ゲームの課金は、子どもを悪者にしないように仕組みで対処する | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

僕がお金の話をするなら、せねばなるまい、

 

「ゲーム課金の話」

 

です!!!!

 

 

 

このブログを読んでる方なら、子どものゲームについて悩んでいる親が多いと思うんです。

 

取り分け、ゲームの課金について気になる方も多いでしょう。

 

 

 

まず、

 

「ゲーム課金とは何か?」

 

って話をしていくと、

 

「ゲーム内でお金(リアルマニー)を使い、新しいアイテムやキャラクターを手に入れること」

 

を言います。

 

 

 

子どもがゲーム内でお金を使っても、手に入るのは

 

「ゲーム内で使えるアイテムやキャラクター」

 

なので、実体がありません。

 

 

 

ゲーム内でお金を使い、

 

ゲーム内でアイテムやキャラクターが手に入り、

 

ゲーム内で手に入れたアイテムやキャラクターを使う。

 

 

 

このやり取りにおいて、一度も、実物を目にすることはありません。

 

おそらく、親からしたら、

 

「実体の無いものにお金を使うこと」

 

が信じられないのだろうし、不安もあるのかなぁ、って思います。

 

 

 

 

 

特に、課金についてよく問題になるのが、

 

「ガチャ」

 

ですね。

 

 

 

これはリアル世界にも存在するガチャガチャやガチャポンのバーチャルバージョンです。

 

課金をすると、ガチャを回すための課金アイテムが手に入ります。

 

 

モンストのガチャ

 

 

 

パズドラ

 

 

 

オセロニア

 

 

 

 

image

ウマ娘

 

 

image

ロマサガRS

 

 

 

まー、色んなゲームにガチャがあるんすわ。

 

主に、スマホゲームに実装されてるね。

 

 

 

 

 

 

 

ガチャの問題点は何かと言えば、

 

「課金をしたのに、必ずしも欲しいアイテムが手に入るとは限らない」

 

っていうところ。

 

 

 

通常のお店だと、お金を払えば欲しいもの手に入りますよね。

 

でも、ガチャだと、お金を払っても、

 

「欲しいものが手に入るとは限らない」

 

っていう特徴があります。

 

 

 

なので、

 

「欲しいものが手に入るまで、お金を使ってしまう」

 

っていうので、誤って何十万円と使ってしまうこともあります。

 

親のカードを勝手に使っちゃう子どももいたりして、カード会社も無かったことにしてくれることもあります。

 

言うまでもないけど、親のカードを使って何十万円も課金しちゃうのは良くない。

 

 

 

 

 

 

 

で、僕は、子どものお金については、

 

「親の想い」

 

「仕組み」

 

が大事だと思ってます。

 

 

 

「親の想い」というのは、前回の記事にも書いたような、

 

「子どもに豊かさマインドを身に付けてほしい」

 

みたいな、親が子どもとお金に関して、何を想っているか?です。

 

 

 

「仕組み」というのは、子どもにお金をどうやって、どういう理由であげるか?です。

 

「毎月、お小遣いとして1万円あげる」

 

「お手伝いをしたら、100円あげる」

 

みたいなやつです。

 

 

 

ゲームの課金については、「仕組み」がしっかりしてれば、

 

「親のカードを使って何十万円も使われる」

 

なんてことはないんじゃないかなー、って思います。

 

 

 

パッと思い付くのは、

 

「子どものお小遣いの範囲で、アップルギフトカードを買って、課金する」

 

っていう方法です。

 

 

 

使用できる金額が決まってるから、際限なく使われることはありません。

 

それに、子どもでも買えるから、わざわざ親の手を煩わせることもない。

 

 

 

親のクレジットカードを使うと、子どもが勝手にカードを使ったりしちゃう。

 

カードの番号を覚えて使っていた子どももいました(笑)

 

 

 

こういうのは子どもの良心に任せちゃいけない。

 

気持ちのコントロールができるのか?っていうと、人はそんなに意思が強い動物じゃないから、いとも簡単に誘惑に負けちゃう。

 

誘惑に負けちゃうのはダメなことじゃないよ。

 

人間はそういうもんだから。

 

 

 

だからこそ、ゲーム課金の問題は、

 

「仕組み」

 

をしっかりして防ぐ。

 

 

 

仕組みが甘いと、子どもが親の隙を見て、お金を勝手に使っちゃって、子どもを悪者に仕立て上げちゃいます。

 

もし、ゲーム課金について、ルールで子どもを縛ろうとすると、ルールがあるから、

 

「ルールを破る」

 

っていう概念が生まれる。

 

 

 

ルールを破れば、

 

「ルールを破った悪いやつ」

 

ってなる。

 

 

 

でも、そもそもルールを作らなかったら、悪者は生まれないんです。

 

だから、ゲーム課金には、ルールじゃなくて、仕組みをしっかり作って、それで子どもを悪者にする可能性を排除していく。

 

 

 

「仕組み」って言っても、

 

「子どものお小遣いの範囲で、アップルギフトカードを買って、課金する」

 

っていうぐらいで十分だと思う。

 

 

 

要は、

 

「親がお金を出さないようにする」

 

っていうことね。

 

 

 

んで、あとは、子どもにもある程度のお金を渡しておいて、それで課金をしてもらうようにする。

 

子どもに選択権を与える。

 

 

 

 

 

 

 

お金の話は、

 

「子どもがお金を上手く使えるかどうか」

 

よりも、

 

「子どもが『お金を使う』ということの理解を深めること」

 

の方が大事だと思っています。

 

 

 

もし、

 

「子どもはまだお金を上手く使えない」

 

と思って、少ないお金を渡していたら、子どもはお金を使う機会が少ないから、お金の使い方を学ぶ機会が無い。

 

 

 

あと、親がゲーム課金についての理解が無いと、子どもはゲームの課金について親に内緒で進めるようになる。

 

ゲームに課金したいけど、親に見つかったら、

 

「また無駄なものにお金を使って」

 

みたいに小言を言われちゃうわけだから、隠れたくもなるよね。

 

 

 

子どもの欲望が絡むことについては、

 

「親が理解を示して、子どもが親に欲しいものについて話ができるようにする」

 

ってのはけっこう大事だと思っている。

 

 

 

親が子どもの欲を理解して、共感的でいると、子どもの欲はある程度は収まりが付くと思う。

 

もちろん、例外はあるだろうけど、

 

「親が子どもの欲を理解していない(=無駄なものだと思っている)」

 

っていうのと、

 

「親が子どもの欲を理解している(=子どもにとって価値あるものだと理解している)」

 

っていうのとでは、子どもの振る舞いは全然違うと思う。

 

 

 

子どもは、自分の味方をしてくれると分かる相手を困らせたいとは思わんもんやで。

 

うっかりやらかしちゃうことはあるかもしれんけど、そこには悪意はない。

 

 

 

でも、親が無理解だったり、反対をしていると、子どもは

 

「親は分かってくれない」

 

「親は敵だ」

 

って思うようになって、復讐を企てることがある。

 

 

 

それが、

 

「親の財布からお金を盗む」

 

みたいな行為に繋がったりする。

 

 

 

だから、ゲーム課金についても、子どもが興味あるんだったら、親は積極的に理解をする方がいいと思うのね。

 

そう思って、この記事を書いてます。

 

 

 

 

 

 

 

で、ある子どもが言ってたんだけど、

 

「ゲームに課金をして、キャラクターの新しい衣装を手に入れるのは、お母さんが新しい服を買って、自分を着飾るのと同じだよ」

 

って言うわけさ。

 

 

 

着飾りたいのが、

 

「自分」

 

なのか、

 

「ゲーム内のキャラクター」

 

なのかの違いです。

 

 

 

親であれば、

 

「子どもに可愛い服を着せたい」

 

みたいに思ったりするやん?

 

 

 

子どもだって、お気に入りのキャラクターがいれば、

 

「この子にカッコいい服を着せたい」

 

って思ったりするもんよ。

 

 

 

ゲーム課金と、リアル課金の違いは、

 

「バーチャルかそうでないか」

 

「目に見えないか、目に見えるか」

 

の違いだけであって、やってることはほぼ変わらん。

 

 

 

「ガチャ」だって、リアル世界にもあるやん?

 

あのカプセルとか、カードとか出てくるやつ。

 

 

 

僕が子どもの頃は、「カードダス」って言って、10円入れると1枚カードが出てくるっていうのがあったんよね。

 

懐かしい。

 

今もカードダスってあるんかなぁ~。

 

 

 

親の価値観に合わないものがあったら、

 

「そんな無駄なものにお金を使って、もったいない」

 

とか思っちゃうんだけど、そんなんはどうだっていいんよ。

 

 

 

親が経験したことなくて、親が知らんだけなんやから。

 

それは、親の経験不足なだけやから、親が経験して知ってしまえばいい。

 

そしたら、子どもの気持ちは理解できる。

 

 

 

共感はできなくても、理解さえできれば、

 

「私には価値はよく分からんけど、あの子にとっては大事なものらしいわ」

 

みたいな感じで、容認できるやん?

 

 

 

ゲーム課金については、

 

「親が子どもが欲しいものの価値を理解できるかどうか」

 

よりも、

 

「子どもがお金を使い過ぎないように、お金についての仕組みをしっかりと組むこと」

 

の方が大事だと思う。

 

 

 

特に、ゲームにお金を使い過ぎて生活費を圧迫しちゃうといけないよね。

 

娯楽のためのお金は、余剰資金で行う方がいい。

 

 

 

だからこそ、ゲーム課金については、

 

「親がお金を出す」

 

っていうことはやめたい。

 

 

 

子どものゲーム課金については否定しないし、好きにしたらいいんやけども、

 

「生活費に浸蝕しちゃう」

 

「親のお金を盗む」

 

「親のカードを勝手に使う」

 

みたいなんは避けたい。

 

 

 

かといって、そういうことをやらかしちゃった子どもを悪者にしたくない。

 

親の仕組み作りが甘いと、それはすなわち、

 

「子どもを悪者にする余地を残している」

 

っていうこと。

 

 

 

子どもを悪者にするのなんて嫌やん?

 

 

 

だから、

 

子どもには多めにお小遣いをあげて、お金について豊かな気持ちを持ってもらいたいし、

 

親のカードで課金するんじゃなくて、子どものお小遣いでギフトカードを買ってもらって、それで課金をしたいし、

 

親の財布からお金を盗めないように、防御もしておきたい。

 

 

 

子どもの理性を信じて、親の財布を子どもの手の届くところに置いとくのは、財布からお金を盗られても許せる親だけ。

 

理性に委ねるよりも、仕組みをちゃんと整える。

 

 

 

 

 

 

 

子どもがゲームに課金をしたいのに、

 

「お小遣いも含めて一切の課金を認めない」

 

っていうのは、あんまりオススメしない。

 

 

 

それは「子どもが理性を持ってお金を使えるようになる」っていう課題を先送りにしてるだけ。

 

課題は先送りにすればするほど、乗り越えるのが大変になる。

 

 

 

夏休みの宿題もコツコツやったらいいのに、溜めて最終日に一気にやるのは大変よ(経験者は語る)。

 

だから、子どもがある程度お金を自由に扱えるようにして、それはゲーム課金も含める。

 

それによって、子どもの価値観を養っていく。

 

 

 

んで、親はゲームについて知らんねやったら、ゲーム課金の仕組みくらいは知っててもいいんじゃないかな。

 

そして、子どもが何にお金を使おうとしてるのか、それが何なのかを何となくでも知っておくといいかなと思うよ。

 

 

 

 

 

この記事が「なるほど」って思ったら、いいね!コメント、シェア、お願いします!

Facebook、Twitter、Instagram、メルマガ、何でシェアしてくれてもめっちゃ喜びます!

 

 

 

ここまで読んじゃった魚座の人は、メルマガを登録してね!

【メルマガ】子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション

 

 

ここまで読んじゃった左利きの人は、こっちを登録してね!

【公式LINE】出版応援団