2017年12月1週発売の新作＆2017年12月1週公開の新作映画

▼先週を振り返る

【27日終了】★ポイント最大36倍楽天市場ブラックフライデー

【30日終了】★セブンネット Black Friday 10〜90%OFF 月末セール

【30日終了】★イトーヨーカドー・ネット限定特別企画 BLACK BOX

【08日終了】★Neowing 最大90％オフ！歳末大感謝祭セール

ブラックフライデーに合わせてネット通販各社がセールを実施中。
楽天は一番早い27日に終了し、目玉商品の多いセブンネットは30日まで。
バラつきがあるので終了日の確認はお忘れなく。

▼2017年12月1週公開の新作映画

12月01日公開■Ticket：「鋼の錬金術師」
12月01日公開■Ticket：「探偵はBARにいる3」

＊Amazon取り扱いのムビチケは全てEメールタイプ。
　現物のチケットが郵送されるのではなく
　発券に必要なシリアルナンバーがEメールに送られてくるのでお間違えのないように。

いよいよ映画界も大作・人気作が続々と公開される年末興行に突入。
第1週の話題を集めているのは、大泉洋と松田龍平の名コンビによる
ヒューマンサスペンス「探偵はBARにいる3」と
荒川弘の人気コミックを「ピンポン」「ICHI」の
曽利文彦監督が映画化した「鋼の錬金術師」の2本。

「鋼の錬金術師」は既に試写を観た方々の阿鼻叫喚が
ネットのあちらこちらで間欠泉のように噴き出しており
本公開によって怨嗟の声が全国津々浦々まで届けられることは必至。
主演は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のHey! Say! JUMP・山田涼介。
共演には本田翼、ディーン・フジオカ、小日向文世、大泉洋、松雪泰子。

私も試写で鑑賞済み。
幸か不幸かIMAX版での鑑賞だったために
通常上映では見えなかったであろう映像の粗（手抜き）が浮き彫りになり、
制作費の少なさ・センス不足に起因する
「だから邦画はショボいと言われる」を体現したような作品になっている。
原作との差異は原作ファンにしか分からないだろうが、
映像やセットのチープさは原作未読でも伝わってしまうわけで
どうしてこんなにも安普請な作りになってしまったのか疑問が残る。
制作費の大半をVFXに注ぎ込んでしまい、
衣装や美術にかけるお金が残っていなかったのではないか。
冒頭の街の住人達との掛け合いシーンなど
ハガレン好きの素人がどこかのテーマパークに集まって
フラッシュモブでも始めたのかと思う酷さで泣ける。
ジャニーズというだけで叩かれる山田涼介はむしろ健闘している方で
熱血漢を押し出し過ぎていることを除けばそれほど悪くない。
私的には、全身全霊で本田翼を演じる本田翼（一応ウィンリィ役）や
銃など持ったこともないし、練習もしなかったであろう
蓮佛美沙子（リザ役）のへっぴり腰の方が1,000倍酷い。
小日向文世のどこがハクロ将軍なのだ。
停電で困っているお父さん（サバイバルファミリー）と何も変わらないじゃないか。

▼今週発売のBlu-ray／DVD

12月02日発売■Blu-ray：「ワンダーウーマン DVDセットブックレット付き限定盤」
12月02日発売■Blu-ray：「ワンダーウーマン DVDセット」
12月02日発売■Blu-ray：「ワンダーウーマン 4K ULTRA HD & 3D & 2D」
12月02日発売■Blu-ray：「ワンダーウーマン 3D & 2D」

ハリウッドを揺るがすセクハラ事件の余波を受けて
ダークヒーローのバットマン（ベン・アフレック）が
本当にダークだったことが白日の下に晒されてしまい、
興収にも影を落しかねない「ジャスティス・リーグ」の上映中に
超強力な援軍が到着。
DCヒーロー史上最強の美女ワンダー・ウーマンの単独主演作が今週発売。

外の世界から隔離されたアマゾネスの島で
大切に育てられたプリセンスのダイアナが
第一次世界大戦下を舞台に大活躍するアクション大作。
主演は「バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生」のガル・ガドット。
共演にクリス・パイン、ロビン・ライト。
監督は「モンスター」でシャーリーズ・セロンに
オスカー像をもたらしたパティ・ジェンキンス。
女性監督が強い女性を主人公にしたアメコミ作品を撮るという野心作である。
パティ・ジェンキンスはシリーズ続編でもメガホンをとることが既に決定済み。

世間知らずのお姫様が下級武士と恋に落ちる物語は定番だが
本作もまさにそのパターン。
女性だけの島で大切に育てられ、最強の戦士として鍛えられたダイアナが
偶然やってきた兵士の話を聞いて外の世界に興味を持ち、
世直しを決意して旅立つ物語。
クリス・パインはいわばお供役だが、不器用で生真面目、
上手く立ち回れない正義感のスティーブ・トレバーを好演しており
ダイアナの派手なアクションを楽しむアメコミヒーローものとしても、
ダイアナとトレバーの恋物語を楽しむ恋愛映画としてもちゃんと成立している。

マーベルの誇る「アベンジャーズ」には
看板と言える女性キャラクターはおらず
強いて言えばブラック・ウィドウ（スカーレット・ヨハンソン）ぐらい。
そんな時に、比較的ダークな印象の強いDCブランドから
ディズニープリンセスにも匹敵する汚れの無い心を持った純粋さと、
出逢った人なら誰もが魅了される可憐さを併せ持ったダイアナが颯爽と登場し
民衆を引き連れて正義に邁進する姿には胸がアツくなる。
この1本で、マーベルとDCは互角に並んだと言ってもいいほどだ。

特殊効果や色使いまで含めて
外側の部分ではザック・スナイダー色の強い作品なのだが
中身はこれまでのDCヒーローのイメージを一新する新鮮さに満ち溢れている。
あまりにも楽しかったので、私は思わず劇場で3回観てしまった。
アメコミ好きならば手元に置いておきたい絶対のお薦め作。

11月29日発売■Blu-ray：「帝一の國豪華絢爛版」
11月29日発売■Blu-ray：「帝一の國通常版」

その高校を制すれば将来の総理大臣への道も開けると言われている
超エリート高校を舞台に、生徒会長を目指す候補者達が
熱いバトルを繰り広げる戦略エンターテイメントコメディ。
主人公・赤場帝一には、今最も映画界から愛されている菅田将暉。
共演は「サクラダリセット」の野村周平、「青空エール」の竹内涼真、
「ライチ☆光クラブ」の間宮祥太朗、「サバイバルファミリー」の志尊淳、
「モヒカン故郷に帰る」の千葉雄大と、旬の若手が勢揃い。
帝一の彼女には「俺物語!!」の永野芽郁、帝一の父には吉田鋼太郎と、
隅々まで良いキャスティング。
監督は「ジャッジ！」「世界から猫が消えたなら」の永井聡。

このところ仕事の詰め込み過ぎで明らかに疲弊していた菅田将暉が
久々に熱のある芝居を見せ
野村周平は「俺はホントはこういうのがやりたいんや」と言わんばかりに
嫌味で姑息、器の小さいライバル役を好演。
策略家の千葉雄大や、真っ直ぐな性格で人望の厚い竹内涼真など
良くここまで揃えたなと思えるほどの適材適所なキャスティングによって
バランスの良い学園モノに仕上がった。

「コミック原作x人気の若手俳優を起用」は8割型地雷になるものだが
ここまできっちり笑わせてくれるコメディは邦画ではなかなか無い。
ささやかな夢を叶えるため、手段を選ぶことなく
人生を賭して生徒会長になろうと奮闘する帝一になりきった菅田将暉と、
その心意気にしっかり応えた共演者達の熱量が本作を快作へと導いている。
意外と仲の良い父子関係も楽しく、
吉田鋼太郎との掛け合いはある意味で本作の最大の見どころ。
友情も恋愛も全て排除して野望達成に邁進する帝一の人間性の奥深さまで
きちんと描かれていて、映画を観終わる頃には必ず帝一を「イイ奴」と思えるはずだ。

原作未読でも全く問題なし。
キャストのファンでもきっと楽しめるし、
キャストを誰ひとり知らなくても青春映画の良作としてお薦め。
古屋兎丸の描く世界観とは違うとの声も出るかも知れないが
原作に引きずられ過ぎて微妙な出来になってしまった「ライチ」のことを思えば
コミック原作でここまでやれれば上出来。

11月29日発売■Blu-ray：「絶対に笑ってはいけない科学博士24時」

マンネリだと言われ続けて早何年。
Blu-rayの売り上げも下降線を辿りながら、
さりとて紅白の裏と言えばこれしかない需要で視聴率は絶好調の
「ガキ使絶対に笑ってはいけない」シリーズ最新作が今年も発売。
2枚組の本編ディスクに加え、特典ディスクを加えたボリューム満点の仕様。
レギュラー版で放送された「二匹目のサンシャイン斎藤GP」も収録されている。
↑これはかなり面白かった。

・トランスフォーマー浜田ロボ~ドナリマス
・トランスフォーマー松本ロボ~グチリマス

また、セル版のセールスが落ち込んでいるためか
今年はタカラトミーの協力による特別コラボ仕様の
トランスフォーマーが購入できるシリアルナンバーを封入。
ガキの使いオリジナルサウンドが鳴る変形ロボで、来年1月31日までの
期間限定受注、来年夏頃に発送予定。
シリアルナンバー1つにつき最大2個まで購入が可能。
近年はセールスも下がり気味で、しかも受注期間がかなり短い。
これは後々珍品として価値が出そうな予感。

11月29日発売■Blu-ray：「GRANBLUE FANTASY The Animation 7」
11月29日発売■Blu-ray：「終物語第七巻/ひたぎランデブー」

▼今週発売のゲーム

11月29日発売■CD：「Splatoon2 ORIGINAL SOUNDTRACK -Splatune2-」
11月29日発売■Book：「スプラトゥーン2 イカすアートブック」
12月04日発売■Hobby：「スプラトゥーン2 ブキコレクションフルコンプ 8個入食玩」

なぜこの時期に書籍とサントラを発売するのかと思っていたら
大型アップデートが来て納得。
任天堂無双とも言われる年末商戦で3本柱と目されているのが
3DSの「ポケモン」とSwitchの「マリオ」「スプラ2」。
さらにダメ押しの「クラシックミニSFC」まで加わって、
任天堂にとっては何年か振りの大きな盛り上がりになりそう。

12月01日発売■NSw：「Xenoblade2 ゼノブレイド2」
12月01日発売■NSw：「Xenoblade2 Collector's Edition」
12月01日発売■NSw：「Xenoblade2 Collector's Edition+エキスパンションパス」
12月01日発売■NSw：「NSw Proコントローラー Xenoblade2エディション」

放っておいても年末の弾は充分だが、
コア層にもSwitchを訴求するために敢えて年内に投入。
この判断がどう出るだろうか。

2010年06月発売：Wii「ゼノブレイド」15万8,988本
2015年04月発売：3DS「ゼノブレイド」13万1,805本
2015年04月発売：Wii U「ゼノブレイドクロス」15万2,187本

「ゼノブレイド」シリーズは、15万前後の固定ファンに支えられている。
不調に喘いだWii UですらWiiと同等の数字を出していたので
Switchハードの好調が大きなプラスをもたらすことは無いだろう。
ただ、持ち運び可能なSwitchで「ゼノブレイド」シリーズが
高画質を維持したまま遊べるのは大きなメリットであり、
ここに上手く売り込むことが出来ればもう一段階上も狙えそう。

11月30日発売■ 3DS：「カービィバトルデラックス!」
11月30日発売■ 3DS：「進撃の巨人2~未来の座標~」
11月30日発売■ 3DS：「クレヨンしんちゃん激アツ! おでんわ~るど大コン乱! !」
11月30日発売■NSw：「バイオハザードリベレーションズコレクション」
11月30日発売■NSw：「バイオハザードリベレーションズアンベールドエディション」
11月30日発売■PS4：「ゲーム天国 CruisinMix 限定版」

その他はこのあたり。
Switch版「バイオハザードリベレーションズアンベールドエディション」は
「リベレーションズ2」のオンラインコードが付属した「コレクション」も同時発売。

▼今週発売の新譜

11月29日発売■Blu-ray：「Perfume Clips 2 限定盤 / Perfume」

どのぐらい振りか思い出せないPerfumeのクリップ集第2弾。

・Spring of Life
・Spending all my time
・未来のミュージアム
・Magic of Love
・1mm
・Sweet Refrain
・Cling Cling
・DISPLAY
・Hold Your Hand
・Relax In The City
・Pick Me Up
・STAR TRAIN
・FLASH
・TOKYO GIRL
・Everyday
・If you wanna

Perfumeは星野源の特典ディスク並に
毎回クリップに力を入れているので、PV集はファンにとっては待望作。
初回限定盤にはTV-SPOT集やメンバーによる全曲分の解説コメンタリーを収録。

11月29日発売■CD：「Soft Landing DVD付き限定盤 / 矢野顕子」

40周年記念ベストの発売と、
はっぴいえんどとの競演によるさとがえるコンサートの開催など
まだまだ精力的に活動を続けている矢野顕子の弾き語りアルバム。
ベヒシュタインの「C.Bechstein D-280 Ser. Nr. 193,749」を使用し、
エンジニアにはお馴染みの吉野金次を起用した贅沢な作り。
弾き語りは今作で5枚目。
アッコちゃんと言えば「SUPER FOLK SONG」や「Piano Nightly」だと
思っている方ならば素通り厳禁。

11月29日発売■CD：「DINOSAUR 限定盤 Blu-ray付き / B'z」

11月29日発売■Blu-ray：「ENDLESS LESSON / 鬼束ちひろ」

無事に正気を取り戻し（失礼）音楽活動を再開させた
鬼束ちひろの15年振りの全国ツアーの模様がBlu-rayで発売。
収録されたのはツアーのトリを飾った東京中野サンプラザホールでの公演。
さらにもうひとつ、追加公演としてZepp DiverCityで開催された
ピアノとボーカルのみのデュオ編成によるアコースティックライブの2本立て。
全く同じ18曲のセットリストを、バンドとアコースティックの
2種類で観られる貴重なBlu-ray。
最新シングルの「good bye my love」から
「蛍」「流星群」「眩暈」「帰り路をなくして」「月光」など
人気の楽曲も多数やってくれていて不満は無し。

11月29日発売■CD：「BLUE / 向井太一」

目下FM界隈では一大プッシュキャンペーンが行われている
向井太一の1stフルアルバム。
これまで単曲やEPといった形での配信は何作かあったが
フルが出るまでに2年ぐらいはかかっただろうか。
本業の傍に腰掛けで音楽をするモデルは数あれど、
シンガーとモデルのバランス比がシンガー寄りになっている珍しい存在で、
ミスチルやセカオワの在籍するToy's Factoryに所属してからは
SpotifyやYouTubeといった配信フィールドをメインに売り込みをかけてきた。
「誰？」と思っている方に一番分かり易いのは
「Galaxy Note8」のCMソングだろうか。

現在全国のFM各局でパワープレイに選ばれているのが
同じトイズ所属のラッパー・SALUとのコラボによる「空」。

同じ事務所のアーティストを抱き合わせで売るのはオーガスタも良くやるが
杏子と若手を組ませる年金システムの如きコラボではなく
同世代同士を掛け合わせていて好感。
米津玄師がチャート1位を獲得し、ぼくのりりっくぼうよみが
映画の主題歌を起用する時代ならば、
上手く波に乗れば「Mステ」あたりにも出てきそう。

▼Kindleセール情報まとめ