想い出次第で楽しさ3割増「うる星やつら エンドレスサマー」 | 忍之閻魔帳

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うる星やつら エンドレスサマー 初回特典「特製ピンバッチ」付き



最近の方には「犬夜叉」の印象が強いかと思うが、
私にとって高橋留美子と言えばやはり「うる星やつら」である。
コミックからTVアニメ、劇場用作品まで
あだち充の「タッチ」と並んでサンデーの黄金期を支えた大ヒット作品であり、
BSやCSで再放送されるなど、その人気は未だ根強い。
1984年に公開された「ビューティフル・ドリーマー」
強い衝撃を受けたアニメファン、クリエーターも多いことと思う。

これほどの人気作でありながら、
ゲーム化されたことは意外と少なく

ファミコン版「うる星やつら ラムのウェディングベル」
PCエンジン版「うる星やつら STAY WITH YOU」
ゲームボーイ版「うる星やつら ミス友引を探せ!」
メガCD版「うる星やつら ディア・マイ・フレンズ」

と、コンシューマーでは4作しかリリースされていない。
今回のニンテンドーDS版は、メガCD版から11年振り、
5作目の「うる星やつら」ということになる。

システムについては「GAME Watch」にて
詳しい紹介がされているのでそちらをご覧いただきたい。
リンク先のスクリーンショットで気付いた方も多いと思うが、
今回はアニメ版の版元からはゲーム化の許可が得られず、
コミックス版の版元から許可を得て制作されている。
しかし、全編音声無しでは格好がつかないため、
ラムの声優である平野文だけは何とか出演許可を取り付けたらしい。
倖田來未のテーマソングも、当初はアニメ版の主題歌を
カバーさせる企画などもあったらしいのだが、これもやはり許可が下りず、
結局ジャケット写真にこっそりとトラ縞を混ぜ込むという
ささやかなアピールにとどまっている。
ちなみにこのテーマソングは、1コーラスだけではあるが
オープニングで聴くことが出来る。

個人的には登場キャラやミニゲームの選び方がけっこうツボであった。
脇役にも魅力的なキャラクターの多い「うる星やつら」だが、
DS版にもコアなファンでなければ覚えていないようなキャラが多数登場する。
分かる人にしか分からないと思うが、雨女の雨森露子や、
しのぶに憧れて何度もやってきていた純情キツネなど、その数は50人以上。
ミニゲームも、「釣鐘割り」や「はんぎゃ摘み」など、
濃いファンならタイトルを聞いただけで
どんなゲームか想像がつくものも含まれており、思わずニヤリとさせられる。

アドベンチャーゲームとしては極ノーマルな出来なので
原作にどれだけ思い入れがあるかによって
面白さは随分と変わってくると思う。
ボリュームや豪華さにおいては
PCエンジン版やメガCD版に遠く及ばないが、
「ラムのウェディングベル」より面白いことだけは確かだ。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:うる星やつら エンドレスサマー
    機種:ニンテンドーDS
  メーカー:マーヴェラス・インタラクティブ
   発売日:2005年10月20日
    価格:5040円(税込み)
    公式:http://www.mmv-i.net/game/ds/urusei/
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