Impellitteri/Grin & Bear It | Sinn音楽館

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「Impellitteri/Grin & Bear It」・1992年・2nd
01  When The Well Runs Dry
02  Ball And Chain
03  Wake Up Sally
04  Power Of Love
05  Under The Gun
06  Endless Nights
07  City's On Fire
08  Grin & Bear It
09  Dance

 

●インペリテリ(Wiki

1987年結成のHMバンド。クリス・インペリテリ以外のメンバーは流動的。

本作のメンバーはクリス・インペリテリ(G)、ロブ・ロック(Vo)、チャック・ライト(B)、ケン・メリー(Ds)

 
●2nd:「グリン・アンド・ベアー・イット」
グラハム・ボネットの参加が話題となった1st「Stand in Line」に続く2nd。
 

①今までのインぺリテリと異なる、カラッとした軽快爽快アメリカンHR。

②キャッチーな哀愁ロックソング。
③当時不評だった重くグルーヴィーな曲。バンドの歴史の中では異色曲。
④Gソロも含め今までのインペリテリらしい曲で、ロブ・ロックの熱唱が◎
⑤この曲もグルーヴィー&ファンキー。
⑥ヴァン・ヘイレンのようなカラッとした豪快なアメリカンHR。
⑦ミドルテンポのロックソング。ギターの音色がヴァン・ヘイレンっぽいのは意図的。
⑧LAメタル風、ロブ・ロックはまさにあの時代の歌い方。らしくないGソロ面白い。
⑨シンプルなアメリカンHR。知らずに聞いたらインぺリテリだと気がつかないかも。
 
残念ながらというか当然ながらグラハム・ボネット脱退、ロブ・ロック出戻り加入。

 

当時人気のグランジも取り入れ、アメリカンHR路線へ大胆にチェンジ。更に速弾きも控えめで、これがファンだけでなく速弾き&ネオクラファンからは大不評。

アメリカンHRな本作の音は好みだけど、流石に前作を聴いた直後にコレは厳しかったかも。

 

作品内容は悪くなく良質のアメリカンHRを楽しめる1枚。

ファンキー&グルーヴィー、そしてブルージーなギターも面白いで、クリス・インぺリテリの違った一面が垣間見れます。

ただクリス・インぺリテリに期待していた音と大きく異なるで大不評。

 

速弾き&ネオクラにこだわる人には、何十年経っても駄作のままなんだろうけど・・・当時の評価が何十年たってもついて回るのは、フェアじゃないと思うばかり。

 
インぺリテリは日本でのセールの依存度の高いバンド、不評のアメリカンHR路線はあっさり廃棄。
次作EP「Victim Of The System」は速弾き&ネオクラ路線へ回帰・・・そして速弾き&ネオクラファンは大歓喜・・・それで良かったのかは疑問だけど。