またネチネチチクリ魔くんが息子とトラブった



先生とのさよならの後、園庭で遊ぶ息子

グランドに絵を描く息子

それにつられて寄ってくる他の子達

みんな絵を描きたいから息子の枝を貸してもらおうとする

当然息子はかさない
だって枝なんてたくさん落ちているのだから自分で拾えばいい


「あっちにいっぱい落ちてるから拾ってきて描いたらいいんじゃない?」

そういうとみんな探しに行く


するとネチネチチクリ魔くんも来て

息子の枝を無理やり取ろうとして折れた

息子は怒った

ネチネチチクリ魔くんの腕を叩いた


私は息子が叩いた事はダメだと注意する
それでも悪いのはネチネチチクリ魔くんだ

やめてと言ってるのに辞めないから


「いちた!叩いた事はダメだったから謝りに行こう!」

「絶対やだ!」

だよな……
だっていちたは本来怒られる立場じゃない



先生に言われてた
手を出したら謝らなきゃいけないと


だけど先に嫌な事をしてきたネチネチチクリ魔くんは謝りに来ない

ずっと叩かれたことに関して怒って
お母さんの前で泣いてるだけ


これはおあいこだ



すると息子もむしゃくしゃしているのか
描いた絵を消してまわる

「消してまわるのやめようか?じゃあいちたの描いた絵をママが消していいか?」

「イヤだ。」

「だよね。じゃあやめとこう。」


そして私は枝を拾い

「これをネチネチくんに渡してこよ?あれは僕が使ってたから他のを拾ってきてね。叩いたのはごめんねって。」

「イヤだ!」


あ〜どうすればいい……
先生には子供に行かせないとダメだと
言われてるけど……
私は枝をネチネチくんに渡しに行き
凄く泣いてる姿をなだめた

お母さんもきっとどうすればいいか悩んでる

「ネチネチくんも絵描くの好きだもんね
拾って来たからこれで描こう?」

受け取ってくれた。


息子はまだむしゃくしゃするのか次は砂をつかみ始めた

そして近くにいた子に向かう


私はパッと腕を掴み
「砂を絶対投げないよ。」
そう息子にしか聞こえない小さな声で言うと


息子は砂を掴むのをやめた




息子は気を取り直して絵描きを再開する


すると息子の背後にネチネチチクリ魔くん


ネチネチチクリ魔くんの手には砂

私は近くにいき先程と同様小さな声で
「ネチネチくん?やめてくれるかな?」
そう言うと辞めた

だけど黒い砂?土?を息子の服につけ
「虫がいた!」っていいペシッと叩いた




……嘘やん




「ありがとう!虫がいたら叩いて!」
息子はネチネチくんにお礼を言う



これは……どう言えばいい( ̄▽ ̄;)
ネチネチくんに嘘ついて息子の背中叩いたよね
って言えばきっとまた場が荒れる

しかし……このまま何も言わないでいい?

私は揺れていた……


ネチネチくんのお母さんは他のお母さんと喋ってる

うーん……


悩んだ……




それからは何となく一緒に遊んでいたので
良かったけれども……


ネチネチくんはバレなきゃああいう事をしていいと思ってこれからを生きていくのだろうか……



この現場……大変だな……
先生の凄さと大変さを痛感した……



やっぱりまだまだ遊んでる息子から目は離せない
目を離すと何かする、何かされてるから。。。