スーツケースの使い方を学ぶいい機会ではあったし、授業料として支払ったけど、今度買い替えるなら、また1万円もしないやつを選ぶと思う(笑)
何の不自由も無かったし、スーツケースに特にこだわりもないからね(笑)
もし、スーツケースにこだわりがあって、良いスーツケースを買うことでテンションぶち上がる人は、良いスーツケースを買ったらいいと思う。
安いのが良いとか、高いのが良いとか、ってことではなくて、
「自分が求めているものに合っているものこそが良いもの」
だと思うんだよね。
価値が分からない人にとっては、いくら良いものでも無用の長物なのよ。
でも、価値が分かる人なら、そこに高いお金を出す価値はあるんだと思う。
僕の場合だと、スーツケースに3万円は高いと思うけど(あんまりこだわりが無いし、価値が分からないから)、ゲーム機になら3万円は余裕で出す(笑)
好きなゲームのためなら、課金だってしちゃう。
それが僕の心を満たしたり、幸せを感じるための必要経費だからね。
お金の価値観って、
「お金の使い方にこそ表れる」
と思うんよ。
ほんで、持ってるお金をどう使うのかによって、自分の手元により多くお金が残るのか、それとも全然残らないのかが決まる。
たくさんお金を稼いでも、それ以上に使えば、お金はスッカラカンになるからね。
逆に、年収100万円くらいでも、それ以下のミニマムな生活にすれば、お金はちゃんと残っていく。
やから、たくさんお金を持つなら、
「お金の使い方」
について考えていく方が手っ取り早いと思うんよね。
それに合わせて、お金の稼ぎ方や増やし方も考えていけばいいと思う。
んで、親のお金の価値観、すなわち、
「お金の使い方」
は、子どもにも継承されていくわけね。
★メルマガ登録はこちら★
※子どもの自立モデル ~前日譚~(全12話)を読めます
★無料レポートはこちら★
★公式LINEの友達追加はこちら★
★講演依頼をお考えの方はこちら★