映画「J・エドガー」紹介、映画「リング/らせん」がBlu-ray化、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

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▼iOS版「逆転裁判」が本日アップデートを実施

逆転裁判123 HD 成歩堂 龍一編 iOS
02月08日配信■iOS:「逆転裁判123 HD 成歩堂 龍一編」
02月08日発売■CD:「逆転裁判サウンドBOX 「逆転裁判 蘇る逆転」~「逆転裁判 3」」
02月08日発売■CD:「映画 逆転裁判 オリジナル・サウンドトラック」

映画に公開に合わせて来るだろうと思っていたら案の定。
アップデート記念の限定セール期間中は
「逆転裁判 蘇る逆転」が全話入りで特別価格250円。
「1・2・3」の全タイトル一括購入は1400円にて販売中。
セールは2月29日までで、対応機種はiOS 5.0以上を搭載した端末。

というわけで、最近めっきりアプリの購入頻度が落ちていたので即購入。
無料アプリの「みんなで異議あり」も同時収録されていた。
私的にはiPadで楽しめるようになったのが大きい。
内容に文句は無いのだが、PC側で一括購入できないアドオンスタイルは面倒だし
全編を一気にダウンロード出来ないのも難。
容量が大きくても良いので、PCでダウンロードできるようにして欲しい。
ゲーム版3作の音源をセットにした「サウンドBOX」と映画版のサントラも明日発売。



▼「劇場版 TIGER & BUNNY The Beginning」9月公開決定


02月08日発売■CD:「TIGER & BUNNY キャラクターソングアルバム BEST OF HERO」
02月10日発売■COMIC:「TIGER&BUNNY 1」
02月10日発売■BOOK:「TIGER&BUNNY 桂正和原画&ラフ画集成 初回版」
03月30日発売■BOOK:「TIGER & BUNNY KING OF WORKS」
04月11日発売■Blu-ray:「TIGER & BUNNY HERO AWARDS 2011」

正月興行では「映画 けいおん!」が17億円を稼ぎ出し
松竹を支える柱の作品だったこともあり、
盤石の東宝、特撮の東映との差別化という意味でも
今後の松竹はアニメへの注力が進むのではないか。



▼映画「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」ついに完成

北関東を制覇するべく、2009年、2010年と立て続けに製作された
「SR サイタマノラッパー」シリーズ最新作がついに完成。
タイトルは「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」で、
「1」でIKKU(駒木根隆介)・TOM(水澤紳吾)と別れて東京に旅立った
元「SHO-GUNG」メンバー・MIGHTY(奥野瑛太)のその後を描いたストーリー。
残念ながら、「2」の女子ラッパー達は出て来ないらしい。


【YouTube】「SR サイタマノラッパー」私たちはこうして映画を作った【証言者編】
【YouTube】「SR サイタマノラッパー」私たちはこうして映画を作った【ラップ練習1】
【YouTube】「SR サイタマノラッパー」私たちはこうして映画を作った【ラップ練習2】

本人は大真面目にカッコつけているつもりが何故か笑えるという、
ある意味天才的とも言える駒木根隆介のラップが楽しめるのは本作だけ。
ラップ練習の動画も、ピリピリどころか和やかムードでこれまた良し。
公開は4月12日に決定したらしい。チェケラ。


発売中■DVD:「SR サイタマノラッパー」
発売中■DVD:「SR サイタマノラッパー 2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」
発売中■BOOK:「文化系のためのヒップホップ入門」

【紹介記事】心はまだまだ女子校生。映画「SR サイタマノラッパー2」



▼映画「貞子 3D」公開前に元祖がBlu-ray化

映画 貞子 3D 石原さとみ 瀬戸康史 山本裕典
(C)2012『貞子3D』製作委員会

「呪いのビデオ」というアイテム、「連鎖する恐怖」の仕組み、
そして「貞子」という決定的なキャラクター、全ての要素が上手く融合し、
日本はもとより世界中で大ブームを巻き起こした「リング」が帰ってくる。
リメイクではなく、原作者である鈴木光司の書き下ろしによるオリジナルストーリー。
松嶋菜々子主演の初代から14年を経てツールも進化し
今回のキーはネット上で拡散・増殖してゆく「呪いの動画」。
主人公・茜には石原さとみ、恋人のウェブデザイナーに瀬戸康史、
観ただけで自殺を誘発するという動画を配信した謎の男に山本裕典など。
監督は「ハンサムスーツ」「高校デビュー」の英勉。
コメディばかり撮ってきた英監督とは意外な人選。

1998年公開「リング」(中田秀夫監督:松嶋菜々子、真田広之、中谷美紀、竹内結子)
1998年公開「らせん」(飯田譲治監督:中谷美紀、佐藤浩市、佐伯日菜子)
1999年公開「リング2」(中田秀夫監督:中谷美紀、深田恭子、小日向文世)
2000年公開「リング0 バースディ」(鶴田法男監督:仲間由紀恵、田辺誠一、田中好子)

キャストだけで判断するのは早計とはいえ
今回の配役はこれまでと比べるとかなり見劣りがする。
舞台をネットに移すというのも、2006年でシリーズ打ち止めになった
「着信アリ Final」が使っていたので、原作者の書き下ろしを謳った
本家本元の復活版がどのような切り口で新味を見せてくれるのか期待。
「3Dで飛び出す貞子」だけがウリの凡作になりませんように。


04月27日発売■Blu-ray:「リング」
04月27日発売■Blu-ray:「らせん」

「リング」復活を記念して、「リング」「らせん」の2作がBlu-ray化。
時間差で「リング2」「リング0」もBlu-ray化されるとのこと。



▼新作Blu-ray情報


06月02日発売■Blu-ray:「恋の罪 [Blu-ray]

【紹介記事】脚本甘めも、吸引力は強烈。映画「恋の罪」

「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」と
話題作を連発している園子温監督の最新作は
1997年に起きた東電OL殺人事件に着想を得て書き上げた「恋の罪」。
三面記事的な事件の背景に横たわる女性の深層心理を
園監督らしいエログロをたっぷりと織り交ぜながら描いた異色作。
主演は「口裂け女」の水野美紀、「凍える鏡」の冨樫真、
園監督との婚約を発表した「冷たい熱帯魚」の神楽坂恵。

観ている最中は、強烈な映像の吸引力でスクリーンから
片時も目が離せなかったのだが、「冷たい熱帯魚」のラストのような
井戸の底から青空を見上げるような爽やかさはなく、
脚本の詰めの甘さを、見事に口説き落とした神楽坂の裸で帳消しにされた気分。
メディアに「主演」として露出している水野美紀は
家庭環境や不倫相手も含めて別に居ても居なくても良い役なので
いっそ神楽坂と富樫の二人に絞って作った方が良かったのでは。
連続して傑作を送り出してきた園子温監督も、嫁の可愛さで切っ先が鈍ったか。
こってりした邦画が好きで、エロもグロもどんと来いという方ならお勧め。




04月04日発売■Blu-ray:「SPEC 翔 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿 DC版」
発売中■Blu-ray:「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」

TBS系列にて今春放送予定の2時間スペシャル「SPEC 翔」が
放送日よりも先にBlu-ray版の発売日が決定。
公式Facebookでは予告編動画も公開中。
でんでん、北村一輝、谷村美月などがゲスト参加する他、
真野恵里菜演じるサトリの姿もちゃっかり確認。


家族八景 (新潮文庫)

堤幸彦演出と言えば、現在深夜枠にて放送中の「家族八景」も面白い。
「家政婦のミタ」の直後なので、一部では家政婦モノの二番煎じのように
認識されていたりするのだが、決してそうではない。
筒井康隆の作品群の中でも人気の高い「七瀬」三部作の
第1弾「家族八景」を映像化したもので、
心の声を聞き取ることが出来るテレパス・七瀬が
家政婦として派遣された先で様々な形の「人間の歪み」に触れる物語。
ショートショートならではのテンポが小気味良く
主演の木南晴夏も作品の世界と上手く馴染んでいる。
脚本をいわゆる演劇系の方々が手掛けているのも話題で
「マメシバ一郎」も公開中の佐藤二朗、池田鉄洋、江本純子、
「サマータイムマシン・ブルース」「四畳半神話大系」なども手掛ける
ヨーロッパ企画主宰の上田誠など、非常に多才な顔ぶれ。
毛色は全く異なるが、「深夜食堂」に続き隠れた名作として
DVD化されてから人気が浸透してゆくパターンになるのではないか。



▼手に入れたモノ、手に入らなかったモノ。映画「J・エドガー」

映画 J・エドガー R・ディカプリオ
(c)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

映画界の至宝クリント・イーストウッドの最新作は
アメリカ連邦捜査局(FBI)の初代長官であるジョン・エドガー・フーヴァーを描いた作品。
1924年から亡くなる1972年まで、FBIの中で最も長い期間長官職を務めたフーヴァーだが
在任中に得た強大過ぎる権力は時に暴走し、多くの非難を浴びた人物でもある。
主人公ジョン・エドガー・フーヴァーにはレオナルド・ディカプリオ。
共演は「ソーシャル・ネットワーク」の双子の兄弟をひとりで演じ
大ブレイクしたアーミー・ハマー、ナオミ・ワッツ、ジュディ・デンチなど。
脚本は「ミルク」でオスカーを獲得したダスティン・ランス・ブラック。



脅しの達人として悪名高かったフーバーだが、
本作は強引なやり口も含めて批判的な立場ではない。
かと言って、数々の事件を解決した国民的英雄という描き方もしておらず
フーバーが何故権力の座に固執したのか、生涯をかけて(彼の信じる)正義を
貫き通したのか、カウアウトすることなく人生の幕を閉じたのかに迫っている。

助けを求めようとした(=カムアウトしようとした)息子の手を払い除け、
「恥ずかしい息子なら死んでくれた方がマシだ」と厳しい口調で叱りつける
フーバーの母親(ジュディ・デンチ)が強烈で、この母親への複雑に入り交じった
畏怖と思慕の念が、フーバーの人格形成をほぼ決定付けたといっていい。
彼が欲しかったものは、国民からの賞賛でも巨万の富でもなく
母親からの「良く頑張ったわね」という「お褒めの言葉」だけだったのではないか。
フーバーが時折見せる得意満面な笑顔は、
常に「どうだい、母さん」と言っているかのようだった。

国を揺るがすほどのスキャンダルを分厚い金庫の奥にしまい込み
48年に渡ってFBIに居座り続けたフーバーにも、老いは確実にやってくる。
最愛のパートナーと最後まで同居せず
枕元に置かれていたのは、やはり母親の写真だった。
何もかも手に入れたようで、実は何も手に入れられなかった
(わけではないのだろうが、本当に欲しいものは手に入らなかったように見える)
彼の最期の姿を見た時、人は「独りで死ぬ」ことが怖くて
誰かと共に生きてゆくのかも知れない、と思った。

私的には、性的な関係を結ばずして生涯秘書を務め上げた
ヘレン(ナオミ・ワッツ)という人物に非常に興味が湧いた。
せっかくナオミ・ワッツを起用しているのだから、
クライド(アーミー・ハマー)とのロマンスはほどほどにして
彼女の人物像をもう少し掘り下げて欲しかった。

どうでもいいのだが、老けメイクを施したディカプリオが
まんまフィリップ・シーモア・ホフマンで
フーバーの芝居の作り方もどこか「カポーティ」のホフマンを思わせた。
現実のディカプリオもあんな風に歳を重ねてゆくのだろうか。

客の入りは芳しくないようだが、決して悪い映画ではない。
映画「J・エドガー」は現在公開中。



▼PS3「ワンピース 海賊無双」さらに倍増中

PS3 ワンピース 海賊無双
03月01日発売■PS3:「ワンピース 海賊無双 初回限定DLC付き」
03月01日発売■PS3:「ワンピース 海賊無双 TREASURE BOX」
04月27日発売■HOBBY:「FINAL FANTASY 25周年記念トランプ」

メーカー欠品の報が出回ってから予約が急伸している
PS3「ワンピース 海賊無双」の初回特典付きの勢いがさらに加速中。
「FINAL FANTASY 25周年記念トランプ」も予想以上に好調。



▼今週発売の新作ダイジェスト


02月08日発売■Blu-ray+DVD:「探偵はBARにいる 探偵はここにいる! ボーナスパック」
02月08日発売■Blu-ray:「探偵はBARにいる 通常版」
02月08日発売■Blu-ray:「パルプ・フィクション」
02月08日発売■Blu-ray:「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
02月08日発売■CD:「逆転裁判サウンドBOX 「逆転裁判 蘇る逆転」~「逆転裁判 3」」
02月08日配信■3DS:「電波人間のRPG」
02月09日配信■iOS:「怒首領蜂 大往生」
02月09日発売■PSV:「GRAVITY DAZE 重力的眩暈 特典付き」
02月09日発売■PSP:「幻想水滸伝 紡がれし百年の時」
02月10日発売■BOOK:「TIGER&BUNNY 桂正和原画&ラフ画集成 初回版」