Yes/Tales From Topographic Oceans | Sinn音楽館

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「Yes/Tales From Topographic Oceans」・1973年・6th

Disc1

01  The Revealing Science Of God (Dance Of The Dawn)

02  The Remembering (High The Memory)

 

Disc2

01  The Ancient (Giants Under The Sun)

02  Ritual (Nous sommes du soleil)

 

●Yes(Wiki

1968年結成のイギリスのプログレッシブ・ロック・バンド。1981年解散、1983年再結成。

本作のメンバーは、ジョン・アンダーソン(Vo)、クリス・スクワイア(B)、スティーヴ・ハウ(G)、リック・ウェイクマン(Key)、アラン・ホワイト(Ds)

 

●6th:「海洋地形学の物語」(Wiki

5th「Close To The Edge」から約1年後リリースの6th。

プロデュサーはエディ・オフォード、アートワークはロジャー・ディーン。

 

①「神の啓示」:牧羊的な雰囲気の壮大な叙事詩。歌声がお経のように聞こえる・・・

②「追憶」:音の海に漂うようなアンビエントな前半、展開が変わる後半の対比が面白い。

①「古代文明」:変化しまくりの異国情緒漂う民族音楽風。終盤が印象的。

②「儀式」:本作のクライマックスの宇宙的、神秘的なプログレッシブで実験的な曲。

 

アナログは各面1曲(20分半、21分、18分半、22分)のみ収録のイエスらしい2枚組大作。

ジョン・アンダーソンが日本滞在中に読んだヒンドゥー教の聖典から着想し、ジョンとスティーヴを中心に作成。

 

4th「Fragile」、5th「Close To The Edge」のようなスリリング&ハイテンションではなく、穏やかな雰囲気の幻想的な世界観を展開。

本作をイエス交響曲ととらえるファン多く冗長すぎるとの評多し。

 

当時問題作として評価が別れたそうですが、現在は批判、酷評以前に無視されがち・・・記事を書く際の資料集めの際に、本作だけ極端に取り上げられておらずでした。

もっとも本作はイエスのメンバー間でも評価が別れ、クリスとリックは批判的な意見。

 

リアルタイムが「90125」の自分には、コレもイエスなんだろうなあで特に良い悪いを感じず。

そして本作を聞いたのが遅かった事もあり、他のアルバムと比較すると理解しきれておらず。

 

 

●参考

Yes:ディスコグラフィ&関連記事