「奥谷通教・増田俊也/シャトゥーン～ヒグマの森～」
・出版社 集英社・全3巻（B6版） 日本文芸社・全2巻（コンビニコミック）
・出版年 2008年～2009年
・掲載誌 ビジネスジャンプ
・入手度 普通～難
・ジャンル 熊/動物 サスペンス パニック
・おすすめ度 ★★☆ サスペンス物が好きな人には+☆。
通信手段も移動手段もない閉ざされた北海道の大森林で、地上最大最強の肉食獣の前に一人、また一人と増えていく犠牲者。山小屋という閉鎖空間で次第に浮き彫りになる人の業とエゴ。そして明らかになる、２年前のある「事件」の重大な秘密とは？
報道記者・土佐薫は娘・美々、同僚の瀬戸祐介と共に天塩研究林に向かっていたが・・・
途中で事故に合うが、その場には、もっとも危険な仔連れの羆の足跡が・・・
シャトゥーンとは穴持たずと呼ばれる冬籠りに失敗し飢えて凶暴化した羆
飢えて人間襲い、人間の味を覚えた羆は際限なく人を襲い続ける・・・
序盤は羆の怖さが語られ、恐怖心を煽ります。
目的地の天塩研究林の研究小屋に逃げ込むが、羆は小屋を破壊し・・・
人間を襲う羆の描写が怖すぎ・・・
注意・これ以降は残虐なシーンが展開されます。
圧倒的な力で人を襲う
生きながらも、羆に喰われる描写はホラーより怖い・・・
作中では羆の能力や習性についても触れられます。
人間の味を覚えたシャトゥーンから逃げる事ができるのか・・・
サバイバルとサスペンスの要素を持った作品で、残虐なシーンが話題になった作品。
動物漫画ではなくサバイバル・パニック系の作品です。
自分が読んだ熊が出てくる作品の中では、最も残虐な描写の作品。
後半は反撃に転じるのですが、このあたりがいかにも漫画的な展開になり好き嫌いが別れるかも。
残虐なシーンはちょっと・・・という人にはおすすめできない作品ですが、この作品人気があるようで、紙版はプレミアがついております。