手探りから卒業し、いよいよCINGの本領発揮「ウィッシュルーム 天使の記憶」 | 忍之閻魔帳

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■DS:「ウィッシュルーム 天使の記憶」(2007年1月25日発売)


2005年2月に発売された「アナザーコード 2つの記憶」から2年、
多くの傑作ミステリーアドベンチャーを手掛けてきたCINGから
最新作が届けられた。
タイトルは「ウィッシュルーム 天使の記憶」。
「記憶」を使ったサブタイトルが、
本作が「アナザーコード」のDNAを受継いだ作品であることを匂わせている。



■DS:「アナザーコード 2つの記憶」

●DSの2画面を真面目に考えた「アナザーコード」

「ウィッシュルーム 天使の記憶」は、
1979年のロサンゼルス郊外を舞台にしたミステリー。
消息を絶った友人を捜索中のセールスマン、カイル・ハイドが辿り着いたのは、
「願いが叶う部屋」があるという噂の「ホテル・ダスク」。
寂れたホテルの宿泊客達が抱える秘密を紐解くと同時に
少しずつ明らかにある真実とは・・・

冒頭部分しかプレイしていないので、
ボリュームについては「アナザーコードの1.5倍~2倍程度」という
言葉を信じるしかないのだが、
少し触っただけではっきりと分かることがあった。
それは、タッチパネルや2画面など、DSの特性を第一に考え、
いかに使いこなすかを最優先していた(と思われる)「アナザーコード」と異なり、
「ウィッシュルーム」は、そういった手探りの段階からは卒業し、
ミステリーの醍醐味である世界観の構築やストーリーテリングを
最優先している、ということである。
「アナザーコード」では、トリック部分とストーリー部分が
はっきりと区分けされているような印象を受けたが、
「ウィッシュルーム」は、ストーリーの中に極自然に謎解きが組み込まれている。

リバーヒル時代の「J.B.ハロルド」シリーズを思わせる重厚なストーリーに、
ラフスケッチをアニメーションさせたような独特の演出。
クリスマスや年末年始で、家族サービスのために散財した大人が
自分自身のためにそっと購入する。そんな1本としてお勧めだ。

最後にひとつだけ。
このジャケットは渋いを通り越してただ地味。
絵柄的に「アナザーコード」ほど人を選ばないと思うので、
主人公のグラフィックぐらいは載せても良かったと思うのだが・・・

●「ウィッシュルーム」の魅力を紹介したムービーはこちら。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに仕様変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


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  タイトル:ウィッシュルーム 天使の記憶
  メーカー:任天堂
   発売日:2007年1月25日
    価格:4800円(税込み)
 公式サイト:http://www.nintendo.co.jp/ds/awij/index.html
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