子どもがゲーム依存になるのは、親がゲームを制限するから | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

僕は、もうかれこれ8年くらいかけて、

 

「遊びの解放」

 

っていうのを伝えてきました。

 

 

 

「遊びの解放」

 

ってのは、

 

「親が、子どもにかけてきた遊びの制限の一切を取り払う」

 

っていうもの。

 

 

 

親が、子どもの遊びに制限をかけたり、管理をしたり、

 

親が、子どもに勉強や家事などをやらせるのをやめよう、

 

っていうものです。

 

勉強や家事を強制することで、子どもの遊びの制限になっちゃうからね。

 

 

 

なんで、

 

「親が、子どもにかけてきた遊びの制限の一切を取り払う」

 

なんてことを言ってるのかと言えば、

 

「子どもが自分から勉強を始めるようになるため」

 

です。

 

 

 

「子どもが自分から勉強を始める」

 

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「遊びを解放なんてしたら、子どもはゲームばっかりしかしなくなって、勉強なんてしないんじゃないの!?」

 

って思うかもしれん。

 

 

 

「遊びの解放をすると、子どもは遊ぶばっかりで、勉強をしない」

 

っていうのは、半分正解で、半分間違ってる。

 

 

 

一時的にはそうなんよ。

 

子どもの気持ちを想像してみたら、よく分かるよ。

 

 

 

今まで、親に制限されてたせいで、思う存分遊べんかったわけやんか。

 

それが解放される、って言うんだから、子どもは嬉々として遊ぶよね。

 

それこそ、親が「このまま勉強なんて一切しないんじゃないか」っていう心配になるくらいには遊ぶと思う(笑)

 

 

 

でも、子どもが遊びまくるのって、2つの可能性があるんよ。

 

「そこまでやりたいことじゃないけど、親に制限されてたから、やりたくなってる」

 

っていうパターンと、

 

「本当は、めちゃくちゃやりたかったから、やりたくなってる」

 

っていうパターンです。

 

 

 

子どもがゲームをしてるからって、ゲームに命賭けてる子はそれほど多くない。

 

ゲームに才能があって、ゲームをどこまでも突き詰められる子は、正味、すごく少ない。

 

いわゆる「ゲームの天才」よね。

 

 

 

親が「遊びの解放」をすると、子どもが持ってる天才性が花開くことがあるんよ。

 

でも、親が遊びを制限したまんまだと、子どもの持ってる才能は日の目を見ることは無かった。

 

ストレートな言い方をすれば、

 

「親が子どもの才能を潰してた」

 

わけよ。

 

 

 

親が子どもの才能と引き換えに、

 

「親が安心するため、承認してもらうために、子どもに勉強や生活態度などを強制してた」

 

ってこと。

 

 

 

親が制限をしてたばかりに、才能が隠れちゃってた子どもの才能が開花することがあります。

 

「遊びの解放」をすると、子どもの才能が開花することがあるわけやね。

 

 

 

これが

 

「本当は、めちゃくちゃやりたかったから、やりたくなってる」

 

っていうパターンね。

 

 

 

 

 

もう1つの、

 

「そこまでやりたいことじゃないけど、親に制限されてたから、やりたくなってる」

 

っていうパターンは、親が遊びの制限をする落とし穴でもある。

 

 

 

そこまでやりたいわけじゃないんやけども、ゲームって手軽に楽しめるし、友達とも繋がり合える。

 

ゲームは楽しいんよ。

 

でも、命を懸けるほどじゃない。

 

そういう子どもの場合の話であり、大多数の子どもが当てはまる。

 

 

 

ゲームが好きなだけの子どものゲームを制限するとどうなるのか。

 

子どもはゲームがやりたいんやけど、親からゲームの時間やゲームするタイミングを制限されてしまってる。

 

 

 

ゲームが制限されているから、子どもにとって、ゲームの価値がめちゃくちゃ高くなります。

 

ゲームの価値が上がるから、子どもの意識もよりゲームに集中しやすくなります。

 

 

 

ここでのポイントは、親が子どものゲームに制限をかけることで、

 

「子どもがゲーム以外の時間も、ゲームのことを考えるようになる」

 

っていうこと。

 

 

 

ゲームを制限されているからこそ、ゲームをする時間がより楽しみになります。

 

同時に、フラストレーションも溜めています。

 

 

 

そして、ゲームを許された時間になったら、溜まったフラストレーションを解放して、夢中になってゲームで遊びます。

 

この話の前提を思い出してほしいんやけど、この子どもは、

 

「ゲームが好きなだけで、命を懸けるほどじゃない子ども」

 

なんよ。

 

 

 

でも、親がゲームの制限をかけることで、子どものゲームへののめり込み方が何倍にもなる。

 

命を懸けるほどとは言わんけど、それでもかなり深くのめり込む。

 

 

 

子どもはゲームに大量のエネルギーを費やすようになるから、ゲームの時間が終わったら、何もやる気が起きなくなる。

 

約束の時間は守れないし、ゲームの時間が終わっても、言い付けられてた勉強や宿題に取り掛かれない。

 

そんなに簡単に気持ちを切り替えることはできひんわけよな。

 

深くゲームにのめり込んでるんやから。

 

 

 

つまり、

 

「親がゲームの制限をすることで、子どもをより深くゲームにハマらせている」

 

ってこと。

 

 

 

 

 

 

 

ここでさらに、子どもがゲームから気持ちをすんなり切り替えられないことや、ルールを守れないこと、宿題に取り掛かれないことに、親が怒ったとする。

 

「いい加減にしなさいよ!いつまでゲームしてるの!」

 

ってな感じでね。

 

 

 

ゲームの制限によって、子どもはより深くゲームにハマる。

 

ゲームをやめると、親に怒られる。

 

 

 

子どもの気持ちは、

 

「ゲームをやめたくない」

 

になる。

 

 

 

この状態を

 

「ゲーム依存」

 

って言います。

 

 

 

つまり、ゲーム依存って、

 

「親が作り出してる」

 

のよ。

 

 

 

ゲームの制限×親の叱責

 

によって、ゲーム依存を作り出せる。

 

 

 

ゲームは楽しいよ。

 

ゲームにも中毒性はある。

 

 

 

本来、ゲームに中毒的に依存するかどうかは、子どもが選択できるんよ。

 

子どもの精神が正常な状態なら、子どもはゲームを楽しみはすれども、のめり込むほどにはならない。

 

ただのゲーム好きな子どもでいられる。

 

 

 

でも、親がゲームを制限することによって、ゲームの価値を吊り上げられる。

 

さらに、親が叱責することによって、子どもの精神が乱れ、正常な状態じゃなくなる。

 

そうすることで、子どもはただのゲーム好きではいられなくなって、

 

「ゲーム依存」

 

になっていくわけ。

 

 

 

ゲームが制限されると、ゲームの価値が上がり、子どもがゲームにのめり込む現象は、

 

「コロナ初期に起こったマスクや消毒液、トイレットペーパーなどの買い占め行動」

 

や、

 

「原油不足が叫ばれたことによるトイレットペーパーや洗剤の買い占めが起こったオイルショック」

 

なんかと似たような現象です。

 

 

 

足りなくなると思ったからこそ、

 

「今のうちに買っておかなきゃ!」

 

って必死になって貯め込んだわけよな。

 

 

 

子どもも同じで、 

 

「今やっとかんと次いつできるか分からん!」

 

って思って、ゲームをするわけよ。

 

 

 

コロナショックや、オイルショックと違うのは、

 

「ゲームの枯渇状態を作り出しているのは親である」

 

ってこと。

 

 

 

だから、親がゲームの制限をやめるだけで、ゲーム依存症は簡単に解消できる。

 

さらに、親が子どもを叱ることをやめれば、子どもはまずゲーム依存になることはない。

 

子どもは、ただのゲームが好きな子どもでいられる。

 

 

 

「ただのゲームが好きな子どもでいられる」

 

っていうことは、

 

「ゲームもするし、ゲーム以外の遊びもする」

 

ってこと。

 

 

 

ゲーム以外の遊びが高じていくと、それが勉強にも繋がっていく。

 

勉強っていうのは、遊びの延長線上にあるからね。

 

 

 

 

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子どもの精神がまともな状態なら、ゲームにハマっても抜け出してこれる。

 

 

 

 

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