Duran Duran/Astronaut | Sinn音楽館

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「Duran Duran/Astronaut」・2004年・11th
01  (Reach Up For The) Sunrise
02  Want You More!
03  What Happens Tomorrow
04  Astronaut
05  Bedroom Toys
06  Nice
07  Taste The Summer
08  Finest Hour
09  Chains
10  One Of Those Days
11  Point Of No Return
12  Still Breathing
(PV:

 

●デュラン・デュラン(Wiki)

1978年結成のイギリスのロック・バンド。

メンバーはニック・ローズ(Key)、サイモン・ル・ボン(Vo)、ジョン・テイラー(B)、ロジャー・テイラー(Ds)、アンディ・テイラー(G)

 

●11th:「アストロノーツ」

10th「Pop Trash」から4年4ヶ月後リリースの11th。

 

①80sニュー・ロマンティック・サウンド。当時風の哀愁サウンドとコーラス◎
②アンディのギターが目立つクール&シックなエレクトリック・ポップ。
③暗く退廃的な雰囲気が良い哀愁メロディアス・ダンスポップ。

④煌びやかなシンセの音が響きわたる、キャッチーなエレクトリック・ポップ。
⑤R&B、レゲエ、ヒップホップからの影響大。サイモンのラップが新鮮。
⑥エレクトリック色の濃いハウス、トランス路線。ライブ向きの曲かも。
⑦ファンキー&グルーヴィーなエレポップ。キャッチーなサビ&コーラス好き。

⑧サイモンの憂いたっぷりの歌声が良い哀愁テクノ・バラード。

⑨↑と似た路線の退廃的なバラード。中盤以降は似た感じの曲多しでダレ気味。

⑩ドリーミーなサウンドの気怠いメロディアス・ロック。

⑪淡々としたエレポップ。アンディのギター・ソロがちょっと浮き気味。
⑫陰鬱な雰囲気の哀愁バラード。

 

①全英5位、全米89位、③全英11位、⑥

邦盤のみ⑬「Virus」を収録。

オリジナル・メンバー5人が再結集。この5人でのアルバム・リリースは19年ぶり。

 

その道のりを軽く辿ると1985年ロジャー・テイラー、アンディ・テイラー脱退、1989年ウォーレン・ククルロ、スターリング・キャンベル加入、1997年ジョン・テイラー脱退、2001年ロジャー、アンディ、ジョンが復帰しオリジナル・メンバー5人編成に。

 

オリジナル・メンバーが再結集した本作はリリース前から話題性抜群。

サウンドは80年代ではなく現代(00年代)の音、バンド側が敢てその音&曲にしたそうです。

 

本作は9th「Medazzaland」、10th「Pop Trash」の音楽性を引き継いだサウンド。

日本の雑誌記事ではオリジナルの5人が再結集、80年代の音のデュラン・デュランが帰ってきたな宣伝&提灯記事が一杯・・・

それを信じ聞いてみたら何か違う?と、思った人は結構多かったんじゃないかと思います。

 

評価は賛否別れておりますが、個人的には駄作でもなく大騒ぎするほどの良いとも思えず。

過去のデュラン・デュランに過度の思い入れがある人には当然向かず。否定的過ぎる人は思考と嗜好が80年代で止まってしまっているのかも。

 

DVD付2枚組仕様の豪華版もリリース。

 

●参考&過去記事