Electric Light Orchestra/Eldorado | Sinn音楽館

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「Electric Light Orchestra/Eldorado」・1974年・4th

01  Eldorado Overture

02  Can't Get It Out Of My Hea

03  Boy Blue

04  Laredo Tornado

05  Poor Boy (The Greenwood)

06  Mister Kingdom

07  Nobody's Child

08  Illusions In G Major

09  Eldorado

10  Eldorado - Finale

(PV:②)

 

●エレクトリック・ライト・オーケストラ(Wiki

1970年結成、1986年解散のイギリスのロック・バンド。

メンバーはジェフ・リン(Vo、G)、ベヴ・ベヴァン(Ds)、リチャード・タンディー(Pi)、マイク・デ・アルバカーキ(B)、マイク・エドワーズ(Vc)、ミック・カミンスキー(Vi)、ヒュー・マクダウェル(Vc)

 

●4th:「エルドラド」(Wiki

3rd:「On The Third Day」の10ヶ月後リリースの4th。

 

①「エルドラド=序曲」:スペイシーな交響曲なオープニング。

②「見果てぬ想い」:メロディアスなビートルズ風のバラード。

③「ボーイ・ブルーの帰還」:ファンファーレが印象的なポップな反戦歌。

④「ラレドの嵐」:枯れた味わいの哀愁ロック。

⑤オーケストラ・サウンドの軽快ロックン・ロール。合唱コーラス◎

⑥「偉大なる支配者」:ビートルズからの影響大のバラード。

⑦ノスタルジック&ジャジーなナンバー。ピアノ・ソロ&コーラス◎

⑧「ト長調の幻想」:ギラギラ&ノリノリなロックン・ロール・ナンバー。

⑨ドラマティックなロック・オペラ風。逆回転メッセージで有名な曲。

⑩「エルドラド=終曲」:勇壮な交響曲で終幕。①のリプライズ。

 

②全米9位、③

夢の国「エルドラド」(黄金郷)での出来事を描くコンセプト・アルバム。

アルバム・ジャケットは映画「オズの魔法使い」のワンシーン。

 

フルオーケストラ導入のクラッシック志向のプログレッシブ・ロック。

現在ならばミュージカル、ロック・オペラと書いた方が判りやすいかも。後のポップ&キャッチーなELOとは全く異なるで聴き手を選ぶ音楽性。

 

残念なのはプログレ・ファンには見向きもされずな事。

この時代のプログレッシブ・ロックに遜色ない出来だと思うのですが、やはりELO=ポップ・バンドの印象が邪魔をしているのかも。

 

もっともこれだけ音楽性が変化するバンドも珍しいかもで、古くからELOを知るコアなファンしか知らずなアルバムかも。

知る人ぞ知るELO、プログレッシブ・ロックの隠れ名盤。

 

 

●参考&過去記事