僕らが感じている世界や、感情は全て影絵かもしれない | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

昨日、とある高校生に教えてもらったプラトンの『洞窟の比喩』って話。

 

 

 

ある囚人が洞窟の牢に閉じ込められていた。

 

牢は、外に出られないように、堆く壁が築かれていて、外の様子は直接見ることはできない。

 

牢の外では火がたかれていて、火の光が洞窟の中を照らして、何かが火の前を通れば、牢の中の土壁に影が映る。

 

囚人は、壁があるせいで外の様子を直接見ることはできず、牢の中の壁に移った影でしか外の様子を見ることができない。

 

我々もこれと同じように、その実体そのものを見ることができず、実体の影しか見えない。

 

 

 

これが『洞窟の比喩』っていう話。

 

結局、僕らが見ているものは全て影なんだよ、って話ね。

 

 

 

この話はアドラー心理学の『認知論』にも繋がってくるし、量子物理学の『観測者問題』にも繋がってくる。

 

量子物理学講座で二重スリットの実験の話をする時によく話しているんですが、量子の世界では僕らが観測を始めると、まるで逃げたようにその現象が無くなってしまう、という実験があるんですね。

 

もっと分かりやすい例で言えば、親が見ている時だけ勉強している子ども、ですね。

 

親が見ている時は勉強しているけれど、親が目を離している隙にゲームを始める。

 

「ゲームをしてたな!」

 

って言うと、

 

「い、いや、してないよ!ほら、ちゃんと教科書開いているじゃん!」

 

っていうやつです(笑)

 

 

 

親が、子どもがゲームをしている姿を見ようとすると、子どもはゲームをやめてしまう。

 

つまり、親が見ている子どもの姿は、あくまでも一側面でしかないわけ。

 

その一面だけを見て、訳知り顔で子どものことを見たくないんですね。

 

 

 

僕らは、五感を使って情報収集をして、脳を使って世界を感知している限り、この世界の実体を掴むことはできません。

 

『観測者問題』がわざわざ『問題』と言われているのは、それが未解決だからです。

 

解決していれば、『法則』とか、『定理』とかっていう言葉に変わりますからね。

 

 

 

だから、

 

・この世界には実体があって、僕らはその影絵を見ている

 

のか、

 

・この世界には実体はなく、僕らの脳、五感が世界を作り出している

 

のか、そのどちらであるのかは分かりません。

 

元々あるのか、元々なくて作っているのか。

 

第三の選択肢もあるかもしれません。

 

 

 

影絵だとしたら、何か見落としている部分や、見間違えている部分がある可能性があるんですね。

 

ということは、今見えていることに、怒りや、悲しみ、喜び、色々な感情を感じているのは、もしかしたら、見当違いなところに感情を感じているのかもしれません。

 

本当は、めっちゃ自分のためになることなのに怒っていたり、本当は、身にすごい危険が迫っているのに喜んでいたり。

 

 

 

本当のことが分かった時に、

 

「世界の理は、こっちだったー!」

 

って真実を知る。

 

 

 

で、知った真実も、実は真実ではなかったりする。

 

僕らの気付きには、その気付きを包含するようなさらに大きな世界が存在している。

 

僕らが日本に住んでいることに気付いたら、実は、海外があることを知って。

 

海外があることを知ったら、実は、地球があることを知って。

 

地球があることを知ったら、実は、太陽とか火星とか他の星があることを知って。

 

他の星があることを知ったら、実は、宇宙っていう広大な空間が存在することを知って。

 

宇宙を知ったら、その外側や、子宇宙の存在や、パラレルワールドの存在を考えたりして。

 

 

 

真実だと思っていても、それはいずれ覆されてしまうかもしれない。

 

17世紀に確立した『ニュートン力学』も、20世紀の『量子物理学』によって覆されました。

 

正確には、ニュートン力学が通用しない世界があることが発見されました。

 

 

 

「部屋の片づけができない」

 

と思っていたら、実は彼氏が欲しいだったりするし、

 

「うちの子は遊んでばかりで、全然勉強しないんです」

 

と思っていたら、実は親自身が小さい頃に遊ばせてもらっていないことの悲しみの投影だったり。

 

 

 

僕らは影絵の反対側にある真実(イデア)を直接見ることができません。

 

でも、真実はそこにある。

 

だから、考えるしかない。

 

人間の思考力でたどりつけるのかは分かりませんが、体験して、学んで、考えて、また体験する。

 

これを繰り返して、少しずつこの世界の理を知って、より生きやすい方法を学んでいくしかないんだなぁ、って思います。

 

 

 

こうやって、世界の仕組みがどうなっているのか、っていう学問が『引き寄せの法則』なのかもしれません。

 

 

 

★ イベント情報 ★

◆大阪◆

 

①2017年1月18日(水)10:30~12:30@梅田

「幼児期からできる自立のための関わり方 〜イヤイヤ期を気持ちよく乗り切る〜」

 

②2017年1月18日(水)13:30~15:30@梅田

「量子物理学で考える引き寄せの法則 第二弾 ~ゴール設定編~」

 

③2017年1月19日(木)10:30~12:30@梅田

「量子物理学で考える引き寄せの法則 第三弾 ~波動編 ~」

 

②2017年1月18日(水)13:30~15:30@梅田

小学生の間はしっかり『遊びの解放』 〜子どもを勉強好きにするために〜」

 

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○2017年3月11日(日)13:00~15:00@門真(門真市後援)

「子どもはみんな天才だ!」

第一部:佐伯和也 基調講演「子どもの可能性を広げよう」

第二部:パネルディスカッション「子どもの生きる力」

パネラー

  ・佐伯和也(プロコーチ)

  ・川村早余子(門真市立第7中学校PTA会長)

  ・実島直美(生涯学習センター長)

ファシリテーター

  ・なかたかおり(門真出身のソロアーティスト)

サポート

  ・門真市教育委員会教育センター代表

 

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◆北海道◆

 

○2017年2月4日(土)10:30~12:30(開場10:00)@十勝プラザ

「子どもを信じるために、親ができる最も大切なひとつのこと」

 

申込はこちら

 

○2017年2月4日(土)14:00~16:00(開場13:30)@十勝プラザ

「量子物理学講座 ~引き寄せの法則とは~」

 

申込はこちら

 

 

 

 

 

◆仙台◆

 

○2017年2月18日(土)10:30~12:30@PARM-CITY131

「子どもが自分から勉強するコミュニケーション 〜子どもの将来に一抹の不安を覚える方へ〜」

 

○2017年2月18日(土)17:00~19:00@PARM-CITY131

「量子物理学的引き寄せ講座 ~波動編~」

 

申込はこちら(両講座共通)