「Fruupp/The Prince Of Heaven's Eyes」・1974年・3rd
03 Jaunting Car
05 Knowing You
●フループ(Wiki)
1971年アイルランド・ベルファウストで結成されたプログレッシヴ・ロック・グループ。
メンバーはヴィンセント・マッカースカー(G)、ピーター・ファレリー(Vo、B)、スティーヴン・ヒューストン(Key)、マーティン・フォイ(Dr)
●3rd:「太陽の王子」
2nd「Seven Secrets」の7ヶ月後リリースの3rd。
①「旅の始まり」:甘い歌声のファンタジック&メロディアスなオープニング。
②「魔王との出会い」:ジェネシスっぽいマーチ調のポップ。軽快レトロなサウンド◎
③「二輪馬車に乗って」:遊園地で流れてそうなカントリー調の楽しげなインスト。
④「アニーの歌」:オルガンの弾むリズムが良い快速ギター・ロック。ちょっとYES風?
⑤「君を知ってから」:バラードから劇的に変化する長尺プログレッシブ・ロック。
⑥「鏡の湖」:天使のような歌声とピアノ&フルートによる幻想的な曲。
⑦「かもめよ、かもめ」:お伽噺を語るような不思議な雰囲気の曲。
⑧「旅の終わり~新しい明日に向かって」:幻想的&壮大なシンフォニック・ロック。
現在リマスター再盤され流通しているCDは⑨「Prince Of Heaven」、⑩「Jaunting Car」(Single Version)を追加収録。
この2曲は本作と同時期にリリースされたシングルのAB面曲。アルバム未収録。
ポール・チャールズ作「天の瞳の王子」を元にしたコンセプトアルバム。
(ラニガン青年がさまざまな人と出会いながら虹の果てを目指す冒険を描いた物語)
前2作の重厚なバロック・サウンド、フォーク・サウンドから、本作はシンフォニック路線へ。
フループといえば本作な人多しで、フループの最も取り上げられているアルバム。プログレ好きには本作が一番ハマりそうな気がします。
フループの4枚のアルバムを一挙に聞いたで、その中で一番理解しやすかったのが本作でした。
それぞれのアルバムに良さがあり、どのアルバムが一番かは決めかねますが、フループの入り口としては本作が一番良いと思われます。
ほのぼのとした牧羊的なジャケットが良いでファン多し。
●参考&過去記事