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子どもが塾に行かなくて、お金がもったいない！
でも、塾をやめたらというと嫌だと言い張る！
親からしたら、「お金がもったいないやろ」って思うかもしれませんが、実は、この話・・・
子どもは関係ないんです！！（どーん
このお母さんも書いてくれてますが、
＞自分が子ども時代貧乏＆放任で
＞塾に行きたくても行けなかったのでむかつく
ってことなので、すなわち、
「私は行きたくても行けなかったのに、
あなたは行けてるのに行かないなんで、
許せない！」
こういう気持ちなわけですね。
つまり、
「子どもに嫉妬している」
っていう状態。
親が嫉妬してるから、子どもは関係ないんです。
子どもを通して、
「塾に行きたくても行けなかった悲しみ」
を見ているんです。
子どもの時の未消化な気持ちがある。
自分の中で決着がつけられていない気持ち。
そこと向き合って、
「それがあったからこそ、今の自分がある」
っていうのを見つけていく。
自分の中では、ネガティブな体験だったはず。
だからこそ、子どもに怒りが湧いてくる。
「あの時に、塾に行けなかったから、私はこんなに辛い思いをした」
みたいなことを思っているから、塾に行けなかったことが、悲しみであり、辛い体験になってる。
それって言い換えれば、
「今、私は不幸です」
って思っているようなもの。
「あの時に、塾に行けなかったから、今の私は不幸です」
って。
だから、塾に行けなかった体験が、悲しい体験であり、辛い体験になってる。
たしかに、そういう風にも考えられる。
でも、現実の捉え方は一通りじゃないんよね。
今、自分が幸せを感じていること。
今、自分にとって無くてはならないこと。
今、自分の心の支えになっていること。
今、自分が情熱を燃やしていること。
今の自分があること。
そういうのを考えていると、
「あの時に、塾に行けない体験をした（もしくは、塾に行かなかった）ことで、今の自分がある」
っていうようなことがあるはずなんよ。
もし、あの時に、塾に行けていたら、今の自分から何が失われてしまう？
今現在、自分に起こってることは、どう変わってしまうんだろう？
塾に行けなかったことで、得られなかったことは間違いなくある。
でも、塾に行けなかったからこそ、得られたこともある。
それは何だろう？
自分のことを考える時間を作って、そういうことを考えていく。
それが今の自分を肯定することにもなるし、過去の自分も受け容れられることにもなる。
そして、子どもへの嫉妬心で許せなくなってるから、子どもを許すこともできて、怒りも湧かなくなる。
自分のことを深く考えてみることを「自分と向き合う」って言ってるのね。
子どもが関係無いことは、親の課題なので、親が自分と向き合って、解決・解消していく。
逆に言えば、親の課題で、子どもが関係無いことなのに、
「子どもが塾に行かないことに困っています」
ってなると、これは泥沼にハマっちゃう。
問題の無いところに、問題を作って、それを解決しようとしてるわけやからね。
問題じゃないんやから、解決は不可能なのよ。
問題なんて無くて、あるのは課題だけ。
親に課題があるなら、親が自分と向き合って、解決・解消していく。
ほんで、「塾に行けなかった自分がいたからこそ、今があるんだ」ってことが分かってくると、嫉妬心が手放せるようになってくる。
ぜひやってみてほしい(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ
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佐伯和也
神戸大学大学院修了
株式会社チームフローでコーチングを学ぶ
ゲーム歴３０年以上
ゲームを１日１０時間以上やっていたにも関わらず、
勉強にも取り組んできました。
そんな僕の育てられ方や、
ゲーマー視点を解説したり、
僕が学んできたアドラー心理学や
コーチングの考え方を使って、
「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」
について発信しています。
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