こんにちは!
佐伯です。
結婚する時に、意識してたことがあって、それは
「子どもたちがいなくても楽しくいられる関係を築けるかどうか」
です。
以前、Facebookに結婚記念日の記事を書いてた人がいたの。
たしか、結婚して20年くらい経ってた人でした。
その人は女性で、旦那さんにこんな質問をしてたんです。
「どうして、私と結婚しようと思ったの?」
って。
それで返ってきた答えが、
「老後も楽しく過ごせそうだから」
でした。
めっちゃ素敵や~ん!って思って、今でも覚えてる。
でも、誰の投稿かは覚えてない(爆)
「子はかすがい」
なんて言うんやけど、
「子どもがいてくれないと正常に保てない関係」
って、もはや正常じゃないよね、って思う。
家族の基本は、夫婦であり、そこに子どもが乗っかってる感じ。
男女が出会って交わらなければ、子どもはできんかったわけやんか。
男女が先にあって、子どもが後にできてるはず。
であれば、
「子ども中心の家族」
よりも、
「夫婦(両親)中心の家族」
である方が自然やと思うのよ。
「子どものために我慢する親」
とか、
「子どもがいないと成立しない仮面夫婦」
とか、何のために一緒にいて、これからどうしていきたいのか??って話になると思う。
たった一度の人生を、一緒にいても楽しくない相手と一緒にいて、それを
「子どものために」
なんて我慢するのはまっぴらごめん。
他の人はどうか知らんけど、少なくとも僕はそう思ったんです。
だから、結婚するなら、老後も一緒に楽しく過ごせる相手がいいと思った。
ほんで、結婚は「1人と1人の関係」じゃなくて、「家族と家族の関係」やとも思ったから、
「相手の家族がどんな人か」
っていうのもめちゃくちゃ真剣に考えた。
「結婚する相手さえ良ければいい」
じゃなくて、
「結婚する相手の家族も大事」
って考えた。
「なつぞら」で一久さんが
「家族であるというのは、本当の家族かどうかではなく、家族でいたいと望む意志があるかどうかなんだ」
って言ってたけど、
「一緒にいたいと思える家族かどうか」
ってのも大事なんやな、って思う。
おかげさまで、妻のご両親とも、お兄さんや、お兄さん一家とも仲良くさせてもらってる。
ほんとにありがたいし、素敵な家族とのご縁をいただけたな、って思う。
子どもをかすがいにしなくても、夫婦二人だけでも楽しくやっていける関係が良いなぁ、って思うんです。
親子関係の前に、夫婦関係がある。
夫婦関係が良いと、親子関係に意識を向けられる。
夫婦関係が良くないと、そのストレスは子どもに向けられる。
だから、
「親子関係の問題は、突き詰めれば夫婦関係の問題に行き着く」
って思ってる。
子どもにキレたり、否定したりするのも、そのストレスはパートナーに話せると子どもに被害を与える前に済むやんか。
自分がパートナーに壁を作って本心を話さないこともあるだろうし、パートナーが話を聞かん人で本心を話せないこともある。
結局、その話せんかったモヤモヤ、ザワザワは子どもに怒りや嫌味、愚痴となって伝わっていく。
「離婚すると子どもに悪影響が出るんじゃないか」
って心配する人がおるんやけど、
「一緒にいたくもない人と一緒にいる時の不穏な空気」
も子どもへの影響としてはあんまり良くない。
夫婦関係は修復できる場合もあれば、離婚するのもあり。
「離婚したから、子どもの性格が捻じ曲がる」
なんてことは無い(それが原因になることはない)し、逆に、
「結婚してるから、子どものことは何の問題もない」
なんてことも無い。
『親が自己受容できていること』
が重要なのであって、
「夫婦そろっているか否か」
が重要なんじゃない。
子どもを言い訳にして一緒にいる関係なら、
「一緒にいても、子どもに良い影響があるとは限らない」
んやと思うのよね。
子どもとのことの前に、パートナーシップ。
子どもをかすがいにしなくても、上手くやっていける関係がいいよね。
ちなみに、「かすがい」って何のことか知ってる?
漢字で書くと
で、
これのことです。
この金具のことを「かすがい」って言うそうです。
ちなみに2、「豆腐にかすがい」なんていう言葉もあるそうで。
「暖簾に腕押し」
「糠に釘」
みたいな意味ですね。