生理物質の相互作用
気 血 津液は主として
水穀の精微から化生され
生命活動を維持する物質である。
これらは生理的に相互に依存し、
相互に制約する関係にある。
したがって互いに影響されやすい。
精と気
気は精を生じ、精は気を生じる。
相互転化の関係にあり、
精気と呼称される場合がある。
精は腎に蓄えられ原気を生み出す。
気が充足すれば臓腑の機能も正常に働く
臓腑が水穀の精微を化生することができ、
精は満ち溢れ、腎に蓄えられる。
つまり気の充足が精を生み出す条件となる
また気は精を固摂し、精は充足する。
精と血
両者ともに水穀の精微から化生され、
精は血を生じ、血は精を生ずる。
という相互関係にある。
このような精と血の関係を
精血同源と呼ぶ。
精の一部は脈中に入り、
血の構成成分となる。
全身を巡っている血は、
臓腑に精を補充する。
精と津液
ともに水穀の精微から化生され、
身体を潤す特徴ある。