潜在能力を解放 | メンタルを変え行動に導く。苫米地式コーチング

メンタルを変え行動に導く。苫米地式コーチング

過去に「おまえはダメだ」という評価を人から与え続けられてしまったために、自信喪失に陥ってしまい、本来できるはずなのに「私にはできない」と自分に自分の限界を与えてしまい、能力を発揮できず負のスパイラルから抜け出させずにいる人を助ける。
マンツーマンコーチング

潜在能力を解放

潜在能力と聞くと何か、怪しいもののように見えてしまうかもしれません。
しかし、どこかで
「自分にも使われていない能力があるかもしれない」との期待も持っているはずです。

ところが、どうやってその隠された能力を発揮させるのかと問うと
多くの場合知らないというのが現状です。
以前の私も同じように思っていました。

なにか、特別な人とか優れた環境がなければできない
生まれ持った選ばれた人しかなしえないものだと思っていました。

だけれど、どこかで期待していたのです。
なにかあるはずだと。


どうして、生まれた時は同じ赤ん坊であったはずなのに差がでてくるのか。
何がその差を生み出すのか不思議で、不思議で仕方なかったのです。


すぐに物事を理解できる人。
記憶力が高い人。
自信を持って発言できる人。

一体どこからその差が生まれるのか?



中学校の頃、クラスで一番成績の良かった友人とつるんでいたのですが
彼は決してガリ勉ではなく、いつも他の子と同じように遊んでいました。
なのに、いつもトップ3を維持していたのです。

中間、期末テストではすべての教科において85点以上。
90点以上を取るのはあたりまえ。
100点もよくあったのです。

あるとき、あまりにも自分とはかけ離れた能力を持っているので
何が自分とは違うのかを知りたくなり、1日中追い回してみました。

学校での授業中の態度、姿勢。
ノートの取り方。
休み時間の過ごし方。


そして
自宅まで遊びに行き、部屋まで見せてもらいました。


結果。
何も違いを見つけることはできませんでした。
何か特別なこともしていないし、塾にも行っていない。
まったく、私と同じ生活でした。

親にも「勉強しなさい」と言われず
家庭内のプレッシャーもないのも同じ。

違いをどこにも発見できず、わからなかったのです。
私はどしても知りたくて
最後には直接、どうしてテストで点を取れるのかを訪ねました。


「どうやって覚えているの?」
「なんで、短時間でできるの?」


その時の彼は
「鈴木君はテスト前に何点を取ろうと思って勉強している?」との聞かれたのです。

私は「60点ぐらいかな」と答えました。
その頃、赤点を取るのはイヤだけど、勉強するのはもっとイヤだったのです。
無意識のうちに、クラスの平均点を取れればいいかなとの思いがあったからです。


しかし、彼は違いました。


「僕は100点を取ろうと思って勉強しているんだ」

「ええぇ~、100点取ろうとしているの!」

「そうだよ。だって100点取ろうと思えば、全部勉強しないとできないでしょ」と
当たり前のように言ったのです。

「いやいや、それは無理でしょ」

「100点を取ろうと思うから、90点だったり80点になるの」
「始めっから80点でいいかなと思うとその分しか勉強しないでしょ」
とサラッと言ったのです。


当時は、その意味を聞いたとき
「あぁ、目標が違いすぎるし、そんなに勉強できないや」と考え
思考を停止させてしまい諦めました。

ですが、これはマインドの使い方、コーチング理論の通りなのです。
ゴールの設定を上げて、そこにいる自分こそが自分らしいと
思うから、無意識にそのコンフォートゾーン(居心地の良い空間)を維持しようと働くのです。


そして、周囲の人達もそれが彼のポジションだと認めるために
コンフォートゾーンをキープするのです。


彼は、別に何か特別な努力という感覚ではなく
100点を取ることが自分にふさわしいと無意識に思うから
それに見合う能力を自然に発揮していたのです。


トップであることを心の底から、自分らしいと思うから
能力をゴールに合わせて最適化させる
これが、能力を上げるコツだったのです。


効率的に能力を上げるには
「ゴール設定が先で、方法は後から勝手についてくる」
これこそ、コーチング理論の仕組みなのです。

過去の自分の能力の延長で、自分を決めないこと。
もっと自分はデキるのが当たり前と思うこと。
こんな単純なことを意識し続けると、脳は勝手にブレーキを外すんです。


常に「Yes, I'm Good !!」で行っちゃいましょう。
能力の出し惜しみはもったいないですよ。