子育てや教育で重視することは、勉強の促進でも、娯楽の制限でもない | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

勉強をしていたら、子どもは賢くなるのか。

 

僕は、NOだと思っています。

 

 

 

じゃあ、ゲームをしていたら、子どもは賢くなるのか。

 

僕は、これもNOだと思っています。

 

 

 

それでは、ゲーム以外の遊びをしていたら、子どもは賢くなるのか。

 

僕は、これにもNOです。

 

 

 

賢いことが全てではありませんが、「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」なんてメルマガを書いているくらいなので、子どもの賢さには興味津々です。

 

ここで言っている『賢さ』とは、学力のことだけじゃなくて、生きる力みたいなものです。

 

 

 

 

 

アドラー心理学では、

 

1.自立

 

2.協力

 

っていう2つを身に付けることを目指します。

 

 

 

『自立』とは、自分のことは自分で選択をする意志のこと。

 

そこには、『自分軸』と、『どんな環境でも生きていく力』があります。

 

この2つが勉強や、遊びで身に付くか、っていうとそうとも限らないかなぁ、って思います。

 

 

 

『協力』には、相手への『尊敬』と、『社会性』があります。

 

社会性とは、自分の伝えたいことを"相手を傷つけずに"伝えるコミュニケーション能力の高さのことです。

 

 

 

こう考えると、勉強だけでも、遊びだけでも、ゲームだけでも、足りません。

 

学校の勉強だけなんて、ほとんど役に立ちません。

 

 

 

でも、勉強も、遊びも、ゲームも、活かすも殺すも、子ども次第ですし、親の関わり方次第なんです。

 

子どもが「実生活に活かそう!」と思えば、そこで学んだあらゆることが日常生活の中で活かすことができます。

 

大切なのは、子どもの世界をしっかりと現実世界に結び付けてあげることだと思うんです。

 

 

 

子どもの世界と、現実世界を結びつけるために、

 

1.自分軸

 

2.どこでも生きていける力

 

3.尊敬

 

4.社会性

 

の4つが大切なんじゃないか、って思っています。

 

 

 

どういうことか、詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

 

【1.自分軸】

 

自分は何をして、何をしないのかを自分の意志で決められます。

 

そこには自由が存在しますが、同時に責任も伴います。

 

日本では、責任の方が重視されて、なかなか自由が発揮されにくいという印象を持っていますが、責任の取れる範囲が広がるにつれて、自由の範囲も広がってきます。

 

そのための学びだし、トレーニングです。

 

 

 

 

【2.どこでも生きていける力】

 

学歴偏重の考え方をすると、学校へ行くことや、学校の勉強をすることを第一義的に考えます。

 

それらを疎かにするなら、遊びは制限される、っていうような考え方があります。

 

 

 

学歴があるけれど、勉強もできるけれども、コミュニケーションが取れずに社会にも馴染めない、自分の意志で決断できない、みたいに育っていくと、今の社会で生きていくのはしんどいかもしれません。

 

大手企業でさえ事業縮小や、倒産してしまったり、時代の変化も速くなっているからこそ、柔軟に、自由に、考え、動いていくしなやかさが大切ではないか、って思います。

 

 

 

もちろん、どこでも生きていけて、学歴もあるのに越したことはないです。

 

 

 

 

 

【3.尊敬】

 

相手を尊敬するということは、横の関係で関わるということです。

 

上から目線は相手を大切にしていないことがイメージしやすいと思いますが、逆に、下手に出るのも相手への尊敬の念はありません。

 

 

 

例えば、相手が困ったらすぐに手を差し伸べると、「この人は自分の力では解決できない人だ」と見なしているのと同じ態度で関わることになります。

 

それが結局、勇気くじきをしてしまう。

 

お互いに、勇気付けをし合う関係でいたいんです。

 

 

 

 

 

【4.社会性】

 

これは伝える力です。

 

相手の立場に立ち、そこに関わる様々な人の立場にも立ち、適切な関わり方で、自分の想いを伝えていきます。

 

 

 

主張せずに我慢する伝え方でもなく、主張して相手を責める伝え方でもない。

 

また、遠回しに嫌味っぽい伝え方もしない。

 

 

 

相手の立場に立ち、自分の主張もする伝え方をしたい。

 

 

 

 

 

 

 

子どもにこの4つの力を身に付けてもらうために、一言で言えば、親子関係の中に『コーチング』的なコミュニケーションを導入したいんです。

 

「子どもが自分から勉強を始める」っていうのも、一つの通過点に過ぎません。

 

もっともっと大きな視野で、親も、子ども自身も、子どもの人生を捉えてほしい。

 

 

 

視野を広く持てば、子どものやっているあらゆる行動、関心と、社会との繋がりは見出せるはず。

 

その繋がりが適切なら強化していくし、不適切ならコミュニケーションを取りながら修正していきます。

 

 

 

修正は誰がするか?

 

子ども本人です。

 

 

 

だから、子どもがゲームばっかりして、一切勉強をしない時も、親がその行動を修正したりはしません。

 

その代わり、子どもとコミュニケーションを取りたいし、どんな些細なことも伝え合えたいんです。

 

 

 

今、何を感じていて、何を考えていて、どういう目的で、それをしているのか。

 

そして、それがどうなっていると認識しているのか。

 

そんなことを子どもとの交流の中で、一緒に考えていく。

 

 

 

親子の間で交わされる定期的なコミュニケーションをコーチング的なものにしていけば、子どもは親とコミュニケーションを取れば取るほど、より主体的かつ、他者とは協力的に生きていくことを学べるはず。

 

そのためには、もちろん、親自身がコーチング的なコミュニケーションを身に付けている必要があります。

 

 

 

そのためのメルマガだし、コーチングだし、BASEです。

 

僕のやっていることは、全てそこに集約されます。

 

 

 

もちろん、まだまだ完ぺきではないので、僕も試行錯誤しながらです。

 

ただ、おかげさまで、メルマガでたくさんお返事をいただいたり、コーチングでフィードバックをいただいたり、BASEでは活発に議論をしてくれていて、色んな視点で考えることができています。

 

これはほんとにありがたい。

 

 

 

 

 

勉強も、ゲームも、ゲーム以外の遊びも、子どもの人生を彩る一つの要素でしかない。

 

子どもの勉強を応援するよりも、子どもの人生を応援したいじゃないですか。

 

 

 

そのために、親がコーチング的なコミュニケーションを取れるようになるといいなぁ、って思っています。

 

コーチング的なコミュニケーションと書いているのは、

 

「親の意向に子どもを沿わせる」コミュニケーション

 

 

「子どもの主体性を尊重する」コミュニケーション

 

への意向のことを言っています。

 

 

 

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