「鈴木祥子/Hourglass」・1991年・5th
01 Sweet Thing
02 Hourglass
03 Little Wing
04 Happiness
05 言葉
06 花束
07 とどくかしら
08 Love Child
09 Silent Dream
10 Farewell Song
(音源なし・・・)
●鈴木祥子(Wiki)
1988年デビューのシンガー・ソングライター。
代表曲は「夏はどこへ行った」、「ステイションワゴン」、「優しい雨」等。
●5th:「Hourglass」
4th「Long Long Way Home」から1年ぶりの5th。
作詞:鈴木祥子(①、④、⑤、⑥、⑦、⑨、⑩)、杉林恭雄(②、③、⑧)
作曲:鈴木祥子(①~⑦、⑨、⑩)、菅原弘明(⑧)
①永遠の想いを歌う静謐な曲。延々と繰り返されるメロディが印象的。
②アカペラ風の歌唱が良く合うノスタルジックで素朴な曲。
③牧羊的な雰囲気の淡々と力強く歌うピアノ・バラード。
④歌詞が響く70年代カントリー・ロック風。セルフ・コーラスもいい感じ。
⑤艶っぽい歌声で日常を歌うフォーク・ソング。まさに言葉な歌詞が◎
⑥淡々と歌うピアノ・バラードで、どこまでも沈み込んでいく鎮魂歌。
⑦小さな幸せを歌うピアノ・バラード。イトーヨーカ堂のマタニティドレスを着て~な歌詞も◎
⑧ジャムセッションのようなアコースティック・ソング。外部ライター作の曲は珍しいかも。
⑨ノスタルジック、センチメンタルを通り越した儚げな歌。
⑩映画のワンシーンのような、一日の終わりと愛を歌う鎮魂歌。
④7th(CW「どこにもかえらない」)、①8th(CW⑦)、②9thCW
前作までとガラリと音楽性が変わった5thで、本作を鈴木祥子の最高傑作にあげる人多し。
内相的で沈降していく世界観の中に、光と温かみを感じるアルバム。
前後の作品と異なる音楽性の異色作で、鈴木祥子のアルバムで最も好き嫌いがはっきり別れそうなアルバム。
恐らくこの時の鈴木祥子だから作れたアルバムで、大きく異なる立ち位置で作成されたのかも。
モノクロ&セピアカラーのジャケットが本作の世界観をよく表しております。
人に薦めたいけど、人に薦めにくいで、圧倒的な世界観にハマった人多し。ただその世界観は判る人にしか判らない世界で、本作は通好みのアルバム。
●参考&過去記事