「mother」1話 | 苦しまぎれに恋をしよう

苦しまぎれに恋をしよう

誰も知らないあたしの話。

ドラマ「mother」を見ました。

酒井若菜ちゃんが出ると聞いてたので
それも見ようと思ったキッカケのひとつなのですが、
きっと出ていなくても見た、と思うから
そんなドラマに彼女が出るというのは、嬉しいです。
このドラマを見た後はなんだかいつも見たいにチャカイと書くのは憚られるので
若菜ちゃんと書いてみました。

まるで映画を見ているみたいでしたね。
無駄な音がなくて、ドラマにしては静かすぎるくらいでしたが
あたしこういう邦画好きなので、すごく好きです。
若菜ちゃんのブログに以前書かれてましたが
特殊なカメラを使って撮影されているそうで。とてもきれいな映像でした。
映像だけじゃなくて、それぞれの役柄もそうですし、
丁寧に作られてる感じがしてドラマの世界に引き込まれました。
こういうドラマがテレビで放送されるのは、
すごく大きな意味があるなぁ、と思うんですよね。
もっと勢いで押し通してしまうことも出来るし、
無難な話を選ぶことも出来そうな中で
難しい話を真っ向から描こうとしてるのが窺えてすごく興味がわきました。

1話から泣いちゃいました。
本当にどこかで、こんな虐待が起こってしまっているのでしょうか。
きっと起こってるんだろう と思うけれど・・・
想像するだけでも胸が痛くて、仕方ないです。

放送された1話は、
仕方なく教師をすることになった奈緒(松雪さん)が
生徒である怜南ちゃんと出会い、
母親とその恋人から虐待を受けていることを知り、
彼女を誘拐するところまでが描かれました。

怜南ちゃんが健気で可愛い。
痛々しいんだけど、やっぱり可愛い。
切ないんだけど、可愛かった。

全部、逆なのかもしれないけど。

可愛いけど、痛々しい?
可愛いけど、切ないの?

なんだか言い方ひとつで悲しさが増す気がして。
最後が可愛いで終わった方が、救われる気がするから。
可愛いって言ってあげたい な。

主演の松雪さんはやっぱり綺麗過ぎるくらい綺麗なんだけど
ドラマを見ていくと、切なさが勝って全然気にならなくなります。
いい意味で、美人だということが頭から抜けます。
だから余計に、綺麗・・・と思う瞬間があるとすごく印象に残るのかもしれません。

海辺で松雪さんが「お母さんって言える?」って聞いたシーンもそうだけど
最後の、駅のホームで怜南ちゃんが「おかあさん!」って叫んで
手を取って電車に乗るシーン、かなり涙線が緩みました。
電車の中、お弁当の上でふたりが手を重ねるシーンも印象的でした。
怜南ちゃんの表情やも行動も、セリフも印象に残ったところが多すぎて
どこがいいと言えないんですけど。どこを切り取ってみても
切なくて、可愛くて、痛々しくて、悲しくて、でも可愛かった。

これから毎週見よう。
苦しくなると思うけど、見届けたい。

うん。可愛かった なぁ。