この日は日本中が悲しい気持ちだった。
とっても有名な御夫婦の奥さまが
亡くなられた。
そのニュースが朝から晩まで流れ続け
祈りの気持ちに包まれた。
それと同時に
生きる!ということを問われている気がした。
今日、大切な仲間と神戸に行けることが、
大好きなスカパラに会えることが、
家族が「いってらっしゃい」と
送り出してくれたことが、
どんなに尊い奇跡なんだろう。
ありがとうの気持ちと
目一杯たのしもうという決意…。
さて、大阪で新幹線をおりて、乗り換え。
何も考えずホームに来た電車に乗ったら
甲子園まで行かない電車だった。
乗り換えのアナウンス、
「○番線に止まっている電車を通り抜け
○番ホームに止まっている電車に
お乗り下さい」
えっ!!
電車通り抜けて隣のホームに??
ドキドキしてくる。
でも、駅に着くと乗り換えの人は
普通に電車を通り抜けている。
ドキドキしながら電車通り抜け
無事に乗り換え完了。
そして甲子園球場に到着。

間もなく試合開始。
二軍の試合は、バックネット裏から
一塁側の普段ならお値段高めの席が
解放されている。
藤浪くんとバッターがしっかり見える
ポジションを確保して、
はい!乾杯
。

目標の一つをクリア。
曇り空とはいえ、蒸し暑い。
まぁ名古屋の蒸し蒸しとは
比べ物にならないけど。
私の席は5階席がちょうど屋根になり、
かなり涼しい。更に風が気持ち良い。
この風が多分、曲者で魔物なのかも。

藤浪くんはすっごく遠いマウンドに
立っていてもデカイ。
体の大きさもあるけど、
一流選手のオーラなんだろうね。
とにかくデカイ。
投げる球がミットに入る音もデカイ。
この5年で培ったものの大きさがうかがえる。
ボールもめっちゃ速い。
ほとんどが145㎞以上。
150㎞を超えることもある。
でも、速い球、ストライク入らない。
ボールが続くから、球数が増えていく。
決め球が決まらないからダレていく。
アウトをとれるのは遅めの球が多い。
点は取られないけど締まらない。
速球で、バシバシ三振とる藤浪くんが、
苦労してアウトをとっている。
試してるのかな。ならば良いけど、
多分違うよな。
自分のイメージと、自分の実際が
ズレちゃってるんだろうな。
ずっと同じやり方をしていたら、
「その時」にいつか合わなくなる。
周りも変わっていくし、
自分も変わっていくから。
周りにも今の自分にも合わないのに、
やり方だけずっと変えなかったら
ズレは大きくなる一方で。
5年で変わってきた藤浪くんは
きっとその事に気づいている。
ドンドン投げ込まれる145㎞超えの
ボール球に気持ちが見えた。
若いなぁ。いいなぁ。
たくさん、たくさん、葛藤しな。
たくさん、たくさん、模索しな。
きっとそうやってもがく中で、
藤浪くんの緩急が見つかるよ。
もう少し二軍で調整かな。
と、ダレた試合とビールと浜風で
半寝しながらエールを送ったのでした。

一応、甲子園名物の黄色い風船も見て、
次の目的地へ。