「Fruupp/Future Legends」・1973年・1st
02 Decision
●フループ(Wiki)
1971年アイルランド・ベルファウストで結成されたプログレッシヴ・ロック・グループ。
メンバーはヴィンセント・マッカースカー(G)、ピーター・ファレリー(Vo、B)、スティーヴン・ヒューストン(Key)、マーティン・フォイ(Dr)
●1st:「知られざる伝説」
フループのデビュー・アルバム。
①「知られざる伝説」:優雅なヴァイオリン&ストリングスによる美しいインスト。
②「審判」:メランコリックな哀愁HR。中盤以降の劇的展開が凄い。
③「夜明け」:クラッシック+アートロック+プログレな幻想的な曲。インストパート◎
④「土に埋もれた書簡」:異国情緒漂うミステリアスな哀愁プログレ。
⑤「悪魔の神」:勇壮なフォーク・ロック。ドラマティック&プログレ展開の中盤◎
⑥「過ぎ去りし未来」:悲壮感漂う泣きのメロディの繊細な曲。
⑦「瞑想の詩」:「静」と「動」の対比による哀愁イタリアン・ロック風。
⑧「知られざる伝説」:①のアレンジ違いのエピローグ。
近年の再盤は⑨「On A Clear Day」を追加収録。
この曲は初盤LPに収録されるも権利関係から長らく削除されていた曲。
「光と影」を表現したファンタジックなアルバム。
泥臭いブルース・ロック、ハードロックをベースに、クラッシック、ジャズ、プログレッシブ・ロックを取り込んだ作風。
劇的というか仰々しく大袈裟な展開が面白いかも。
聞いて真っ先に思い浮かんだのがアートロック路線のディープ・パープル。哀愁ボーカルや異国情緒漂うサウンドはイタリアン・ロック風かも。
●参考&過去記事