「日本のいちばん長い日」Blu-ray発売決定、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

日本のいちばん長い日 Blu-ray


▼新作amiibo、予約解禁


10月29日発売■3DS/Wii U:「amiibo Mr.ゲーム&ウォッチ」
10月29日発売■3DS/Wii U:「amiibo ロボット」
10月29日発売■3DS/Wii U:「amiibo ダックハント」

携帯用ゲーム機の元祖からファミコン黎明期までのamiibo3種が発売。


10月29日発売■3DS/Wii U:「amiibo ミュウツー」

なぜか1体だけ浮いているミュウツー。



▼プレミア化していた3DS「デビルサバイバー オーバークロック」が廉価版に


12月03日発売■3DS:「デビルサバイバー オーバークロック 廉価版」

ようやくAmazonでも予約開始。
中古でも定価の倍以上で取り引きされていた異常人気タイトルなので
ファンの方はこのチャンスを逃さないようご注意を。



▼「日本のいちばん長い日」Blu-ray発売決定


01月06日発売■Blu-ray:「日本のいちばん長い日 豪華版(ディスク3枚組)」
01月06日発売■Blu-ray:「日本のいちばん長い日」

戦後70年を記念して公開された映画「日本のいちばん長い日」がBlu-ray化決定。
発売は来年1月6日。
ディスク3枚組の豪華版にはメイキング映像やPR映像の再編集版、
玉音放送のノーカット完全版などが収録されている。

人気コミックの実写化が発表されるや
原作ファンから即座に浴びせられる罵倒に「まぁまぁ」と思いつつ
実は映画ファン(しかも年寄り)がついやってしまうのが
「やはり●●監督のオリジナル版にはかなわない」という感想。
実際にオリジナルの方が優れている場合は多いが
小津安二郎や岡本喜八をどれだけ誉め称えたところで
モノクロというだけで現代の若者には届き辛い。
三船敏郎や笠智衆やどれほど素晴らしくても
見知った顔でなければ興味を抱かない人は絶対数として存在する。
だから、現代の役者とスタッフで出来得る限りの努力をしたリメイクは
優れた作品を後世に語り継ぐ上で意義があると私は思う。


配信中■Kindle:「日本のいちばん長い日 決定版 運命の八月十五日」
配信中■Kindle:「聖断天皇と鈴木貫太郎」

この「日本のいちばん長い日」も1967年に岡本喜八監督が映画化済み。
今作は2014年9月に宮内庁から発表された「昭和天皇実録」を踏まえ
脚本が練り直された、いわば最新版と言える。
1945年8月、敗戦色濃厚な日本がポツダム宣言を受諾するまで
政治がどのように混乱していたのかを描くサスペンスドラマ。
監督は「わが母の記」「駆込み女と駆出し男」の原田眞人。
主要キャストは役所広司(阿南惟幾)、本木雅弘(昭和天皇)、
松坂桃李(畑中健二)、堤真一(迫水久常)、山崎努(鈴木貫太郎)。



太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。
連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。
降伏か、本土決戦か―――。
連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。
そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。
“一億玉砕論"が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)、
国民を案ずる天皇陛下(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく
鈴木貫太郎首相(山﨑努)、 首相を献身的に支え続ける迫水久常書記官(堤真一)。
一方、終戦に反対する畑中健二少佐(松坂桃李)ら青年将校たちは
クーデターを計画、日本の降伏と国民に伝える玉音放送を中止すべく、
皇居やラジオ局への占領へと動き始める・・・。(作品説明より)


岡本喜八監督の1967年版が8月14日と15日の2日間に集中して描いているのに対し
今作では終戦の4ヶ月ほど前から物語がスタートし
徐々に敗戦色が濃厚になる過程も描いている。
さらに、役所広司(阿南惟幾)、本木雅弘(昭和天皇)、
松坂桃李(畑中健二)、堤真一(迫水久常)、山崎努(鈴木貫太郎)の5人が
それぞれどのような立場からどんな気持ちで戦況を見守っていたのかを
テンポよく切り替えながらスポットを充てており、
スピード感や緊張感はむしろ1967年版よりも上と言えるだろう。

国民をこれ以上死なせたくない天皇、
天皇の信頼を受け、自らの手で幕を引きたい鈴木首相、
全体の動きを少し引いたところから冷静に見つめる迫水、
現場との板挟みに苦悩する阿南。
議論は堂々巡りを続け、答えを一日延ばしにしているうちに
広島に原子爆弾が投下されてしまう。

戦闘シーンや一般市民の生活がほとんど出てこないこともあり、
「わが母の記」や「駆込み女と駆出し男」のような
美しい日本の風景がここでもたくさん登場する。
人の起こした諍いなど、太陽や水や木々にとっては
全く関係のないことだと言わんばかりの美しさが余計に切ない。

老獪な鈴木首相を演じた山崎努や
本木雅弘の憑依型芝居も素晴らしかったが
本作で最も強烈な印象を残すのが、若手将校の畑中を演じた松坂桃李。
白旗をふるぐらいなら玉砕を選びたい畑中が
クーデター未遂事件(宮城事件)を起こす後半の展開は、
追い詰められた狼のように血走った眼差しで暴走する
松坂の迫真の演技があればこそ。

これがまだほんの70年前の出来事なのだと、観終えてぐったりする。
あの時に流された多くの血と失われた命があってこそ
今の平和があるのだということを、私達は決して忘れてはならない。
Blu-rayの発売で、より幅広い世代にこの作品が届くことを期待したい。

Blu-ray「日本のいちばん長い日」は2016年1月6日発売。




864円■Kindle:「親なるもの 断崖 全2巻セット購入版」
432円■Kindle:「親なるもの 断崖 第1部」
432円■Kindle:「親なるもの 断崖 第2部」

映画の紹介を書いていて思い出したのでこちらも。
戦争特需で好景気に沸く北海道の室蘭に実在していた
政府公認の遊郭・幕西遊郭に入った幼い少女達の生き様を描いた
曽根富美子のコミック。
内容が問題視されたのか20年近く絶版になっていたのだが、
戦後70年を迎える今年4月に電子書籍で待望の復活を遂げた。
封印された日本の暗部(恥部)に切り込んだ内容は瞬く間に話題となり、
DL数は現在までに50万部を超える大ヒットとなっている。
現在Amazonでは2巻とも47%OFFの432円で販売中。

「男が勝手に起こした戦争で泣くのはいつも女」
これは佐伯かよのの「緋の稜線」に出てくる台詞であるが
本作の救いの無さは遊郭を取り上げた作品の中でも別格で
五社英雄監督作品に登場する女郎達などは
まだマシな方だったのだと思い知らされる。
歓楽街としての華やかさを持っていた吉原に対し、
幕西遊郭は重労働に従事する男達の『処理場』でしかなく
次々に使い捨てされる女性達の扱いの酷さは
「闇の子供たち」に出てきたバンコクの幼子達のよう。

ひとりでも多くの方に読んでいただきたい。



▼Kindleセール情報


09月30日発売■Kindle:「Fire タブレット 8GB ブラック」
配信中■iOS:「Kindle」


486円■Kindle:「人工知能は人間を超えるか」
550円■Kindle:「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」」
650円■Kindle:「大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる」
291円■Kindle:「アルケミスト 夢を旅した少年」
232円■Kindle:「ダンジョン飯 1巻<ダンジョン飯>」
232円■Kindle:「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子」

「人工知能は人間を超えるか」「ダンジョン飯」は値段据え置き。
大人気の「九井諒子作品集」も30円ほど値上げされたが依然として破格のまま。




696円■Kindle:「御緩漫玉日記 1巻~3巻セット購入版」
1458円■Kindle:「幽玄漫玉日記 1巻~6巻セット購入版」
70%OFF(243円)■Kindle:「漫喫漫玉日記 深夜便」
70%OFF(243円)■Kindle:「漫喫漫玉日記 四コマ便」

セール期間中の断トツの一番人気だった桜玉吉作品も安値継続中。
「御緩」「幽玄」は数十円から100円ほど、
嗚呼メーテルな「深夜便」や「四コマ」は30円ほどの値上げにとどまった。




1207円■Kindle:「目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1巻~5巻セット購入版」

セット購入版のコミックや小説は軒並み高値に戻っているのだが
「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」はわずか20円の値上げのみ。



▼「BookLive!」では続ニコニコカドカワ祭り開催中

続ニコニコカドカワ祭り 男性コミック編
続ニコニコカドカワ祭り 女性マンガ編
続ニコニコカドカワ祭り ライトノベル編
続ニコニコカドカワ祭り 文芸編
続ニコニコカドカワ祭り ビジネス書

「BookLive!」では「続ニコニコカドカワ祭り」が開催中。
複数同時購入を組み合わせれば最大65%OFFまで下げられるセールらしいが
Amazonがこれに追従するのかは不明。
電子書籍はサービス終了と同時に読めなくなってしまうので
Amazon以外にはなかなか手が出ないのだが、「BookLive!」はどうなのだろう。
アカウントをお持ちの方なら覗いてみる価値はありそう。



▼星野源、待望のニューアルバム発売決定

YELLOW DANCER 初回限定盤A  星野源
12月02日発売■CD+Blu-ray:「YELLOW DANCER 初回限定盤A / 星野源」
12月02日発売■CD+DVD:「YELLOW DANCER 初回限定盤A / 星野源」

・地獄でなぜ悪い(映画『地獄でなぜ悪い』主題歌)
・Crazy Crazy
・桜の森(2014 J-WAVE 春のキャンペーンソング)
・SUN(フジテレビ系水10ドラマ『心がポキッとね』主題歌)
・Snow Men(資生堂 マキアージュ WEBムービー「Snow Beauty」主題歌)
・Week End(めざましどようびテーマソング)

など、このところタイアップ続きで
認知度も人気もすっかりトップクラスまで上り詰めた星野源が
12月2日に待望のニューアルバムを発売する。
ニューアルバムは「Stranger」から2年7カ月ぶり。
あまりにもタイアップが多いと、竹内まりやのように
書き下しは実は1曲だけだった、などということもあるのだが、
14曲入りなのでその心配はなさそう。
初回盤Aは映像作品を収録したBlu-ray付き。(初回盤BはDVD)



▼ジャネットの新譜をエンドレスループ


発売中■CD:「アンブレイカブル / ジャネット・ジャクソン」
発売中■CD:「Unbreakable / janet jackson」(輸入盤)
配信中■iTMS:「Unbreakable / ジャネット・ジャクソン」

ジャネット・ジャクソン、7年振り11作目のニューアルバムが発売中。
先行配信されている「ノー・スリープ」が
米ビルボードのR&Bチャートで1位を獲得するなど
久しぶりのリリースも人気は健在だが、その原動力となっているのが
多数のヒットを生み出してきたジミー・ジャム&テリー・ルイスとの共同制作。
アルバムでは、若くして亡くなった兄マイケル・ジャクソンについて歌った曲や
幼少時代の思い出も盛り込まれ、いつも以上にプライベートな内容が濃くなっている。


11月11日再販■CD:「ザ・ヴェルヴェット・ロープ / ジャネット・ジャクソン」
配信中■iTMS:「The Velvet Rope / ジャネット・ジャクソン」

「ザ・ヴェルヴェット・ロープ」以前のファンも以降のファンも必ず好きになる。
もし兄のマイケルが今も生きていたらこんなアルバムを出してくれたのかも・・
そんなことを考えてしまうほど、本作はマイケルのソウルを強く感じる。
偉大な兄・マイケルの死と向き合うことが出来たからこそのアルバムなのか、
マイケルに助けを求めてしまう程に今また苦しんでいるのか、
長く聴いてきたファンとしては不安になってしまうけれど、
このアルバムが非常に優れていることに変わりはない。
ジャネットのNo.1アルバムに挙げるファンが多く存在するのも納得の一枚。


発売中■CD:「Love & War / Kwabs」
配信中■iTMS:「Love + War / Kwabs」

もう一枚、洋楽でハマっているのがこちら。
まだ日本盤は出ていないようだが、
アデル、サム・スミスに続くイギリスの新星として
日本でもいずれ話題になってくる、はず。

「Walk」が大ヒットした海外では、ドイツでゴールドディスクを、
ノルウェーではプラチナディスクに認定されるなど既にブレイクを果たしており
ジャズとR&Bの血を併せ持った独自のメロディから
80年代を思わせるディスコ調、エレクトロまで手数の多さも魅力のひとつ。



▼美少女ゲームメーカー老舗「エルフ」ゲーム撤退示唆か

同社では15日に新作美少女ゲーム「麻呂の患者はガテン系3 完結編」を
リリースしたが、ゲームのエンドロールにこれまでに発表された
タイトルの年表と「Thank you for the last 27 years」との
別れのメッセージとも取れる言葉が流れた。


ゲーム系ではなく東スポの記事になったことに一番驚いた。
そういえばPCで美少女ゲームを遊んでいるユーザーは
今どのぐらいいるのだろう。



▼エイベックスがJASRAC離脱 音楽著作権、独占に風穴

音楽最大手の一角、エイベックス・グループ・ホールディングスが
同協会に任せていた約10万曲の管理を系列会社に移す手続きを始めた。
JASRACから離脱し、レコード会社や放送局から徴収する使用料などで
独自路線を打ち出す。著作権管理に競争が生まれ、音楽市場の活性化につながりそうだ。


CD不況はいよいよ深刻、かと言ってダウンロード市場も縮小傾向、
定額制サービスは軌道に乗らず、YouTubeと無料で聞き放題のアプリが闊歩する
現在の音楽市場を考えると、もっと取れそうなところから
取るしかないのだろうが、せめてあと5年早く動いていればと思わずにいられない。
稼ぎ頭のEXILEグループですらピークを過ぎた今となっては、
「ならavexグループの曲は使わないでおくか」を選択する
メディアや店舗も少なからずありそう。さて、どうなりますか。



▼吉田美奈子、恒例の歐林洞ライブが今年も開催決定

10月17日10時開始■TICKET「湘南WINTER MEETING Vol.15 ~ TRIO ~ 吉田美奈子」icon
10月24日10時開始■TICKET「湘南WINTER MEETING Vol.15 ~ TRIO ~ 吉田美奈子」icon
発売中■TICKET:「新宿PIT INN 50周年記念 新宿ジャズフェスティバル 2015」icon

【関連記事】湘南WINTER MEETING Vol.14 吉田美奈子 × 紺野紗衣 DUO
【関連記事】湘南WINTER MEETING Vol.13 吉田美奈子 × 森俊之 DUO
【関連記事】湘南WINTER MEETING Vol.12 吉田美奈子 × 倉田信雄 DUO

年に一度、もっとも音楽の神様に近づくことのできる12月25日。
鎌倉・歐林洞で開催される吉田美奈子のクリスマスライブが15周年を迎える。
昨年「来年は節目だから何かやりたいね」と言っていた通り
ピアノのみのデュオから、初のトリオ編成になったようだ。
今年のパートナーは森俊之(Pf) と井上陽介(Bs)。

チケットは明日の午前10時より先行予約受け付けが開始され、24日から一般販売。
100席ほどの小さな会場のため、歐林洞ライブは毎年チケットが入手困難になるのだが
今年は「風街レジェンド」「ALFA MUSIC LIVE」と
大規模なイベントに参加されたため争奪戦はさらに熾烈になりそう。
どうか当たりますように。