【訃報】高畑勲監督、82歳 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)


テーマ:

 

発売中■Blu-ray:かぐや姫の物語

発売中■Blu-ray:夢と狂気の王国

 

宮崎駿と共に日本のアニメを牽引してきた

高畑勲監督が5日、お亡くなりになった。82歳だった。

昨年夏に体調を崩されてからは入退院を繰り返していたそうで

あの柔和な笑顔がもう見れないと思うと辛い。

 

    

発売中■DVD:母をたずねて三千里 ファミリーセレクションDVDボックス

発売中■Blu-ray:アルプスの少女ハイジ Blu-ray メモリアルボックス

発売中■Blu-ray:赤毛のアン Blu-ray メモリアルボックス

発売中■Blu-ray:劇場版 赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道~

発売中■Blu-ray:じゃりン子チエ Blu-ray BOX

発売中■Blu-ray:じゃりン子チエ 劇場版

 

多くの方にとってスタジオジブリ=宮崎駿であろうし

実際のところ歴代興収ランキングの上位を埋め尽くしているのは宮崎作品である。

しかし私にとって高畑作品は記憶の奥底に刻まれた作品が数多くあり、

親近感という意味では宮崎監督よりもずっと強い。

例えて言うなら、宮崎監督が神々しい仏様ならば

高畑監督はすぐ近所にあるお地蔵さんのような、

小さな頃から現在に至るまで、ずっと近くに居てくれた存在だった。

宮崎駿が坂本龍一なら、高畑勲は細野晴臣。

宮崎駿がマリオなら、高畑勲はカービィなのである。

 

『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』

『赤毛のアン』『じゃりン子チエ』などのテレビ作品は

初出が私の幼少期とばっちり重なっていることもあり

どれも毎週夢中になって見ていた。

それだけに、昔良く可愛がってくれた親戚の叔父さんが亡くなったような

妙な寂しさに包まれている。なんだろう、この感情は。

 

   

発売中■Blu-ray:火垂るの墓

発売中■Blu-ray:おもひでぽろぽろ

発売中■Blu-ray:平成狸合戦ぽんぽこ

発売中■Blu-ray:ホーホケキョ となりの山田くん

 

アニメーションの可能性を探り続けた高畑監督は

攻めの姿勢を崩すことなく、遺作となった「かぐや姫の物語」まで

独自の美学を貫き通した。

「かぐや姫の物語」は、日本が世界に誇ることの出来る

最高峰の劇場用アニメーションだと今でも信じている。

 

「私は絵を描かない人間。どういう表現になりうるか関心を持ってきた。

意味のあることを達成できた。これからの日本アニメで1歩進めた気がします」

 

種蒔きの頃から日本のアニメに関わった高畑監督は

大輪の花を咲かせ、次世代への実を残してから去っていった。

手垢塗れの言葉ではあるが、時代がひとつ終わった。

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

追記:「お別れの会」は5月15日に開かれるとのこと。

 

  

発売中■Blu-ray:パンダコパンダ

発売中■Blu-ray:太陽の王子 ホルスの大冒険

発売中■Blu-ray:セロ弾きのゴーシュ


▼人生は、一度きり。映画「かぐや姫の物語」

(*以下は過去ログより抜粋して再掲したもの。全文は上記リンクにて。)

 

発売中■Blu-ray:かぐや姫の物語

 

「宮さん(宮崎監督)はまだいいよ。あの人は完成させたがってるから。
 パクさん(高畑監督)は完成させたくないって言うんだもん」

ドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」の中で鈴木敏夫氏が苦笑しながら話していた。

企画がスタートした2005年当時、まだ20代だった
西村義明プロデューサーは今やふたりの子を持つ父となったそうだ。
50億円もの製作費をかけ、8年もの歳月をたった1本の作品に没頭し続けた
スタッフの結晶が「かぐや姫の物語」なのである。
日本最古の物語として知られ、絵本やアニメーションで

広く親しまれている「竹取物語」を映画化したもの。
「竹取物語」の映画化は高畑監督にとって東映時代からの夢だったらしく
姫が地球に来た理由(姫が犯した罪)をはっきりとした形で提示することと、
かぐや姫の心情をより細かやかに表現すること。
このプロットは当時思い描いていたものから変わっていないのだという。

この映画には、日本のどこに生まれた者であろうと
必ず持っている「日本人の心」が詰まっている。
恐れも悩みも知らず、ただ母親の胸に抱かれて乳を吸い眠っていた頃まで遡り
姫の成長と共に己の人生を振り返っているような錯覚に陥る。
山の木々や花に季節の移り変わりを感じ、命を喰らって命を繋いでゆく。
連綿と続く命の営みを、現代の私達はどんどん忘れていってはいないか。
忙しく過ぎてゆく日々の中で、この一瞬が二度と戻らぬ一瞬であることに
無自覚になってはいないか。
歳を重ねて誰もが呟く「振り返ってみれば、人生はあっという間」を
私達はあちこちで耳にしながら、しかし多くはその言葉から何も学ばない。

人生は、一度きり。

私自身、今からではもう取り戻せないことが山のようにある。
あの時こうしていれば、と考えたところで時間は巻き戻らない。
一秒とて止めることも出来ずに、先へ先へと動いていく。
ならせめて、まだ間に合いそうなことに目を向けて
残り何年か分からない人生を生きてゆかなければ。
高貴な姫君としてきらびやかな着物を羽織り、
帝にまで愛されても心は満たされなかった姫が最後の最後に後悔の念を口にし、
無表情となって月に還ってゆく後ろ姿を見送りながら、ふとそんなことを想った。

スケッチがそのまま動き始めたような、気が遠くなるほどに繊細な動きと色使いは
「となりの山田くん」から格段に進歩していて、もはや文化財レベルに達している。
このニュアンスが伝わるかは分からないが、人の手で「動かしている」のではなく、
命の宿った絵が「動き始めた」ようにしか見えないのだ。
姫の感情の変化によって、絵(線)そのものが意志を持ったかのように
温かくなったり暴力的になったりするのである。

製作期間や費用の面から考えても、これほど贅を尽くした作品は
今後日本のアニメでそうそうは出て来るまい。
アニメファンは食費を削ってでもBlu-rayを手元に置いておくべし。


▼今週発売の新作ダイジェスト

 

    

発売中■Blu-ray:がらくたライブ(2Blu-ray+BOOK)限定盤 / 桑田佳祐

発売中■Blu-ray:がらくたライブ 限定盤 早期購入特典付き / 桑田佳祐

発売中■Blu-ray:音楽と私~35周年アニバーサリー・ツアーin東京2017 / 原田知世

発売中■PS4:PlayStation 4 Pro 黒 1TB 縦置きスタンド付き

発売中■PS4:Seagate PS4向け ポータブルハードディスク 4TB

4月6日発売■Blu-ray:キングスマン:ゴールデン・サークル 4K ULTRA HD

4月6日発売■Blu-ray+DVD:キングスマン:ゴールデン・サークル 限定特典付き

4月6日発売■Blu-ray+DVD:キングスマン:ゴールデン・サークル

4月6日公開■Ticket:クソ野郎と美しき世界

4月6日公開■Ticket:娼年

4月6日公開■Ticket:ミスミソウ

4月6日公開■Ticket:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(一般)

4月7日入荷■PS4:PlayStation VR + 映像ソフト(DL版)

4月7日入荷■PS4:PlayStation VR + バイオハザード7




sinobiさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス