「Light/Light」・1995年・1st
04 Dreams
05 Dream On
06 God On Wires
●ライト
1986年結成のオランダのプログレッシブ・ロック・バンド。
メンバーはマリオ・ドリーッセン(G、Vo)、ユルン・クレスティング(Key、Vo)、ランディ・ヴァン・ダイク(B、Vo)、ジャック・ランディ・ヴァン・ダイク(Dr)
●1st:「天孫降臨の瞬間」
混声合唱団、フル・オーケストラを迎えた壮大なシンフォニック・ロック。
①ソフト・ロック、ポンプ・ロックなオープニング。
②長いイントロのシンフォニックな泣きの曲。
③前曲と繋がるようなインスト曲で、こちらはプログレッシブ・メタル風。
④アコーステック、メタル、シンフォニックな4部編成22分の大曲。
⑤ボーカルの線の細さが気になるプログレッシブ・メタル路線。
⑥前半はパワー・バラード、後半はアメリカンHRをプログレ化したような変わり種。
⑦牧羊的なフォーク・ロック。中盤以降の弾きまくりのインスト・パートが聴きどころ。
⑧本作のアウトロなアコースティック小曲。
HM色が強いプログレ、良くも悪くもない特徴のない音というのが当時の感想。
久々に聞いてもその感想は変わらずで、現在だと練り込み不足の未完成な部分が目立つかも。
邦盤帯には「SI Music」レーベル期待のニュー・バンドとか白々しく書いてありますが・・・
本作のみでバンドは消滅した模様。「SI Music」レーベルは1995年に消滅しており、その煽りを喰らったのではないかと思われます。
本作をリリースした当時アポロンはちょっと青田買いしすぎだったかも。
これはマグナ・カルタ・レコード(マジェラン、シャドウ・ギャラリー、カイロ等)所属アーチストの成功が背景にありで、持ち駒不足からの青田買いだったのかも。