井上昌己/熱愛 | Sinn音楽館

Sinn音楽館

CD紹介&音楽関連のブログ。

 

「井上昌己/熱愛」・1998年・9th
01  あのひと
02  離れてナンボの恋でしょ?!
03  雪の朝に思うひと
04  恋してなければ
05  そんなふうな恋が好き
06  哀しいひと
07  終わりの予感
08  熱愛
09  ゲームII
10  愛だけ

 

●井上昌己(Wiki

1989年デビューのシンガーソングライター。90年代GiRLPOPブーム中心的存在。

代表曲は「恋が素敵な理由」、「YELL! -16番目の夏-」、「純心」等。

 

●9th:「熱愛」

8th「Up Side Down」の2年3ヶ月後リリースの9th。

 

作詞:井上昌己(②、③)、古賀勝哉(①、④~⑩)

全作曲:井上昌己

 

①ちょっと懐かしいポップ&キャッチーな歌謡曲風。

②「離れてナンボの恋でしょ?」が印象的な遠距離恋愛を歌うガール・ポップ。

③美声&セルフ・コーラスが良い冬歌シティ・ポップ。

④突然部屋にやってきた恋人との関係を歌う日常ラブ・ソング。

⑤我儘な女性と便利な恋人を歌う、女性の願望をストレートに歌う風変わりな曲。

⑥恋人との心の距離を歌う哀愁ラブ・ソング。悲しげで憂いたっぷりの歌声が好き。

⑦「恋」を続けるか終わるかの選択を歌うスロー・バラード。結果は・・・

⑧郷愁&哀愁、心を揺さぶる演歌チックなバラード。

⑨「ゲーム」続編。無機質な打ち込み音に悲しげな歌声が絡む。

⑩ラストはピアノ伴奏の情熱的なバラードを熱唱。

 

①23th(CW「壜の中のふたり」):「乙女のザンゲ」ED、ライオンCMソング

⑥24th(CW「Oops!」)、⑧25th(CW「好きになってしまった」、「二人の世界」)

前作との間にバラード・ベスト「Love Ballad Best SHOKO LAND」をリリース。

 

井上昌己らしい様々な「愛」を歌う充実作。

前半ポップ・ソング、後半ラブ・バラードをメインに収録。

個人的には④「恋してなければ」、⑦「終わりの予感」、⑧「熱愛」と好きな曲多し。

 

ガール・ポップ・ブーム終焉、J-POPブームの兆しの頃にリリース。

前作から本作までの間が空いた事もあり脱落したファン多し、更にこの後のゴタゴタで忘れ去れてしまったアルバム。

 

所属レーコード会社トーラスレコードが、ユニバーサル・ミュージックへ吸収合併。

以降ロンドンへ短期留学、レーベル離脱、自主レーベル「shokoland」設立、体制の立て直しで90年代末期~00年代序盤は活動がストップ。

 

当時ファンクラブ未加入、ネット環境なしで活動状況が判らずで、井上昌己は引退したのかと思っておりました。

次作10th「バナ・オレンジ・ベリー」の存在を知ったのはかなり後の事でした。

 

 

●参考&過去記事