2013年10月4週の新作、Blu-ray「ケイゾク」発売、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

★元記事はこちら。



▼先週を振り返る

12月11日発売■Blu-ray+DVD:「パシフィック・リム」
12月11日発売■Blu-ray:「パシフィック・リム 3D & 2D」
12月11日発売■Blu-ray:「パシフィック・リム イェーガー プレミアムBOX 3D付き」
12月18日発売■Blu-ray:「Mr.Children [(an imitation) blood orange]Tour」
12月20日発売■Blu-ray:「ワールド・ウォーZ 3D & 2D アルティメットZ・エディション」

年末に向けて発売される話題作が引き続き好調だった先週の人気上位はこのあたり。
増産の決まった「パシフィック・リム」の限定版は今回も瞬殺。
昨日予約が開始された楽天イケアも半日ほどで完売したようで
劇場での累計興収が15億円ほどだったとは思えない人気ぶりとなっている。
累計で20億を超えた「ワールド・ウォーZ」も
「パシフィック」の影に隠れてはいるが好調を維持。

昨日から予約が開始されたミスチルの最新ライブは数時間分の集計ながら爆発的な人気。
音楽系は依然としてDVDが健在なのだが、今回は約8割がBlu-rayに集中している。



11月21日発売■WiU:「スーパーマリオ 3Dワールド」
11月21日発売■WiU:「Wiiリモコンプラスセット マリオ・ルイージ」
12月26日発売■PS3:「ファイナルファンタジー X/X-2 HD Remaster」
12月26日発売■PSV:「ファイナルファンタジー X/X-2 HD Remaster TWIN PACK」


12月04日発売■CD:「サザエさん音楽大全」
12月25日発売■COIMIC:「ハイスコアガール(5)CD付き特装版」
12月25日発売■Blu-ray:「コードギアス 亡国のアキト 第2章 Amazon限定版」
12月25日発売■Blu-ray:「コードギアス 亡国のアキト 第2章 限定版」

ゲームなどその他はこのあたり。
大したプロモーションもしてもらえずひっそりと消えていった「レイマン」を尻目に
「マリオ3Dワールド」「リモコンプラスセット」は高い人気を継続中。
月末発売(配信)の「Wii Fit U」や「Wii Sports Club」で助走をつけ
11月の「マリオ」でどーんと弾みをつけたいところ。



2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack」(Amazon)
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack with Camera」(Amazon)
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 Amazon内 特設ページ」
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack」(楽天ブックス)
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack with Camera」(楽天ブックス)
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack」(ビックカメラ)icon
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack with Camera」(ビックカメラ)icon
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack」(トイザらス)icon
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack with Camera」(トイザらス)icon

ローテーションでも決まっているのか
あちこちのショップで数回ずつ復活しては完売を繰り返しているPS4関連。
Amazonでは復活時に5%OFFで販売されるようになった。
本体価格が高額なため、4月以降の消費税引き上げ前にこの値引きは大きい。



▼Appleの新製品発表会は10月22日(日本時間は23日午前2時)

・第5世代 iPad
・Retinaディスプレイを採用した「iPad mini 2」
・Haswellチップ搭載の新型「MacBook Pro」
・独創的な円筒状のデザインで話題を集めた「Mac Pro」の出荷時期

今のところ噂されているのはこのあたり。
「We still have a lot to cover」(私達はまだ発表することが沢山あります)の
言葉通りであれば、これら全てが一斉に出てきてもおかしくない。
秋開催のイベントでお披露目される商品は発表後すぐに発売されることが多く
「MacBook Pro」や「第5世代 iPad」「iPad mini 2」は月内の発売が濃厚と言われている。
なんでもいいので早く見たい。

高性能にこだわり続けたジョブズの意向とは相反した「iPhone 5c」が
予想を超える不人気で、「5s」に需要が集中しているAppleには
これに懲りてどんどん上を目指していただきたい。



▼Amazon「Kindle Fire HDX」シリーズを発表

10月22日発売■Kindle:「NEW Kindle Paperwhite」

日本だけで累計20万台を出荷し、後発ながら電子ブックリーダーの
トップシェアを獲得している「Kindle Paperwhite」に新モデルが登場。
現行モデルのウリであった仕様はそのままに

・ストレージが2GB→4GBへ
・25%高速化したプロセッサー
・ディスプレイのコントラストやタッチパネルの精度をさらに向上

と、マイナスが無くプラスのみのバージョンアップ。
価格はWi-Fiモデルが9,800円、3Gモデルが14,800円。
Wi-Fiモデルは現在発売キャンペーンが開催中で
11月30日までの購入であれば1,980円分のKindle本が無料。
これで現行モデルからの値上げ分(2,000円)はほぼ相殺される。
コミックや動画などを必要としない読書家にはお薦め。

11月28日発売■Kindle:「Kindle Fire HDX 7 32GB タブレット」
11月28日発売■Kindle:「Kindle Fire HDX 7 64GB タブレット」
11月28日発売■Kindle:「Kindle Fire HDX 8.9 32GB タブレット」
11月28日発売■Kindle:「Kindle Fire HDX 8.9 64GB タブレット」

11月には「Kindle Fire」の新型が登場。
解像度アップ、軽量化、バッテリー強化の3点。
Appleのイベント内容を見てから決めようと思っている方も多いのでは。



▼今週発売の新作ゲーム

10月24日発売■PS3:「戦国無双2 with 猛将伝 & Empires HD Version」
10月24日発売■PS3:「戦国無双2 with 猛将伝 & Empires HD Version プレミアムBOX」
10月24日発売■PSV:「戦国無双2 Empires HD Version(DL専用)」
10月24日発売■PSV:「戦国無双2 with 猛将伝 HD Version(DL専用)」

ゲーム系の新作はどれも小粒。
PS3「戦国無双2 with 猛将伝 & Empires HD Version」は
最新作の発売も決定した「戦国無双2」を、派生作品の「戦国無双2 猛将伝」
「戦国無双2 Empires」も含めた3本セットでHDリメイクしたもの。

PS3版とPS Vita版で販売形態が異なっており、かなり特殊なので以下まとめ。

<PS3版>

・「戦国無双2 with 猛将伝&Empires HD Version」
 3本パックのパッケージ版、価格は5,040円。
・「戦国無双2 with 猛将伝&Empires HD Version プレミアムBOX」
 3本パックのパッケージ版+α、価格は8,190円。
・「戦国無双2 with 猛将伝&Empires HD Version」
 ダウンロード版、価格は4,500円。
・「戦国無双2 with 猛将伝 HD Version」
 ダウンロード版、価格は3,000円。
・「戦国無双2 with Empires HD Version」
 ダウンロード版、価格は2,700円。

<PS Vita版>

・「戦国無双2 with 猛将伝 HD Version」
 ダウンロード版、価格は3,000円。
・「戦国無双2 with Empires HD Version」
 ダウンロード版、価格は2,700円。

Vita版はパッケージ版が発売されず、DL版も3本セットはPS3のみ。
諸事情はあったにせよ、こんな分かり辛い販売方法ではユーザーが迷惑するだけでは。
日本においてはHDリメイクは大ヒットしない傾向を汲み取ってか目標は5万本と控え目。



10月24日発売■PS3:「実況パワフルプロ野球2013 Amazon限定特典付き」
10月24日発売■PSV:「実況パワフルプロ野球2013 Amazon限定特典付き」
10月24日発売■PSP:「実況パワフルプロ野球2013」

市場的には今週のメイン。
人気シリーズの最新作だが、価格がいつになく低く抑えられていて好感、、、
と思ったらしっかり育成アイテムの有料販売やガチャが導入されていたのであった。
コナミらしいと言えばコナミらしいオチ。
コンシューマーにおける露骨な課金制の導入は
ユーザーから強いアレルギー反応が出ることを「ジョジョ」が証明したばかり。
さて今度の「パワプロ」はどう出るのだろう。
メーカー目標は、PSP版が8万本、Vita版が6万本、PS3版が30万本。



10月24日発売■PS3:「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA」
10月24日発売■PS3:「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA Limited Box」

かつて一世を風靡した格闘ゲームが続々と基本無料+課金へと流れているのに対し
根強い支持基盤を持ち毎作安定した売り上げを維持している「BLAZBLUE」は
従来通りの販売法でシリーズ最新作を投入。
メーカー目標は通常版で10万本、限定版は2.5万の上限受注。



10月24日発売■3DS:「ソニック ロストワールド」
10月24日発売■WiU:「ソニック ロストワールド」

かつてセガのフラグシップキャラクターを務めていた
ソニックの新作は3DSとWii Uのマルチ展開。
グラフィックはWii U版が上手なのだろうが、ゲームとしては
遊び込み要素や4人対戦を盛り込み、携帯用機では初の3Dに対応した3DS版に惹かれる。
目標は3DS版が3万、Wii U版は1.5万と控え目。
セガとしてもそれほど期待しているタイトルではないようだ。



▼今週発売のBlu-ray/DVD

10月25日発売■Blu-ray:「ハッシュパピー バスタブ島の少女」

アメリカ・ルイジアナ州に浮かぶ小さな小さな島・バスタブ島で暮らす
ひと組の父娘を通して、沈みゆく街で暮らす者達の姿を描いた作品。
舞台となっているバスタブ島はルイジアナ南洋の小さな島で
周囲を土手に囲まれた低地、いわゆるゼロメートル地帯である。
ひとたび嵐がやってくれば、鉄砲水に呑み込まれてあっという間に家屋は流され
海水の流入によって家畜や魚まで死滅してしまう。
一年で最も祭りの日が多い地域として知られているらしいこの島は
地球温暖化による海面上昇が進めば、おそらく真っ先に沈んでしまうに違いない。
壊されては再生し、壊されては再生しを繰り返してきた島民達は
それでも島を離れようとはせず、とれたての魚介と酒で今日も宴に明け暮れる。

2005年8月にアメリカを襲ったハリケーン・カトリーナに着想を得て
本作が作られていることは間違いないが、ドキュメンタリー方面には走らず
失意の底でも光を探し当て、這い上がろうとする人間の強さにスポットを当てる。
あらゆる生き物の心音から命の謎に迫ろうとする6歳の少女ハッシュ・パピーが
最も身近な存在である父の死に直面し、生きるとは何かを知ってゆく物語でもある。

監督・音楽・脚本を兼任したベン・ザイトリンが
アニメ出身の監督であることはオープニングからして明白で
ことジブリ作品には相当強い影響を受けているものと思われる。
鍵となるオーロックスの造形が貧弱なのは残念だが、初監督でここまで出来れば上出来。

生きることは死ぬことと隣り合わせ。
親の死を超えた先に、私たちの未来はあり、
私たちが死んだ先に、子どもの未来が広がっている。



10月25日発売■Blu-ray:「ミッドナイト・イン・パリ」
10月25日発売■Blu-ray:「タイタニック <2枚組>」
10月25日発売■Blu-ray:「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」

名作・ヒット作の廉価版からは、
「これだけは観ておきたい、2012年度公開映画総まとめ」
私的な2012年の最優秀作品賞に選ばせていただいた
「ミッドナイト・イン・パリ」が初の値下げということで、やはりこれがイチ押し。
高画質で生まれ変わったBlu-ray版「タイタニック」も2枚組のまま値下げ。
11月1日より続編「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海」が公開される
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」も絶好のタイミングで廉価版を発売。



10月25日発売■Blu-ray:「キャリー」
10月25日発売■Blu-ray:「ムトゥ 踊るマハラジャ」
10月25日発売■Blu-ray:「ミクロの決死圏」

旧作のBlu-ray化では、11月8日にリメイク版が待機中の「キャリー」がイチ押し。
スティーヴン・キングの同名小説を映画化した1976年版は
現在「パッション」が公開中のブライアン・デ・パルマが監督を務めた傑作。
正直、リメイクであれを超えるのは相当困難だと思われる。
リメイク版の予告編はこちら。



主演は「キック・アス」「モールス」のクロエ・グレース・モレッツ。
母親役はジュリアン・ムーア。
監督は「ボーイズ・ドント・クライ」「Lの世界」のキンバリー・ピアース。
クロエの可憐さがいいな、ジェニファー・ローレンスではこうはいかない。

その他ではインド映画ブームの火付け役となった「ムトゥ 踊るマハラジャ」や
ミクロサイズになった科学者グループが特殊潜航艇で体内を冒険する
SF映画の傑作「ミクロの決死圏」などが発売。これはちょっと高画質で見てみたい。
ゲームフリーク開発のPS用ソフト「クリックメディック」が発売された当時、
これが元に違いないと勝手に決めつけていたのを今書きながら思い出した。



10月25日発売■Blu-ray:「ケイゾク / 初回生産限定 Blu-ray コンプリートBOX」

「SPEC」が始まる前の2006年、こんな記事を書いた。

【関連記事】「ケイゾク・弐」を未だに待っているのは私だけか

「ケイゾク」は、迷宮入り事件を担当する二係に配属された
新人刑事、柴田純が次々に難事件を解決していく連続ドラマで
演出を手掛けた堤幸彦、主演の中谷美紀の両名を一気にメジャーに押し上げた作品。
ドラマ放送終了から7年経った2006年に「コンプリートBOX」が発売されたことで
続編制作の前触れではと期待した。

【関連記事】戸田&加瀬W主演で「ケイゾク 2」演出は堤幸彦

その記事から4年後の2010年、「ケイゾク」の続編企画が発表。

IQ201という天才の頭脳を持ちながら、空気が読めないSキャラの当麻(戸田)と、
警視庁随一の武闘派で、当麻を信用していない瀬文(加瀬)のコンビが、
特殊能力(SPEC)を持つ犯罪者がかかわる難事件に挑む。


と、既に「SPEC」の原型は出来上がっていたが
製作発表時のタイトルは「ケイゾク2」だった。
「ケイゾク」の熱烈なファンである私は、待望の続編を喜ぶ反面、
中谷美紀と渡部篤郎の名コンビなくして何の「ケイゾク」かという思いもあり
『せめて主題歌は「クロニック・ラブ」にしてくれ』と〆た。

キャストの一新やストーリーの都合上か、
結局タイトルは「ケイゾク2」ではなく「SPEC」として確定。
「ケイゾク」と世界観を共有しているが、単独でも楽しめる
これまた秀逸なドラマとして絶賛された。
「SPEC」からこのシリーズを知った方も随分多いことと思う。

【関連記事】「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」がBD/DVD化
【関連記事】Blu-ray「劇場版 SPEC~天~」10月05日発売決定
【関連記事】映画「劇場版 SPEC~結~」ティザー予告が公開

その後、「ケイゾク」と同じように映画にも進出し「劇場版 SPEC 天」は大ヒット。
今週23日放送されるスペシャルドラマの「SPEC 零」と
11月に2作連続で公開される
「劇場版 SPEC 結 : 漸(ぜん)ノ篇/「爻(こう)ノ篇」にてシリーズは完結する。

今回発売されるBlu-rayボックスはデジタルリマスター版。
ディスク内容は以下の通り。

・連続ドラマ版「ケイゾク」全話(Blu-ray×3枚)
・「ケイゾク 特別編 PHANTOM~死を契約する呪いの樹」(Blu-ray×1枚)
・「ケイゾク 映画 Beautiful Dreamer」(Blu-ray×1枚)
・蔵出し特典映像(Blu-ray×1枚)
・映画「SPEC 結」特別映像(DVD×1枚)

封入特典は、復刻版「ケイゾク/台本 シリーズ壱」「ケイゾク/台本 映画・特別遍」
毎日継続新聞(DVDコンプリートBOX付属のものと同内容)。
本放送終了から14年、ついにBlu-rayで復活する名作ドラマを是非この機会に。
「SPEC」から入ったファンも必見。

ジジィ以外には全くわからないであろう余談。
中谷美紀の代表作にもなったヒットシングル「クロニック・ラブ」の原曲は
若くして亡くなったアイドル・岡田有希子の「WONDER TRIP LOVER」である。
初めて「クロニック~」を聴いた時、あまりのカッコ良い変貌ぶりに驚いた。
YouTubeはこちら。

10月25日発売■BOOK:「劇場版SPEC 結 漸ノ篇」
11月29日発売■BOOK:「SPEC 全記録集 Amazon限定生写真付き」

映画版の原作小説が一足早く今週発売。11月末には「SPEC 全記録集」も。

10月31日発売■Blu-ray:「SPEC 零 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿 DC版」

来週にはSPドラマが早くもBlu-rayでリリース。



10月25日発売■Blu-ray:「宇宙戦艦ヤマト2199(7)最終巻」
10月25日発売■Blu-ray:「ヤマトよ永遠に」
10月30日発売■BOOK:「宇宙戦艦ヤマト2199 「ヤマト計画」記録集」
10月31日発売■BOOK:「宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集

今週のアニメ系Blu-rayは、いよいよ完結を迎えた「宇宙戦艦ヤマト2199」がメイン。
同時にジジィ世代向けに「永遠に」も発売される。
サーシャがこんなに大きくなっただと?もう●●だと?という怒濤の展開が懐かしい。



10月23日発売■Blu-ray:「聖☆おにいさん 限定版」

東京の下町で慎ましく生きる二人の聖人、イエスとブッダの姿を
ゆるいテンポで描くほのぼのコメディの劇場版。
イエス役に森山未來、ブッダ役には星野源。
秀才肌の森山未來がほぼ完璧なイエスを演じ、天才肌の星野源はブッダそのまま。
キャスティングに関しては、おそらくこれ以上は望めないほどのクオリティ。
監督は「THE IDOLM@STER アイドルマスター」でシリーズの高雄統子。
音楽は「アウトレイジ」の鈴木慶一と「20世紀少年」の白井良明。

原作ファンにとって至上の幸福とは、それが実写化であろうとアニメ化であろうと
可能な限りに原作に忠実に、イメージを壊すことなく映画化すること。
とするならば、この劇場版「聖☆おにいさん」に落胆するファンは少なかろう。
ゆったり流れる時間とぎすぎすしない生活の中で
二人の聖人がまったりと生活をし、時折「くすっ」とする出来事が起こる。
映画版「聖☆おにいさん」は、この住み易い箱庭から一切逸脱することなく、
競歩のペースでゴールテープを切る。
複数のエピソードを抜粋して行儀良く並べ、演出でも過度の盛りつけは御法度。
この徹底した「ゆるさ」は間違いなく狙ってやっているのだろう。
本作で得られる面白さは「30分アニメを3本通して見た感覚」であって
昨年末発売された「聖☆おにいさん(8)特装版」に付属していた
DVDのクオリティと何ら変わらない。
ならばTVアニメを1クールやってくれと思わないでもない。

悪ガキのエピソードがしつこい上に明らかに冗長で
そこだけはもったいなかったが、掴み(絶叫マシン)と〆(年越し)は○。
家庭での視聴のほうが楽しめるはずなので未見の方にはお薦め。



10月23日発売■Blu-ray:「猫物語(白)第一巻 / つばさタイガー(上)限定版」
10月23日発売■Blu-ray:「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(5)限定版」
10月23日発売■Blu-ray:「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(5)限定版」
10月23日発売■Blu-ray:「とある科学の超電磁砲S(4)限定版」
10月23日発売■Blu-ray:「Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ(2)」
10月23日発売■Blu-ray:「ダンガンロンパ The Animation(3)限定版」
10月23日発売■Blu-ray:「フルメタル・パニック! All Stories」



▼今週発売のコミック/書籍

10月22日発売■COMIC:「屍姫(20)」
10月22日発売■COMIC:「妖狐×僕SS(10)」
10月23日発売■COMIC:「シドニアの騎士(11)」
10月23日発売■COMIC:「バガボンド(36)」
10月23日発売■COMIC:「宇宙兄弟(22)」
10月23日発売■COMIC:「宇宙兄弟(22)限定版」
10月23日発売■COMIC:「GIANT KILLING(29)」
10月23日発売■COMIC:「グラゼニ(12)」
10月23日発売■COMIC:「よんでますよ、アザゼルさん。(10)」
10月23日発売■COMIC:「×××HOLiC・戻(1)Blu-ray付き特装版」
10月23日発売■COMIC:「×××HOLiC・戻(1)」
10月23日発売■COMIC:「西原理恵子の人生画力対決(6)」
10月24日発売■BOOK:「アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション」
10月25日発売■BOOK:「空の境界 the Garden of sinners 全画集+未来福音 extra chorus」
10月25日発売■COMIC:「バットマン The BatManga Jiro Kuwata Edition」
10月25日発売■COMIC:「艦隊これくしょん 艦これ アンソロジー 呉鎮守府編」
10月25日発売■COMIC:「君に届け(20)」
10月25日発売■COMIC:「カーニヴァル(12)」
10月25日発売■COMIC:「藤子・F・不二雄大全集 スーパー=キャッティ/かけろセントール」
10月25日発売■COMIC:「宇宙少年団ロケットくん 上 <復刻版>」
10月25日発売■COMIC:「宇宙少年団ロケットくん 下 <復刻版>」
10月25日発売■COMIC:「愛ぬすびと [完全版]」
10月26日発売■COMIC:「らき☆すた(10)DVD『宮河家の空腹』付き」
10月26日発売■COMIC:「超級! 機動武闘伝Gガンダム 爆熱・ネオホンコン!(2)」



▼今週発売の新譜

10月22日発売■CD:「Joyous 初回限定盤 / 冨田ラボ」
10月22日発売■CD:「SHIPBUILDING Blu-Spec版 / 冨田ラボ」

日本でも有数のコンポーザーだと思うし、実際多くのヒット曲に関わっているのに
なかなか本人の知名度が上がらない冨田ラボの新作。
スピードスターに移籍して初のアルバムとなる本作は
椎名林檎、高橋幸宏、さかいゆう、原由子、横山剣、坂本慎太郎、中納良恵、堀込高樹ら
これまでの冨田恵一作品に参加したお馴染みのメンバーと新顔を織り交ぜた
非常に豪華ミュージシャンが参加した話題作。

YouTubeでは、アルバムの収録曲である
「この世は不思議」(冨田ラボ feat. 原由子、横山剣、椎名林檎、さかいゆう)が公開中。
加藤清史郎や春名風花が出演するPVのセンスも含めて
これを聴いてビビッと来ないポップス好きはモグリだ、と少し暴言。
旧譜のBlu-Spec盤も同日発売。





10月22日発売■CD+DVD:「薔薇とローズ 限定盤 / さかいゆう・秦基博」

さかいゆうのニューシングルはCMでもお馴染みの「薔薇とローズ」。
同じオーガスタの秦基博を招いたことで
秦ファンからも注目を集めているようで何より。
福耳はただの闇鍋と化しているが、こういう組み合わせなら大歓迎だ。