子どもに勉強する理由を説明する効果的な方法 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

こんにちは!

 

佐伯です。

 

前回の記事は、たくさんの方にシェアしてもらいました。

 

ありがとうございます。

 

まだの方はぜひ読んでみてくださいね↓↓↓


僕が

 

「学校の授業の遅れとか、どうでもいい」

 

って言う理由は、1つだけ。

 

 

 

「子どもを置き去りにした教育は、教育としての効果が出ない」

 

って思っているから。

 

 

 

現代の学校教育や、家庭教育の(僕が思う)最大の問題点は、

 

「子どもが勉強を嫌いになってしまう」

 

っていうこと。

 

 

 

勉強するのは、めちゃくちゃ楽しいことなのに・・・!!

 

です。

 

 

 

なんで、子どもが勉強嫌いになってしまうのかと言えば、

 

「子どもが関心持っていないことに関心を持てと言われる」

 

「子どもがやりたくないことをやれと言われる」

 

「子どもがやりたいことをやるなと言われる」

 

からです。

 

 

 

子どもは、元々は

 

「勉強が嫌い」

 

なのではなくて、

 

「強制されることが嫌い」

 

なだけです。

 

 

 

自分が尊重されていない気がして、親や先生の配下にされそうな気がして、そこに反発する。

 

だから、

 

「宿題をやりなさい!」

 

って言われたら、よく訓練されてすでに従順になってしまった子ども以外は、反発します。

 

 

 

「勉強をやらなければならない」

 

っていう文化を持っている学校や家庭で、子どもが勉強をすればするほど、子どもは勉強嫌いになっていきます。

 

 

 

逆に、

 

「勉強はしてもしなくてもいい」

 

っていう環境であった方が、子どもが自分から勉強をするようになる確率は高い。

 

 

 

なんでかっていえば、

 

「理解できることや、知ること、できるようになることは、本来楽しいことだから」

 

「勉強することを強要されていないから」

 

です。

 

 

 

『親のためのコミュニケーション講座 BASE』

 

っていう講座の5期を今進めているんですけど、そこに参加してくれている方たちの子どもの様子を聞いていると、まさにそんな感じです。

 

 

 

子どもが興味を持つのは、学校で教わることだけじゃない。

 

「むしろ、学校に行かない方が主体的に何かを学び始めているな」

 

とすら思うことがあります。

 

 

 

 

 

子どもが勉強を嫌いになる最大の要因は、

 

「勉強を強要されること」

 

だと思うのですが、それに加えて、

 

「それを学んで何になるのかを示されていない」

 

っていうこともあります。

 

 

 

その筆頭株は、

 

「数学」

 

かなぁ、と思います。

 

 

 

他にも、古典、英語、音楽、美術などなど、子どもからしたら、

 

「興味ないんだけど」

 

「学んで何になるのか分からない」

 

っていうものばかり。

 

 

 

勘違いしないでもらいたいのが、

 

「数学や、古典、音楽などが、意味が無い」

 

って言いたいんじゃないです。

 

 

 

親や先生に、

 

「なんで数学学ぶの?」

 

って聞いても、なんか釈然としない答えしか返ってこない、っていうことを言っています。

 

 

 

子どもが、

 

「なぜ、それを学ぶのか」

 

っていうことを

 

「親や、先生が学ぶことを薦めてくる割に、ちゃんと教えてくれない」

 

っていうことです。

 

 

 

親や、先生が子どもに薦めないのであれば、

 

「なぜ、それを学ぶのか」

 

を説明する理由はありません。

 

 

 

でも、親や、先生が

 

「勉強をしようね」

 

って言うんなら、少なくとも子どもに対して、

 

「なぜ、それを勉強するのか」

 

は説明しないといけません。

 

 

 

いや、説明しなくてもいいんですけど、説明しないなら、子どもは納得しないので、勉強をしません。

 

無意味なことはしたくないし、無意味なことをするくらいなら、ゲームしたり、Youtubeを見たりしている方がずっと楽しい。

 

 

 

親や、先生が、

 

「なぜ、それを勉強するのか」

 

を説明できない理由は、1つしかありません。

 

 

 

「自分たちも、なぜ、それを勉強するのかを分からず、考えずに勉強してきたから」

 

です。

 

自分の中に確固たる理由が無いんだから、説明できるわけがないですよね。

 

 

 

逆にあるんなら、子どもには説明できます。

 

ただ、親や先生の価値観と、子どもの価値観は違うので、ちゃんと説明できても、

 

「ふーん、お母さんは、それが好きなんだね」

 

って言われて終わることもあります(爆)

 

 

 

それはそれでしゃーない。

 

子どもは、自分の関心があることから学ぶことが大事だと思いますから。

 

 

 

例えば、数学を学ぶ理由は、コロナの流行りを理解するのに役立ちます。

 

疫病の流行りには、「実効再生産数」(Rt)という指標が重要です。

 

これは、

 

「1人の感染者が、何人に感染させるか」

 

という数を表しています。

 

 

実効再生産数 Rtが2なら、1人の感染者から、2人の感染者を生むので、感染者数はどんどん増えていきます。

 

Rtが1なら、感染者数は横ばいで、1未満になると感染者数はどんどん減っていきます。

 

 

 

日本全国の実効再生産数は、4月10日の時点で0.7になっていて、そこからさらに概ね減少していっています。

 

しかも、感染者数のピークは3月27日でした。

 

3月27日をピークにして、そこからは右肩下がり。

 

 

 

グラフを見ると、

 

「緊急事態宣言を出す前から、実は、コロナは収束に向かっていた」

 

っていうことが分かります。

 

これは日本やアジアだけの話で、欧米はまた別の話。

 

あくまでも、日本ではそうだ、っていうだけね。

 

 

 

まぁ、データを見ながら実態がつかめてくるのは、後の方だったので緊急事態宣言を出した当初はまだ分からないことが多かったのよね。

 

でも、データを見る限り、ゴールデンウィーク明けの緊急事態宣言の延長や、外出自粛要請の継続は、完全に要らんかったやつやん、っていうことが分かる。

 

 

 

じゃあ、なんで「8割の外出自粛をしないと、死者が42万人になる!」みたいな話になっていたのかと言えば、

 

「実効再生産数をずっと2.5のまんま計算していたから」

 

でした。

 

実効再生産数は、とっくに1を下回っていたのに、なんなら東京の5月6日時点での実効再生産数は0.19だったのに、なんでか知らんけど、延長しちゃったんですよね。

 

感染者が5人いて、やっと感染者が1人増えるような状況だったのに。

 

 

 

これは厳密には数学じゃないかもしれんけども、

 

「数字とグラフからこれから先どうなるのかを予測する」

 

っていう考え方に数学の考え方も入っているので、数学に絡めた話もできます。

 

 

 

で、こういう話は、ネット上に山ほど転がっているので、あとはもう

 

「調べて、自分で考えたかどうか」

 

になります。

 

 

 

もちろん、僕が言っている話が正しいかどうかは知りません。

 

ですが、日々更新される感染者数などのデータから読み取れる理屈としては、それほどズレているとも思いません。

 

 

 

テレビのニュースではこういうことを話さないので、調べてみるとけっこうおもしろいです。

 

あとは、感染率とか、致死率とか、抗体検査の陽性率とかの話も、

 

「え、コロナって実は全然怖くない病気だった(日本ではね)」

 

っていうこともよく分かります。

 

 

 

WHOが「インフォデミック」っていう言葉を作ったように、日本中の多くの人がテレビのニュースや、SNSの情報によって過度に踊らされてしまっているのかもしれませんね。

 

どれだけ偉い人が言っていても、データが出ている以上、そこから考えていくと、実態は何となく見えてきます。

 

 

 

数学的な考え方(ここではデータや、数字から理論を作り上げること)をしていたら、不用意にコロナに恐怖する理由もなかったんじゃないかなぁ、って思います。

 

このブログは、疫学や、感染症のブログではないので、ここまでの話はあくまでも素人目線の考え方ね。

 

なので、ツッコミはご遠慮願うし、採用するかどうかは、読んでいる人の自由です。

 

 

 

 

 

 

 

僕が言いたかったのは、子どもに

 

「数学なんて何の役に立つのさ?」

 

って言われた時に、

 

「親や先生が子どもにちゃんと説明できるの?」

 

「親や先生が子どもにちゃんと説明できないのに、無目的な状態で勉強させようとしていない?」

 

「親や先生が子どもに勉強してほしいこと、日常生活で勉強したからこその効果を実感している?」

 

っていうことです。

 

 

 

学習の遅れとか、学校の勉強や、学校の宿題とかを気にするのは自由やけども、子どもは説得力なかったら動かないし、親や先生が日常生活で効果を実感していないものを子どもに薦めても効果は無いよねぇ。。。

 

 

 

ちなみに、僕、最近、ピアノを習っているんですけど、家の中でピアノを弾くんですね。

 

そしたら、別に薦めたわけでもないのに、息子くん二人とも、音楽に興じています。

 

息子兄は大学で軽音サークルなので、今はベースを弾いていますが、息子弟は学生じゃありませんが、自分からピアノ弾いています。

 

 

 

「勉強しなさい!」

 

なんて言わなくても、親が楽しく学んで、その効果を日常生活の中で実感していたら、あとは、そこに子どもの興味が乗っかれば、子どもは勝手にやり始める。

 

 

 

親や先生が、子どもに勉強させるように促したり、強制したりする必要は全くありません。

 

そんなことしても、子どもが勉強嫌いになって、逆効果なだけです。

 

それよりも、

 

「自分は、勉強を楽しんでやってるっけ?」

 

「自分は、勉強をしてその効果を日々実感しているっけ?」

(受験に必要だった、とかじゃなく、得た知識をちゃんと日常生活に活かしているか、です)

 

っていうことが大事です。

 

 

 

その辺りのことも詳しい話は、6月1日から一般公開し始める『BASEメルマガ』で毎日のように詳しく説明しています。

 

ブログには書けない話、BASEの考え方に共感している人(=このブログを読んで、反発しない人)に向けて書いているので、有料にはなる(月1000円)のですが、6月1日から案内し始めます。

 

準備にもう少し時間かかるので、お待ちいただければと思います。

 

 

 

 

 

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