2014年の映画を振り返る(1月・2月編) | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)




▼2014年の映画を振り返る(1月・2月編)

今年も残すところあと1週間に迫ったので
昨年末にもやった鑑賞作品のまとめをポツポツやってみたい。
映画は不思議なもので、見終わってすぐ「最高!」だったものが
数ヶ月も経つと意外なほど記憶に残っていなかったり
逆に見終わってからどんどん印象が良くなったりと
ウィスキーのように時間経過で変わってゆくもの。
今ここで一気に振り返ったところで、1月2月頃の作品は既にしっかり熟成されているし
11月12月公開作品はまだこれからどうなるかは分からない。
その辺も映画の愉しみだったりするのだ。



<1月10日公開>


大脱出

スタローン&シュワちゃんのジジィ競演による
「プリズン・ブレイク」系の脱出アクション。
老いても元気で何より。


インシディアス 第2章

「死霊館」のジェームズ・ワン&リー・ワネルが仕掛ける
オカルトホラーの第2弾。序章からの伏線もばっちり回収して上々の仕上がり。



<1月11日公開>


トリック劇場版 ラストステージ

良くも悪くも最後まで一定以上の域には達せず。
「SPEC」も終了して堤幸彦もそろそろ終わりか。

ジャッジ!  Blu-ray
ジャッジ!

CM業界で話題の作品を手掛ける永井聡が
ソフトバンクCMでお馴染みの澤本嘉光脚本の力を借りて監督デビュー。
内幕を良く知る広告業界を題材にしたコメディだが
日本万歳でオチをつけるのは手前ミソでちょっと興醒め。


ソウルガールズ

差別の激しかった1960年代のオーストラリアで活躍した
アボリジニ出身の女性ボーカルグループ・サファイアズの姿を描いたドラマ。
戦地を回ってソウルを歌い、兵隊達から絶大な支持を受けた三姉妹が
否応なしに戦火に巻き込まれてゆくのは何とも哀しい。
「ドリームガールズ」ほどのメジャー性はないものの、見て損はない。



<1月18日公開>


黒執事

今となっては「るろうに剣心」の絶賛を倍増させる養分にしかならなかった失敗作。
進路も退路も断たれた水嶋ヒロは今やすっかりインスタ芸人に。


エンダーのゲーム

ヱヴァの庵野監督にも影響を与えたと言われているSF小説の映画化。
鬱々とした主人公などキャラ設定の共通点はあるものの
全体的に全てが順調に進み過ぎて成長物語としての感動が薄い。


バイロケーション

「零」でも監督を務めた安里麻里によるサスペンスホラー。
予告編で良くあるドッペルゲンガーモノと思わせておいて
中盤以降のネタバラシには思わず唸らされる。
注意深く見ていれば序盤からあちらこちらに伏線が張られているので
2回(以上)見るとより楽しめるはず。


ビフォア・ミッドナイト

9年周期で新作が作られている「ビフォア」シリーズの第3弾。
一組みの男女を追い続ける制作方針は現在公開中の
「6才のボクが、大人になるまで。」にも通じるが
何と2作ともにイーサン・ホークが出演している。
大作にこだわらない作品選びと1本にかける情熱が素晴らしい。
早回しもキャスト変更もせずに映画の中でリアルな人生を描く手法に拍手。



<1月25日公開>


V/H/S ネクストレベル

まだまだ出て来るPOV系ホラー。
最後のエピソード以外まるでピンと来なかった前作とは打って変わって
今回はアタリの章が多く、ストーリーや演出も向上している。
オムニバスホラーの中では中の上ぐらいか。


ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

今年1年でドカンと露出が増えた西島秀俊だが
需要は鍛えられた肉体だけであり、役者としては魅力も数字も持っていないことが
本作や「MOZU」の大コケで露呈してしまった。
シナリオは無茶苦茶、演出はVシネレベルで正直辛い。
単館系中心で実直な芝居を見せていた頃の彼はどこへいってしまったのか。
大河の出演が決まった堺雅人の代役として「半沢」の続編をやるとの話もあるようだが
頼むから止めてくれ。絶対に務まらない。


小さいおうち

中島京子の同名小説を山田洋次監督が映画化したドラマ。
金持ちの家で女中をしていた主人公の回想録になっていて
現在を倍賞千恵子が、若かりし頃を黒木華が演じている。
気位が高く美しい松たか子、口さがない叔母を好演する室井滋など
役者が皆適材適所で、山田洋次作品ならではの安定感。
「長く生き過ぎたの」とさめざめ泣くタキ(倍賞)の言葉には
今の日本が進もうとしている道への警鐘が込められている。
ヒロイックな演出に終始した「永遠の0」とは対極に位置する作品。


ヌイグルマーZ

今年は2作も公開された井口昇監督作品。
大槻ケンヂの小説『縫製人間ヌイグルマー』を中川翔子の主演で実写映画化したもの。
海の向こうで大人気の毒舌クマ・テッドには敵わないものの
チープさを逆手にとったヌイグルマーには憎めない味がある。


7番房の奇跡

知的障害を持つ父親と娘の愛を描いた感動作。
無実の罪で逮捕され、愛する娘と離ればなれになってしまった主人公が
同じ7番房の囚人仲間の助けを借りて再会を果たす。
厳しさと明るさを交互に描く韓国映画らしい作品。



<1月31日公開>


ウルフ・オブ・ウォールストリート

90年代のウォール街で名を馳せた実在の株式ブローカー、
ジョーダン・ベルフォートの半生記。
賞穫りへの下心を上手く隠したスコセッシの演出と
下品な男を演じ切ったディカプリオの奮闘は評価するが、
物語に緩急が乏しくあとひと味足りない気も。力作ではある。


アメリカン・ハッスル

ここ最近オスカーの常連になりつつあるデヴィッド・O・ラッセル監督の最新作は
1979年に実際に起こった大物政治家らによる収賄スキャンダル
「アブスキャム事件」をベースにしたフィクション。
ラッセル監督らしい遊び心が至るところに散りばめられ
仕掛ける側も仕掛けられる側も愛嬌たっぷりのキャラクターばかり。
クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパー、
ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ=ニーロら
そうそうたるキャストの競演も見物だが、
これほどの面子でもやはりジェニファー・ローレンスがかっさらってゆくのであった。



<2月1日公開>


マイティ・ソー / ダーク・ワールド

アベンジャーズいちの暴れん坊王子の第2弾。
前作からぐっとメジャー路線に進化して、ロキとの確執も明確に。
続編としては理想的な展開。


僕は友達が少ない

こんなものもありましたね。(過去ログ参照


抱きしめたい -真実の物語-

北川景子が頑張ってたぐらいしか記憶にございません。



<2月7日公開>


スノーピアサー

満を持してハリウッド進出を果たした
韓国映画界のリーサル・ウェポンことポン・ジュノの最新作。
フランスのグラフィック・ノベルをベースに
ポン・ジュノらしいエッセンスを散りばめた泥臭いSFになっている。
ジュノの守護神ソン・ガンホが圧倒的な存在感。


ラッシュ/プライドと友情

近年はドキュメンタリーに傾倒していたロン・ハワードが
宿命のライバルと呼ばれていたF1レーサー、
ジェームズ・ハント&ニキ・ラウダの激突と友情を描いた感動作。
クリス・ヘムズワースもダニエル・ブリュールもハマり役。



<2月15日公開>


土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI

いつだってフルスイングな三池崇史が
出塁優先でバントをしたようなどうも煮え切らないコメディ。
はっきり言えば園子温の「地獄でなぜ悪い」の劣化版。
「地獄でなぜ悪い」で星野源や長谷川博己が見せたような
鮮烈な魅力がこの作品にはない。


大統領の執事の涙

「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督の新作は
7人の歴代大統領に仕えてきた黒人執事セシル・ゲインズの伝記ドラマ。
アフリカ系アメリカ人の20世紀をひとりの執事の目を通して振り返りながら、
未だ完全解決には程遠い黒人差別問題にひと区切りをつける作品。
誰よりも深く、身を以て黒人差別を経験していたセシルが
昇級なし、給料は白人以下という冷遇に耐えながら
執事に課せられた使命「空気で居ること」を頑に守り続ける姿に胸が熱くなる。



<2月22日公開>


キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

成長期に入った少女に恥じらいが芽生えるように
前作ほどスカッとした楽しさはないもののまだギリギリ賞味期限内。
ただし町山智浩に監修を任せるのはそろそろ止めろ。言葉選びがダサい。


東京難民

ふとしたきっかけで学籍も部屋も失い、
転がるように「当たり前の生活」から遠のいてゆく若者の姿を
「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督が描いた社会派のドラマ。
都会に生活する若者の孤独や恐怖を描くのは序盤の20分ほどで
主人公がホストクラブに勤め始めてからは舞台が完全に
水商売あるあるに移ってしまうのが惜しい。
中村蒼は頑張っているが、山本美月が意外な掘り出し物。


ジョバンニの島

悪い意味で文部省推薦臭のする感動作。
アニメである必要がほぼ無いので、これは実写で見たかった。


ダラス・バイヤーズクラブ

マシュー・マコノヒーが念願のオスカー主演男優賞を獲得したドラマ。
テキサス州ダラスで酒と女に溺れていたカウボーイ、ロン・ウッドルーフの物語。
HIV宣告を受けたロンが失意のどん底で生への執着をたぎらせ、
どんな手段を使っても生き延びようと行動を開始する姿を描いている。
人前では決して強気な姿勢を崩さないが
ひとりきりになった車内でふと涙が抑え切れなくなるなど
不安定な心の内と、屈強な男としての体裁とで揺れる
主人公を演じたマシュー・マコノヒーは受賞に相応しいが
ロンと共に「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を運営する
レイヨン(ジャレッド・レトー)がまた素晴らしい演技を見せてくれる。



<2月28日公開>


ホビット 竜に奪われた王国

起承転結で言うところの「承転」にあたる三部作の二作目。
ドワーフ王国から財宝を奪い去り、今も民衆に恐怖を与え続けている
恐ろしい竜”スマウグ”とビルボ・バギンズとの出会いまでが描かれている。
中盤以降は水に炎に金塊にと最新技術を駆使した映像に圧倒されっぱなし。
スマグウとの出会い、駆け引き、闘いまで全てが見どころになっている。


ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

カッコいいだけじゃない男の生き様を描かせたら
ハリウッドNo.1と言っても過言ではないアレクサンダー・ペイン監督の最新作は
老いた父とその息子のロードムービー。
悪役で名を馳せたブルース・ダーンがモノクロのスクリーンの中で
チャーミングな爺さんを好演しているのが微笑ましい。



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