今週発売の主な新作 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼今週発売のDVD


■DVD:「デッド・サイレンス」

【紹介記事】SAWのコンビがおくる古典へのオマージュ「デッド・サイレンス」

今週発売されるDVDで私のイチ押しは「デッド・サイレンス」。
86分という短さの中に古典ホラーへの愛情をたっぷりと盛り込み、
「SAW」シリーズらしいオチでまとめ上げた秀作。
上映館も少なく、一般にはほとんど知られていないと思うのだが
ホラー映画好きならば絶対に観ておくべし。


■BD:「ゾディアック ディレクターズカット」

ノーマルDVDは既に発売中の「ゾディアック」がBDで発売。
アメリカ史上に残る未解決事件であり、
いわゆる劇場型犯罪の元祖とも言われている「ゾディアック事件」を
「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャーが映画化。
主演は「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール。
実際にあった未解決事件の映画化なので結末は見えているわけだが、
それでも徐々に犯人像が絞り込まれて行く過程は目が離せない。
157分とかなり長いことを除けばほぼ文句無し。


■BD:「ダーティハリー アルティメット・コレクターズ・エディション」
■DVD:「ダーティハリー アルティメット・コレクターズ・エディション」

今やアメリカの至宝とも言われる名匠、クリント・イーストウッドの代表作である
「ダーティーハリー」シリーズ5作が、故・山田康雄氏の日本語音声も搭載して
ジジィファン感涙のBOX化。
どうせならBD版で見たいところだが、価格は少々高め。


■DVD:「奈緒子」



「ラスト・フレンズ」の上野樹里と
「ごくせん」の三浦春馬による「奈緒子」も今週発売。
監督は「ロボコン」「さよならみどりちゃん」の古厩智之。
「うた魂」などにも通じる、良い意味で日活らしい、
どこか垢抜けない青春映画で、そこがかえって良かった。
キャラクター設定は一部変更されているものの、
原作のテイストを損なわず上手く映画化している。

▼7月13日受注締め切り。DVD「キン肉マン コンプリートBOX」


■DVD:「キン肉マン コンプリートBOX 完全予約限定生産」
■PS2:「キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛」

年末発売予定の「キン肉マン コンプリートBOX」はいよいよ13日で受注締め切り。
締め切り後の追加生産は一切行われないので、ファンの方は要注意。
キン消し効果が思いの外あったようで、既にかなりの数の予約をいただいている。
また、9月25日にはPS2版の第2弾も発売。
ファミコン版2作も含めた3in1仕様で、こちらも話題を集めそうだ。

▼今週発売のゲーム


■PS2:「ペルソナ4」

今週発売の新作で、当BLOG経由の予約数No.1がこちら。
かなり早い段階から予約が解禁されたこともあり、
待ちに待ったという方も多いのではないか。

中古市場では未だに高値安定している前作「ペルソナ3」は約23万本を販売。
追加要素を搭載した「ペルソナ3 フェス」も約18万本
(アペンド版と単独起動版の内訳はほぼ半々であった)と、
本編に近い販売実績を上げ、シリーズを支えるファン層の濃さは証明済み。

シリーズファンにとっては2年振りの続編登場であることや、
アニメ「ペルソナ トリニティソウル」で新規層を開拓している点を踏まえ
アトラスの目標は初回20万本、累計30万本以上。


■DS:「花より男子 恋せよ女子」

DSは映画公開に合わせた2作に注目。

前売りチケット24万枚以上、公開5日間で動員135万人、興収16億円という
文句無しのスタートを切った「花より男子ファイナル」。
「花より男子 恋せよ女子」は、映画公開やドラマのBD版発売など
「花男」関連の話題が盛り上がっている最中に投入される、原作ベースの恋愛SLG。
スケジュール管理やファッション要素、タッチペンを使ったデートシーンと、
「ときメモ Girl'sSide」や「DUEL LOVE」といった
DS発の乙女ゲーの基本を踏襲した作り。
ドラマ版のDVDボックスは16万セットを超え
国内ドラマ史上に残る記録的なヒットとなったが、
原作も37巻で5800万部を突破しているベストセラー作品。
コミックス最新刊や「花男ファイナル」の公開劇場でも
DS版の告知がされていることもあり、「花男」ファンの認知度も高い。
道明寺椿、大河原滋、藤堂静、三条桜子、中島海、いじわる三人組など
有名キャラクターはほとんど登場するようで、原作ファン、実写版ファンともに
訴求力は高いものと思われる。


■DS:「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大激戦 チャンチャンコ柄ポーチ付き」

「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大激戦」は1986年にファミコンで発売された
「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」を踏襲しつつ
DSに合わせて大幅に進化したアクションゲーム。
ちなみに、「妖怪大魔境」の売り上げは何と124万本。
ファミコン用ソフトの歴代売り上げで
1653タイトル中24位という大ヒット作品である。

DS版「妖怪大激戦」は、髪の毛針、リモコン下駄、チャンチャンコといった
鬼太郎ではお馴染みのアイテムを駆使して進める2Dタイプのアクションゲーム。
ファミコン版を引き合いに出しているだけあり
昔ながらのアクションゲームの雰囲気を継承している。
DSには、「ドラえもん 緑の巨人伝」、「ケロロ軍曹3 天空大冒険であります!」、
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ シネマランド カチンコガチンコ大活劇!」といった
低年齢向けの2Dアクションで良作が多く
本作がそれらを上回っているかと言われると、正直なかなか難しい。
むしろ、「影之伝説」「魂斗羅デュアルスピリッツ」を購入した
ジジィアクションゲーマーの方が向いているかも知れない。
特典のチャンチャンコ柄ポーチはデザインは秀逸。装着率は50%。



ウエンツ瑛士主演の劇場版最新作「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」は
今週末12日より全国一斉公開。


■DS:「ペットショップ物語 DS」
■DS:「伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団」
■DS:「THE 爆弾処理班」

DSの残りはこのあたり。
今夏の任天堂のソフトラインナップを見て、
「王道の手直し」がテーマなのではと勝手に思っているのだが
今週発売されるDS「伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団」や
「ワリオランドシェイク」などは特にその印象が強い。
ルーチンワーク的な作りが目立っていた「スタフィー」も「ワリオ」も
今作はかなり気合いを入れて作られているように感じた。

「ペットショップ物語DS」は、「クッキングママ」「アルカノイドDS」
「スペースインベーダー・エクストリーム」「非常口 EXIT」「影之伝説」
「鉄道ゼミナール」など、ラインナップを冷静に見返してみると
意外にも良作の多いタイトーから発売される、新基軸のペット育成SLG。
体験入学的なシミュレーションではなく、ペットの捕獲をメインにしているのは
調理の基本を無視した「クッキングママ」のタイトーらしい、独創的なシステム。


■PSP:「ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲」

PSPからは、アクションゲーマーから絶大な支持を受けている
「ゴッド・オブ・ウォー」が登場。
PS2版でもハードの限界を感じさせない技術力を見せつけたシリーズだけあり
PSP版も携帯用機とは思えないど迫力の作品に仕上がっている。
実を言うと既に海外版を購入してしまったのだが、
私的にはPS2版よりも易しめに感じた。(実際、クリアまでの所要時間も早かった)
PS2版を未経験の方は、このPSP版から入るのも良いかも知れない。


■Xbox360:「ケイン&リンチ デッドメン」
■PS3:「ケイン&リンチ デッドメン」
■PS3:「ダークセクター」

■Xbox360:「廉価版・The Elder Scrolls IV オブリビオン」
■Xbox360:「廉価版・あつまれ!ピニャータ」
■Xbox360:「廉価版・テストドライブ アンリミテッド」
■Xbox360:「廉価版・フォルツァ モータースポーツ2」

PS3とXbox360は相変わらず。
新作よりも廉価版のラインナップが素晴らしく豪華なので
360ユーザーは上記4作から選ぶというのもアリかも知れない。
個人的には「テストドライブ アンリミテッド」がお勧め。
「オブリビオン」の廉価版は、PS3でも9月に発売予定。

▼パッケージ版発売に先駆け先行配信開始。PS3「SIREN」


■PS3:「SIREN: New Translation サウンドコレクションCD付き」

7月13日午前0時から7月15日午前0時までの48時間限定配信。
価格は5500円(税込み)で、HDDは9GBほど使用するとのこと。
ダウンロードしたソフトには時限式のロックがかかっており、
パッケージ版の発売日である24日までに少しずつ解禁になっていく仕組み。

SCEによると、パッケージ版があくまでも主流であり、
ダウンロード版の販売シェアは全体の4%ほどと予想しているようだが
その4%のユーザーのうちの誰かが、解禁になる度にニコニコ動画や
YouTubeにプレイ動画をアップすれば
パッケージ版発売日には全てネタバレ済みという最悪のパターンも。
私は素直にパッケージ版待ち。

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