子どものゲームを破壊する | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

スプラトゥーン2でいつも(勝手に)お世話になってるやんもさんがおもしろい動画をアップしてました。

 

 

 

 

スプラトゥーンしててガチギレして壊したものランキング

 

壁に開ける率が高い(笑)

 

コントローラーや、ゲームのモニターを壊してたり。

 

 

 

けっこう色んな投稿があったみたいで、みんな色々と壊してるんだなぁ、と思った(笑)

 

僕はゲームで悔しいことはあれど、今までモノを破壊したり、人を傷つけたことは無・・・あ、妹はしばいたことあるかもしれん(爆)


 

 

 

 

 

 

コントローラーとか、ゲーム用のモニターや、自分の机を壊すならいい。

 

でも、共用のモノである

 

家の一部(壁、床など)

 

家族共用のテレビ

 

などを壊されると、さすがにキレる(笑)

 

 

 

子どもがゲームしてて、それでガチギレして、家族も使うものを壊したのであれば、

 

僕も子どものゲームを破壊する

 

かもしれない。

 

 

 

子どもはゲームにガチギレしてモノを壊して、

 

僕は子どもにモノを壊されたことにキレてゲームを破壊する。

 

そして、それ以降は親のお金でゲームは買わんし、自分のお金でゲームを買っても、また家族共用のモノを壊すなら、そのゲームも破壊するかもしれん。

 

 

 

これはもうしゃーない。

 

 

 

怒ってる相手に言葉を伝えるのは難しいし、早く止めないと家中のモノが壊されていく。

 

子どもがゲームするのは自由にしたらいいけど、

 

ゲームしてたら何をしてもいい

 

っていうわけじゃない。

 

 

 

自分が責任を取れる範囲では自由にしたらいいけど、その範囲を超えたら、僕だってキレる。

 

教育のためとかじゃなくて、

 

「俺だってテレビ見たいのに、なんで壊すねん!」

 

っていう怒り。

 

 

 

その家ではやたらめったらモノが壊れていく(笑)

 

 

 

あ、うちの息子たちは僕が知る限り、ゲームに負けてキレたりしないし、モノを壊したこともない。

 

僕も子どもの頃にそんなことをしたことはない。

 

 

 

 

子どもが、

 

「自分の怒りに任せて、他人も使うものを破壊してもいい」

 

っていうなら、親だって、

 

「自分の怒りに任せて、子どものものを破壊してもいい」

 

ってなるはずよね。

 

 

 

家でゲームをしたいなら、モノを壊すなら自分のモノまでに留めておく必要がある。

 

「自分以外の人のモノを壊すと、ゲームが破壊される」

 

ってのは、ある種、抑止力になるんじゃないか、って思う。

 

 

 

ただ、この考え方は、教育目的や罰を与える目的でやるわけじゃない。

 

子どもが持っている、

 

「自分の怒りに任せて、他人も使うものを破壊してもいい」

 

っていうことを親もそのまま実行してるに過ぎない。

 

 

 

「え?だって、怒りを発散するためには、他人のモノを破壊してもいいんでしょ?君もやってるじゃん」

 

ってやってるだけ。

 

何かを偉そうに教えようってわけじゃない。

 

 

 

もし、

 

「子どもが家族共用のモノを破壊したら、親もゲーム機を破壊する」

 

って言うのをやるとしたら、手順は必要かな。

 

何の前触れもなくやるのは、理不尽さはあると思う。

 

 

 

まず、

 

「予告」

 

する。

 

 

 

「ゲームをやってて、キレて家の物を破壊したら、ゲーム機を破壊します」

 

って予告しておく。

 

 

 

その時に、

 

「キレて自分以外の人も使うモノを破壊するということは、あなた自身が、

 

『キレたら他の人のモノを破壊してもいい』

 

って思ってることだと思うから、私も、壊されたことに腹を立て、きっとあなたのゲーム機を破壊することになります」

 

って説明もする。

 

 

 

子どもも、

 

「ゲーム機を破壊されるのは嫌だけど、自分は家の物を壊してもいい」

 

とはならんと思うから、合意は取れると思う。

 

 

 

合意が取れたら、

 

「ゲームをやってて、キレて家の物を破壊したら、ゲーム機を破壊します」

 

ってのが

 

「ルール」

 

になる。

 

 

 

ルールは、双方合意の上でしか成り立ちません。

 

子どもの合意を取っていないルールは、親の理不尽でしかない。

 

 

 

そして、後日、子どもがゲームをしててキレて、壁に穴を開けたり、テレビを破壊したら、

 

"ちゃんと"

 

予告していた通りに、ゲーム機を破壊する。

 

 

 

予告なしにゲーム機を破壊すると、

 

「なんでやねん!」

 

ってなるけど、予告して、子どもが合意してるなら、

 

「しゃーないな」

 

ってなる。

 

 

 

悲しいし、傷つくかもしれんけど、約束やからね。

 

しゃーない。

 

 

 

ほんで、それ以上は責めない。

 

「壁に穴を開けるなんてあり得ない!何を考えてるんだ!」

 

とかやらない。

 

 

 

「約束だからね」

 

って言って、淡々とゲーム機を破壊する(笑)

 

 

 

子どもに苦痛を与えるためでもなく、子どもに教育をするためでもなく、

 

「子どもとした約束を守る」

 

っていうことと、

 

「子どもの持っている理屈を使って、筋を通す」

 

っていうことをしてる。

 

 

 

ゲーム機を破壊されたくなかったら、キレないか、キレても壊すのは自分のものだけに留めておくか。

 

それか、ゲーム機を破壊されて、今度もうゲームを買ってもらえないことを受け容れて、ゲーム機を破壊されることを受け容れるか(笑)

 

 

 

 

 

 

昔、バイオリニストの高嶋ちさ子さんの息子さんが家庭内のルールを守らなかった(宿題をしなかったんだっけ)ってことで、Nintendo 3DSを真っ二つに破壊したことがニュースになっていました。

 

あれはメディアに投稿しちゃったから炎上しちゃったんだけど、あらかじめ子どもたちと約束してたみたいやね。

 

 

 

んで、その約束を守らんかったから、約束通り、ゲーム機を破壊したんだとか。

 

もし、そうなんだとしたら、高嶋さんは、

 

「子どもとの約束を守った」

 

に過ぎないわけで。

 

 

 

みなさんご存知の通り、日本社会は契約社会でもあるので、契約書に書かれている通りに事が運んでいく。

 

子どもとの間でも、契約書は用意しないけど、双方納得の約束が取り付けられたら、後は淡々とそれを実行していく。

 

 

 

そうやって、子どもは「約束を守る」ってことを学習していくんじゃないかな、と思う。

 

 

 

 

 

 

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