三池崇史と園子温が『君の名は。』状態に。映画「新宿スワンII」「土竜の唄」 | 忍之閻魔帳

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つい最近出たばかりだというのに何故なんだ。



▼三池崇史と園子温が『君の名は。』状態に。

現在東宝系の劇場では2本のアクション映画が公開中。
1本は生田斗真主演の「土竜の唄」、もう1本は綾野剛主演の「新宿スワン」。
どちらもシリーズ2作目であり、
裏社会の人々を描いた少年マンガの王道的なストーリーである点も同じである。
奇しくも同時期に公開されたこの2本、作品と監督名を聞いて
「え?逆じゃないの?」と思ってしまうほどテイストが入れ替わっているのが面白い。
これは三池監督、園監督の作品を知っている人ほどそう感じるはずだ。
三池監督はおちゃらけ路線にお色気を追加して「園子温作品度」を増し
園監督は過度のバイオレンスやエロを封印して
至って真面目な抗争劇を描き「三池崇史度」を増している。
二人が顔を合わせれば「入れ替わってるー?」と声を揃えて叫ぶに違いない。


公開中「新宿スワンII」

ひとりのスカウトマンの目を通して新宿歌舞伎町の人間模様を描いた
和久井健の同名コミック「新宿スワン」の映画版に続編。
主演は前作に引き続き綾野剛、監督も同じく園子温。
共演は伊勢谷友介、豊原功補、吉田鋼太郎ら続投組に加え、
浅野忠信、中野裕太、広瀬アリス、椎名桔平らが新規参入キャラクターも。

原作ファンの間で人気の高い“横浜王国編”がベースになっているらしいが
原作未読の私からすると、歌舞伎町を離れてほぼ横浜で進行するこの物語の
どこが”新宿”スワンなのかと思ってしまったり。
前作で共同脚本として名を連ねていた鈴木おさむが外れ
プロデューサーである山本又一朗の単独脚本となったことで
余計な人情劇や恋愛要素はばっさり省き、何でも拳でカタをつけようとする
トライストーン・エンタテイメントの王道的仕上がりになっている。
「クローズZERO」の監督は三池崇史だったので、
園子温カラーが薄れたと言うよりは、製作元であるトライストーン側の
発言力が監督のパーソナリティを上回ってこうなっているのかも知れない。


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【紹介記事】綾野剛は成功、園子温は失敗。映画「新宿スワン」

事実上の一枚看板であった小栗旬を使い、
「クローズZERO」「TAJOMARU」「ルパン三世」などを発表してきた同社が
「クローズZERO」の社会人版的な世界観を持った本作で
綾野を本格的に売り出すのは、言ってみれば襲名披露のようなものか。

<中略>

山田孝之、金子ノブアキなど「クローズZERO」から一部キャストを
引き継いでいることもあり、当時不良だった高校生達が
そのまま公正することなくダメな大人になって
未だ殴り合いをしている構図に見えてしまうのである。


「花のあすか組!」における戦23編のような陣取り合戦がメインで
横浜の主導権をかけた2大スカウト会社の縄張り争いになっている。
横浜サイドのNo.2を演じた中野裕太が凶悪なスネ夫感を醸し、
浅野忠信や椎名桔平を上回る怪演で際立っている分、
新キャラと続投組の全てにスポットをあてるのは難しかったのか
伊勢谷友介や金子ノブアキはほぼ空気となり、
「ただそこに居るだけ」のキャラクターが増えたのは残念。
「クローズZERO」にもあった唐突&意味不明な歌唱シーンに時間を割くぐらいなら
もっと個々のエピソードを掘り下げても良かったのでは。

全体的にスケールアップはしたものの園子温らしさはほぼ皆無になり
まだかすかな抵抗が見られた前作のほうが好み。
3作目があるなら、もう少し監督の好きにさせて欲しい。




公開中「土竜の唄・香港狂騒曲」

最近「三振かホームラン」の比率の7割ぐらい三振になってきた気がして
密かに心配している三池崇史監督の新作が「土竜の唄 香港狂騒曲」。
「極道大戦争」「テラフォーマーズ」と評価を落とすばかりの近年において
唯一のヒット作と言える「土竜の唄」の第2弾。
主演の生田斗真、脚本の宮藤官九郎は続投し、
上地雄輔、仲里依紗、堤真一ら前作キャストに加えて
瑛太、本田翼、古田新太、菜々緒らが新たに参加している。


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深田恭子のドロンジョや、仲里依紗のゼブラクィーンなど
三池監督は過去多くの作品で役者の新たな魅力を開花させてきた。
しかし、本作ではそれがない。
堤真一も大杉漣も渡辺哲も吹越満も遠藤憲一も、
他の作品で見せて来た「お馴染みのキャラクター」の延長線上であり
しかもその大半は園子温監督の方が上手く活かしている。
私が本作に対し、タランティーノへのオマージュよりも
園子温監督作品、ことに「地獄でなぜ悪い」への嫉妬を感じたのはその辺が理由だろう。
「地獄でなぜ悪い」で星野源や長谷川博己が見せたような
鮮烈な魅力がこの作品にはないのだ。


良くも悪くもクドカン脚本のバカバカしさがパワーアップし
三池監督の悪ノリがそれを全力で受け止めた続編。
冒頭から展開する生田の全裸&ヤクザ達のオクラホマ・ミキサーが
リトマス試験紙になっていて、ここで笑えなければその後もずっと笑えない。

スリーアミーゴスと化した三人(吹越満・遠藤憲一・皆川猿時)との掛け合いも
「キングスマン」を見て思いついたかのような堤真一のアクションも
オマージュと言うよりは単に出来の悪いパクりであり
サブタイトルに香港と付けた割には中身は前作の縮小再生産の域を出ていない。
見どころと言えるのはあちこちに挿入されるパンチラという残念さ。
特に菜々緒はこれでもかと言うほどのサービスぶりだが
それで全体のチープさが補われるはずもなく、
この監督が今後「無限の住人」や
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を撮るのだと思うと
暗澹たる気持ちになってくる。

唯一褒められるのは、女優として使い道が無いと思っていた
本田翼が二面性のあるドSキャラを上手く演じていたこと。
漫画芝居もダメ、リアル芝居はもっとダメな本田の芝居のツボを見つけ出し
最大限まで引き出しているのは素直に感心した。
本作で一番オイシい思いをしたのは本田翼かも知れない。

余談。
「新宿スワン」にも「土竜の唄」にも上地雄輔が出ているのが面白い。
「いい歳したヤンキー」を演じさせれば天下一品ということなのか。

映画「新宿スワンII」「土竜の唄 香港狂騒曲」は現在公開中。



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