痰湿の特徴
湿
津液が生理的な機能を失い、
全身に広がって停滞した
希薄な状態のことを指す。
湿が体内に停留すると、
身体の重だるさ 浮腫 下痢
などの症状が起こる。
湿により発生した症状は、
多湿や降雨などの環境要因で
増悪することが多い。
水
湿より濃密な状態
明確には区分できない
飲
水よりさらに濃密な
状態で停留した津液のこと。
胸部 胸脇部 皮膚に停留することが多い
停留する部位により
腹鳴 動悸 喘息 浮腫
など固有の症状が起こる。
痰
湿 水 飲 が凝集して、
固形物に近い状態になったもの。
気 血の流れに沿って全身に移動し
あらゆる場所で症状を起こす。
比較的上半身の症状が‘多い。