「魔法のiらんど」でもやっています。そちらの方もよろしくお願いします。話が終わっても少しずつ編集をしていきますので編集が完了しましたら、そちらが本当の完結作品となります。
県予選開始!
今はバスで会場に向かってる。彰はバスにいない。今日も来ないのかな?何してるんだよ。
「荷物を持って会場に入れ!」
今はハーフタイムだから練習中。
「3分前!」
「さて、今日の相手は一ノ宮学院ですか。噂を聞くほどのとこですね。油断せずに行きましょう」
「はいっ!」
「たくっ長谷川の奴どこいってんだよ。県予選の初戦だってのに!」
白石先輩もわからないのか。やっぱ県レベルにもなると彰を使うのかな。
「長谷川のことは気にするな。試合にだけ集中しろ」
「そんな事言ってもねー木村さん。連絡一つないんですよ」
「連絡はあった・・」
「なんでそのこと言わないんですか!」
「・・・長谷川は俺の指示だ。試合を見に行っている。本当は地区予選の最後の試合だけだったんだが長谷川から連絡があってな、今日も見に行くそうだ」
「早く言ってくださいよ」
「すまん・・」
試合前に嫌な雰囲気。
「もういいですか?今日の相手は小型なチームですが4番のPGを中心によくまとまった良いチームです。特にラン&ガンが得意なスピードがあるチームです。・・・真っ向勝負です」
「こっちもラン&ガンですか?」と木村部長
「走り合いです」
「よっしゃ!」と白石先輩
いよいよ県予選か。相手はスピードがあるのか。こっちは白石先輩くらいだからなあ。なんで監督相手の得意な戦い方をさせるんだろ。
「湘南高校黒。一ノ宮学園白で行います」
試合が始まった。相手のセンターでも188cm。4番の人も172cmでかなり小さい。ジャンプボールはもちろん勝った。マッチアップは白石先輩に相手の4番が付いてる。だけどやっぱり白石先輩の方が上手いと思う。でも白石先輩試合前に「俺、あの人嫌いだな」って言ってたな。
「ターンオーバー!」
あっ!白石先輩がスティールされた!
「戻れ!」
あー。決められた。やっぱり速いな。小型なチームだから〝あれ〟だけを練習したのかな。走り合いじゃあ勝てないよ。
「高橋さん。なんで監督は真っ向勝負なんてさせたんですか?スピードじゃ勝てませんよ」
「さあ。私もわからないわ。何か考えがあると思うけど・・」
「高橋さん。以前白石先輩ってあの4番の人とマッチアップしたことあるんですか?」
「ええ。昨年のこの大会の2回戦で戦ったチームよ」
そうか。だからあの人がどんな人かわかるのか。でも、2回戦ってことは去年は勝ったんじゃん。
「ケイ。お前の好きにやれ。先生が言ったことはあまり気にするな」
「・・・はい」
そうか!昨年も真っ向勝負だったのか。だから先生は今回も同じ戦略でやろうとしているのか。
「高橋さん。昨年も真っ向勝負だったんですよね!」
「昨年は今よりも大きかったのよ。Cの人は195cmはあったと思うわ」
昨年は大きかったのに今年は小さいのか。ならラン&ガンの練習は多くて1年。
「わぁー!」
部長のダンクだ!これで同点。
「リバン!」
「木村さん!」
白石先輩の独走!
「戻れー」
ああ、相手の戻りが速い。速攻は止められたか・・白石先輩1人でいった!
「なめるな!」
相手はCの人だけ。ダブルクラッチ!
「ピィー。ディフェンス!バスケットカウントワンスロー!」
白石先輩のフりースローが決まってさらに1点追加!そしてそれがきっかけになり前半終了で点は64対36。そして後半一ノ宮の3Pがよく決まり一時は10点差まで詰め寄られたが部長のリバウンドからの速攻で再び点差は大きくなり
「試合終了!112対79で湘南高校の勝ち」
「あっした!」
この試合は俺は出れなかった。当たり前だけど出たかった。試合に出れなきゃ練習した意味がないじゃん。決めた。俺、この大会中に彰と一緒に試合に出る。
