17年振りのゲロゲーロ。映画「ブレア・ウィッチ」、他 | 忍之閻魔帳

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映画 ブレア・ウィッチ 2016


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▼17年振りのゲロゲーロ。映画「ブレア・ウィッチ」


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ハンディカメラ視点で撮った、いわゆるPOV系ホラーの元祖が
1999年公開の映画「ブレアウィッチ・プロジェクト」。
ドキュメンタリー番組を模したモキュメンタリーをPOVで撮ったのは
低予算ゆえの一発アイディアだったが
これが大当たりし、一大ムーブメントを巻き起こした。
ちょっと大袈裟に言うなら「パラノーマル・アクティビティ」も
「クローバーフィールド」も「ブレアウィッチ」が無ければ
存在していなかったかも知れない。

本作は「ブレアウィッチ・プロジェクト」の正統な続編である。
1999年版のラストで姿を消した姉の姿を
偶然YouTubeで見かけた弟が動画作成者の元を訪ね、
友人を含めた合計6人で捜索に向かうというストーリー。

監督は、「ABC・オブ・デス」「V/H/S シンドローム」などの
オムニバスホラーで注目されたアダム・ウィンガード。
「10倍返しホラー」として紹介した「サプライズ」の監督。


本日公開・「ブレア・ウィッチ」

「呪いのビデオ」がインターネットを介して拡散する
「呪いの動画」となったように、17年も時が経てばPOVも同じではいられない。
ハンディカメラが日常を記録する唯一のデジタル機器ではなくなったことで、
本作では耳に装着するアクションカメラやドローンまで導入して、
呪われた地の攻略を試みている。
だが貞子があっさり時代の変化を受け入れたように
ブレアの魔女も時代の変化には敏感だったようで、
最新機材を担いでやってきた若者達は
17年前と何ら変わらずあっさりと餌食になってゆく。
正統な続編なのだから、ストーリーはこれでいい。

問題は撮影方法である。
視点と同じ高さで撮影が可能なアクションカメラをひとり1台装着し、
ハンディカメラは主人公とYouTuberが各1台ずつ所有、
これを次々にザッピングするのだからたまらない。
ハンディより遥かに視点移動の激しいアクションカメラ映像を
メンバー毎に切り替えるため、序盤から中盤にかけては
1分どころか30秒と同じカメラの映像が続かない慌ただしさ。
5分ほどで眉間のあたりがジンジンし始め、
15分で軽く車酔いに似た感覚、30分ぐらいで完全な車酔いに突入、
45分でゲロゲーロである。

初代「ブレアウィッチ」は荒っぽさを味だと思わせなければ成立しない
苦肉の作から生まれた作品だったのだが、
2016年版は資金も格段に増え、そこそこメジャーな監督を起用した上で
敢えて初代の荒っぽさを再現している。
「パラノーマル・アクティビティ」「クローバー・フィールド」「REC」など
POV系ホラーの多くがハンディカメラによる撮影にこだわらない
自由な発想で続編を制作しているというのに、
「ブレア・ウィッチ」は頑にPOVにこだわっている。
アダム・ウィンガードなりのオマージュだと理解出来なくもないが
これまでPOVで酔ってしまった経験のある方は相当の覚悟が必要と言っておこう。


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私が期待していたのは「ブレア・ウィッチ」の背景についての言及だった。
ヘザー(本作の主人公が探している姉)の消息よりも
メリーランド州に伝わるとされる「ブレア・ウィッチ伝説」について
もっと深く掘り下げて欲しかった。
劇中でも街の名前が変わったことや、コフィン・ロック事件、
ラスティン・パー事件などについてはほんの少しだけ触れられているが、
映像を発見したYouTuberは比較的早い段階で物語から退場してしまうので
いずれのエピソードも少し齧っただけで終わってしまう。

真実を解き明かすまでは無理でも
せめて魔女の姿をチラリとでも見せるなり、
伝説に隠された新事実をひとつでも提示するなり
何かしらの進展やサービスがあっても良かったのでは。
「パラノーマル」シリーズが飽きた何だと言われながらも続いているのは
少しずつ核心に近づいているからであって、
17年ぶりに復活したPOVの元祖が単なる天丼で終わってしまったのは何とも寂しい。

三半規管が弱い方、強いというほどでもないと自覚している方は要注意。
怖さに耐えられなくなる前に、吐き気に耐えられなくなること確実。
映画「ブレア・ウィッチ」は本日より公開。




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