前回の続きなんですが、う~ん、いろいろ問題がありまして、この先書けるのかと思うと、だんだん逃げ腰になってきてしまいまして~。前回の話は難しいことは書かずに済んだので勢いで書けたのですが、ここからはそうはいかないんですよね。

 

じ、実はこの話を書きたいと思った時に、私が足しげく通ったブロガーさんのところに超久しぶりにお邪魔したところ、なんと!ブログ記事のほとんどが理解できなかったという事態が。通っていた頃は多分全部ではなくとも3分の2くらいはわかっていたと思うんですけど、いやほんと、当時から難しくてですね、後々紹介することにはなると思うのですが、この方は理研の報告書のこうこう、こういうところが矛盾している、という事を論理的に、具体的に、日付や場所、誰がどうしたなどそういうことを事細かに検証するような凄い人なんです。だもので、専門用語みたいなものも多くてですね、理解するのにほんと、苦労した私。なのに勉強した事ほとんど忘れたとは!

 

でもこの間、もう少し優しく教えてくれるブロガーさん(ここにも通っていた)のところに行ったら少しづつ思いだした様な気がして~。気を取り直して、何とかいってみたいと思います。

各ブロガーさんの紹介はその都度行うことにして、とりあえず紹介して丸投げ~というわけにはいきませんよね、トホホ。

 

まずはSTAP細胞とはなんぞや?というところから。

理系で、生物を学んだ方とか即理解できちゃうのかもしれませんが、兎に角私の場合はここからでした。

で、運よく超わかりやすく解説してくださる方がいたのです。それがこちらです。この方は小保方さんは「ねつ造した」派のようですから、そこは悲しいですが、とにかくわかりやすいのです。あ、読んでいただけました?

5分~10分で読めますし理解もできます。凄い才能です、ってお前が解説しろよって話ですよね。

是非、紹介記事を読んでいただきたいですが、ちょっと頑張ってみます。間違いは目をつぶるか(!)、指摘してください。以下です↓

 

 

 

 

精子と卵子が合体して人となりうる受精卵が作られますが、このたった一つの受精卵は分裂して、様々な細胞に分化(枝分かれ)し一人の人間(もしくは一匹の動物)ができます(双子や三つ子なら数人、または数匹)。

この受精卵の何が凄いかと言うと、体を作るあらゆる細胞に分化し、このたった一つから個体を作り出すのです。これを「全能性」と呼びます。

このたった一個の細胞から個体を作る全能性という能力に対し、個体は作れずとも組織のあらゆる細胞に分化できる能力を「多能性」と呼びます。

 

受精卵が分裂を繰り返し、胚と呼ばれる初期の段階の個体を作る初期の頃の細胞は、様々な種類の体細胞に分化する能力を備えています。こうした別の種類の細胞に分化することができる細胞を「幹細胞」と呼びます。

先に説明した「多能性」を備えた幹細胞が「万能細胞」と呼ばれています。

しかし受精卵のような細胞は分化していくと他の細胞に変化する能力を失います。ある臓器の一部の細胞になったら、その細胞にしか分裂しません。

 

このように受精卵は一度分化すると全能性、要するに多能性も失いますから、足を切断すると、足が元通りになるというわけにはいきません。というわけで人間で多能性幹細胞が作れたら、画期的な治療となることでしょう。

そこで各国の研究者が研究に研究を重ねているのです。この研究にはいうまでもなく莫大な開発費が注ぎ込まれ、しかしながら成果が見込まれた場合にはその見返りも相当なものになることでしょう。当然ながら特許も関係しています。

 

そしてついにイギリスの大学の博士二人ががマウスの初期胚から細胞の塊を取り出して、あらゆる細胞に分化できる幹細胞の培養に成功しました。これが「ES細胞」です。そしてその後アメリカの大学の博士らが人間の受精卵から成長した初期胚を使ってヒトES細胞を作り出したのです。

しかしここで問題が生じます。人の受精卵というのはいわば一人の人間を作り出すわけですから哲学的、倫理的問題が発生します。その結果、人の受精卵を使った研究は国によっても様々ですが、禁止になるか、限定的になりました。

 

そしてもう一つ重要な研究がクローン技術なのですが、ここでは端折ります(!!!ぜひ上記の紹介記事を読んでください)。

 

さらに、そしてついには、倫理的問題をクリアする山中伸弥教授のiPS細胞が生まれました。この細胞は受精卵を使う倫理上の問題もない、究極の多能性幹細胞になり得る可能性を秘めているだけに、再生医療としての実用化に向けて、今も研究が進められています。実用化されたものがあるのかどうかは各人でお調べになってください。

 

さて、ようやくSTAP細胞の登場です。(一部の)植物の細胞は外部からの刺激を加えることにより全能性を獲得します。この植物に限定されるかに思われる現象は単細胞生物ですが一部の動物でも認められています。プラナリアは切り刻まれると全能性を発現し、イモリも怪我などで幹細胞が多能性を獲得して、脚や手などを再生します。

 

そこで「刺激やショックを与えると例えばそれが人の細胞でも幹細胞が多能性を獲得するのではないか?」という発想が起こりました。その刺激というものの一つが「酸に付ける」というものでした。

この発想自体はアメリカの大学教授と日本の大和雅之教授のアイデアだったらしいですが、そのアメリカの研究室に短期留学していた小保方さんは、当時理化学研究所のチームリーダーであった若山照彦現山梨大学教授に協力を仰ぎ、実験と研究を重ね、この「細胞を酸に付ける刺激」という方法でSTAP細胞を作製するのに成功したとされたのです。

 

このSTAP細胞はiPS細胞のような難しい遺伝子操作などが不要で、さらにiPS細胞の課題としての細胞の癌化などの懸念も少ないとされ、再生医療の一翼を担うはずだった、と思われます。

 

しかし小保方さんによるSTAP細胞の作製は「ねつ造」とされ、研究は中断され、果たして、本当に簡単に、多能性を持つSTAP細胞は作製できるのか、重要な課題はないのか、という問いも今では宙に浮いたものとなってしまいました。ちなみに論文をもとにした世界各国で行われた再現実験はどの研究者も成功には至らなかったとされています。   《まとめ・・・終わり》

 

 

さて、ここまで頑張ってまとめてみましたが、紹介記事の藤沢数希氏が書かれたもののコピペ部分とコピペもどき部分が多数あるのですが、それでもかなりの時間を要してしまいました(はじめは一行に30分!くらい)。というわけで、次回からは説明は省きたいと思います。よってできるだけ専門用語を使わずに書きたいですが、この問題はやはり、基本的にわかっていなければいけない事を理解していないとどうしても最終的な答え(STAP細胞はあるのかないのか、小保方さんの評価、等)には辿りつけないと改めて認識させられました。

それと、これだけわかりやすく説明していただいた紹介文の藤沢数希氏には感謝の念に堪えませんが、それでも、この方の書かれたものを紹介するのは実は抵抗がありました。それは、たぶんこの先の小保方さんへのねつ造論を展開していく次の章を読めば読者の方にも理解していただけると思います。ねつ造論自体はこれもわかりやすく、非常に論理的です。支持するという方がいても全くおかしくはありません。

しかし私にはちょっと・・・、です。

まあ私も、前回記事でフィギュアの世戦中止のISUを「滑稽!」などと揶揄してしまったのでそこは非常に反省しています。競技会を運営する方々や多くのボランティアスタッフに対する配慮に欠けた「表現」だったと思います。申し訳ありませんでした。

 

次回はここから出発しようと思います。このミステリーに論理的な回答を得られるのか、大分自信もなくなってきましたが頑張るつもりではあります。