どうも、グルグル最終回の破壊力にやられた管理人、イモです。
あの演出でなんというかスタッフさん方の気持ちが理解できました。最高です。
言うことがあるとすればただ一つ! なんで夕方1年枠じゃなかったの、と!
さて、話は変わりますが今年ももう映画館には行けなさそうなのでまとめに入ろうかと。
結局観た今年公開の映画は
ドクター・ストレンジ
ラ・ラ・ランド
モアナと伝説の海
SING/シング
美女と野獣
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス
LOGAN/ローガン
トランスフォーマー/最後の騎士王
宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲
劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング
スパイダーマン:ホームカミング
Fate/stay night [Heaven's Feel] 第一章「presage flower」
RWBY Volume4
マイティ・ソー バトルロイヤル
ジャスティス・リーグ
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー
スター・ウォーズ/最後のジェダイ
ガルパン最終章1話
の18タイトルですね。今年は美女と野獣が複数周回対象でした。
いつにも増してヒーロー映画ばかり、というかほぼほぼヒーローかアニメ映画しか観ていないことに気づきましたがわりとデフォなのでスルーで。
ちなみに円盤等含めると200に足りないくらいのタイトルを視聴。来年以降一気に減るんだろうなぁ……。
で、今年公開の映画館で観たほぼ全ての映画の話するから中々長いよ! あとネタバレ入っています!
……あー、今年も変わらず興味のない人、ネタバレNGな人はUターン推奨だ。
長いしな、無駄に」
というわけで映画語りタイムでーす!
まず今年の映画全体です。
……とはいえ映画界の動きとしてはあまり実感できるものはなかったんですよね。別段リブートが目茶苦茶増えたわけでも制作委員会方式ぶっ壊した邦画がヒットを飛ばしたわけでもなく。これに関しては去年が異常だったというのもありますが。
権利的には20世紀FOXがディズニーに買われるという超絶ドでかい案件がありましたけどねっ! このデカさが僕ら一般人にわかるのはおそらくもっと後。……いやー、アベンジャーズvsXMENやるのかなー、10年後くらいに!
さて、それでは一応毎年やっている気もしますし個人的な今年のランキングをのっけておきます。純粋に個人として楽しめたものよりもリア友に勧められる娯楽という意味でのランク付けです。
理想はフラッと寄った映画館で楽しくなれるエンターテイメント。芸術性や事前勉強が必要なものは僕の好きな映画像とは少しズレて来るのです。
3位 美女と野獣:
かなりの良アレンジだと思います。
リアルに、よりシリアスにするだけの実写映画化かと思わせておいて、非常にうまく追加、改変しながらもまとめています。結果的にアニメ映画の美女と野獣を知っていても知らなくても楽しめる作品になっています。万人に勧められる映画としてピッタリかと。
ただあのグルグル回るカメラワークはなんなんだろう。あと日本語訳! 吹替えキャストはかなり良いところから引っ張ってきているのに訳歌詞の字余り感が非常に気になりました。
2位 SING/シング:
芸能人激推し枠かと思いきや、良作です。
話の構成自体は王道ですが、昨今こういう映画も減って来ているので話題作として王道が盛り上がるのは非常に良いことだと思います。
原語だとスカヨハいるの最高。
1位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス:
ごめん、事前勉強無いのが理想とは言ったけどやっぱりガーディアンズは本気で面白いんだ。
僕が今年の映画で何が一番おススメなのよと聞かれたら間違いなく即答しちゃうくらいにはたまらないんだ!
軽いノリにしっかりとしたテーマ性と強烈な個性のキャラクター、前作の高すぎるハードルをあっさりと乗り越えた究極のエンターテイメントかと。いや、ホントマジで見て最高だから。
ドクター・ストレンジ:
映像的には異端ですが、中身自体は王道のヒーロー映画です。
この部分盛り上がりとしてどうなのよ、などと気になる部分もあるにはありますがかなり真っ当に面白いヒーロー映画。アベンジャーズ関連の知識ゼロでも楽しめるのもアドですよね。
ラ・ラ・ランド:
人を選ぶ。世間の評価がすごく理解できるものです。
僕は好きです。かなり好き。
現実と理想の選択の難しさですよね……。正直やさしい世界の描写で泣きました。
余談ですがこれが公開された頃ミュージカル映画なのにハッピーエンドじゃない、という話があがっていましたがミュージカル映画にもミュージカルそのものにも悲劇やバットエンドはわりと存在します。
モアナと伝説の海:
どういたしまして。Your Welcome!
一時期盛り上がり、以後空気みたいな扱いにあるような気がしますが中身は中々面白い良作です。あ、バリッバリの冒険ものですよ!
夏に公開したら皆海行きたくなったんじゃないかな!?
LOGAN/ローガン:
映画の出来としてはめっちゃくちゃ良いです。それこそ今まで観た映画の中で僕内ランキング入り間違いなしの。ただシリアスな良さなんです。
エンターテイメントとして考えると曇ってしまうのとウルヴァリンという2000年頃から映画内でも活躍をし続けているヒュー・ジャックマンのアメコミ原作映画ヒーローを知っていてこそ成り立つ作風なんです。アメコミ枠としての境界を乗り越えた作品かな、と個人的には思っています。
最近の言い方をすると「好き、しんどい」ってやつですね。
トランスフォーマー/最後の騎士王:
映画3本くらいぶち込んで特に割ることがなかったみたいな圧倒的情報量で好きです。
アクションアクションまたアクション! でもCGの細かい動きや表情で丁寧にキャラクターを描いていてですね……!
今年のランキングに乗っけちゃってもいいレベルかな、とも思いましたがよくよく考えるといきなり飛び出る用語が結構飛び交っていたのでこの位置に。
気持ち的にはトランスフォーマーリベンジを観ていた頃の楽しさを取り戻せた感じがあります。
ディセプティコンにも個性がいっぱい!
宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲:
キュウレンジャーそのものの評価と直結する出来かな、と思います。
デザインや要素としては非常に恵まれているものの、なんだか活かしきれていない印象。結果的にプラスでもマイナスでもなくもにょる感じになってしまうというある意味一番ダメな感じの振り切れ方。
スターウォーズやアルマゲドンパロとか、楽しい要素もありましたし、一番のターゲットである子供たちが楽しければそれでいいんですけれどもね!
劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング:
成る程、すごい。
観た当初は時系列どこなん? リセットしなかった世界から分岐? と思っていましたがテレビシリーズ放送後の種明かしですごく納得。上の感想に戻ります。成る程、すごい。
単体の映画としても純粋に優しい世界とそれに対する回答をきちんと描いていて良かったです。
やっぱりヒーローは子供の憧れになってこそです。
あとはそう、結果的に単体の映画としてもきちんと成り立っているのがすごいですよね。
スパイダーマン:ホームカミング:
個人的には、ちょっと微妙……。
というかスパイダーマンの名前を冠しているのでそう思ってしまうだけかと思います。僕がコミック含めてスパイダーマン好きになったのってサムライミ版が原点なので。アメスパも楽しみではありましたが違和感がありましたし。ダメとはわかっているものの引きずってしまいます。
ただ今回微妙と感じてしまったのはまあ間違いなくベンおじさん、というか「大いなる力には大いなる責任が伴う」という点の欠如だと思います。青春映画寄りのつくりにするということで新しい、今どきの高校生ヒーローを見事に作っていた点は面白いと思います。そう、青春映画です。喧嘩やダンスバトルやタイムマシンのゴタゴタの代わりにヒーロー活動をしているのが今作のスパイダーマンかと。
そして青春の場であるパーティ会場を見つめた後、捨てて非日常に飛び込んでいったのが今作です。そういった意味では代償を支払っていますが、それよりもテーマとして大きく描かれていたのは自分の力を認めて欲しいという自己顕示欲が責任という点にシフトしていった点でした。力があるものが務めを果たすというよりも大人の階段登って、そのことを悟ってしまっただけなんですよね。
それよりも注目してしまったのがアイアンマンの父性。ハワードに導かれたり翻弄されてきたトニーが今作ではピーターにとっての父親=ハワードになるわけです。
これは今まで描かれてこなかったトニー像なのである意味ではアイアンマン3.5と言っても過言ではないかもしれません。いえ、出番的に多分過言です。
Fate/stay night [Heaven's Feel] 第一章「presage flower」:
よく映画として盛り上げられたな、すげえ!
僕の好きな怪奇路線。ではあるものの映像として栄えるかと言われると非常に難しいところであり、特に序盤!
その序盤を順番入れ替えなどはしていたもののよくもまああそこまで見せ場があるものにしたものだと思いました。
あとは慎二の表情がとにかく多彩なのが最高でしたね。何を考えて、あそこでアレを言っていたのかということの考察がより広がります。結果的にキャラクターの掘り下げとしても大成功に。
普通に見てるとただのウザいワカメなんですが境遇・状況を踏まえた上で見るとただ単に不器用なだけの高校生ってところが散見されるんですよね……。彼もまた無意識に助けを求めているわけであり。性別が性別ならネタキャラではなくヒロインにもなり得たかもしれないキャラクター。
……あと、この映画観て思ったのは、セイバーオルタが目茶苦茶不安です。これに限った話ではありませんが既存のキャラクターがFGOのキャラクター性にひきづられていると思うんですよ。
セイバーオルタはあくまでセイバー自身。ある種悟っちゃった状態だと言えると思うんですよね。そうでないとバッドエンドのひとつが台無しになりますし、なにより士郎が報われなさすぎる。まあ少なくとも別人格としての存在ではないはずなんですが、僕が言いたいのはあの描き方だとどうなるんでしょってことです……。
RWBY Volume4:
いいよね。
日米の言い回しの違和感もなくなり(というかVol.1がやばかっただけ疑惑)、新キャラ達の声も上手くはまっています。
ただどんどん大画面でやる意義を失いつつあるような気が無きにしもあらず。
Volumeを重ねるごとにひとつひとつのエピソードの時間が長くなった結果、繋げると緩急のつけ方がすごく難しくなっている印象があるんですよね。
マイティ・ソー/バトルロイヤル:
大好き。
『移民の歌』聴きたさにレッド・ツェッペリンのCD買ってきました。
流石に前2作+他を見ていないと難しいと思ったのでこの位置ですが、出来としては今年、なんだったらマーベル映画トップクラスだと思います。熱い展開に最高の音楽。アクション、コメディ、アクション! これぞ僕の求めるエンターテイメントです。
路線大分変わってるやんという気持ちも、ソーとロキの歴代立ち位置を考えるとかなりの大団円なわけで。ソーの三作目としても、映画としても大好きです。円盤売られたら即買い待った無し。
ジャスティス・リーグ:
惜しい!
かなり面白いです。他のシリーズを観ていなくても冒頭のくだりでそういう世界だと納得できれば問題ありませんし。ただ、だからこそ盛り上がりがいまひとつ足りないところが惜しい! 優秀な敵モブ兵士に超強い大ボスと、具材はすごく美味しいのに無難なものを作りました、みたいな! 伝わって!
すっきり感が微妙に足りないのでしょうか。面白いんだけれど腑に落ちないと、首を傾げて映画館を出た覚えがあります。
あと直接的には関係ないのですが登場するヒーローの一人、フラッシュを先にドラマで見ていたのでそのイメージが先行してしまったというのがあります。今まで散々スーパーマンやバットマンは違う役者で見てきたのにフラッシュだけすごく違和感なんです。ドラマを展開していながら映画一切関係ありません、でも同キャラを違う役者で映画にださせます。……これが僕には悪い方向に働いたのかもしれません。ドラマだと映画よりもずっと時間が長いので見慣れるという意味では映画が不利なんですよね。
今回はお祭り一発目で、今後他ヒーローの単独映画をやった後にまた大集合ものをやると思うのでそちらに期待です。
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー:
オーズ! オーズ! オーズ! Come on!
オーズの映画です。映司君とアンクの話がここで完結します。
最高かよ……! このために過去映画の予習をしまくった甲斐がありました。 でもこの作りなら予習はいらなかったかもしれないネ!?
万丈の視点を通じて今までの平成2期ライダーがヒーローたる理由を改めて実感できる素晴らしい映画でした。
戦闘曲は是非ともOPを流してほしいところでしたがEDにメドレーという扱いで登場。当時の写真をスライドショーで流すものなので気分は最早卒業式。
……野暮ですがメドレーの繋がりが少し気になりました。プリキュアの映画とかホントに繋ぎ上手かったからね……。
話やアクションとしては非常に良いものでした。平成2期ライダー好きは是非。
スター・ウォーズ/最後のジェダイ:
最近のスターウォーズの中では一番好きです。
ただ色々と思うこともありまして。ルークの修行のくだりが冗長なわりに中身がそこまでない印象で、正直序盤は少し退屈です。同時進行なこともあってスピードが遅めに感じてしまいますが、一旦波に乗るとあとはとてもつよい。見どころ満載シーンの連続になります。そしてルークのくだりの意味合いもわかってくる、と。
監督が変わってはいるものの、前作のエピソード7がスタートダッシュならば今作で現代のスターウォーズの方向性を明確にした感じなのかな、という印象です。一方番外のような扱いであったローグワンは今作の地盤作りにも一役買っているという。チアルート、あんたは間違いじゃなかったんだ……!
レン君ことカイロ・レンをはじめとして前作キャラ勢が軒並み掘り下げをされたことでキャラクターとしても深くなりましたし、魅力も倍増。想像以上にレン君がいいこ。
今まで既存のキャラクターに頼っていたものがこれで一気に瓦解。血脈としてもフォースやジェダイの在り方そのものが大きく変わったわけです。そのため今までのスターウォーズの概念とは違うのかもしれませんが、本質であるありったけのエンターテイメントが入っている映画という点では変わらず。
正直今後の展開にすっごいワクワクしてる。
ガルパン最終章1話:
テレビシリーズ復活です! すき!
ノリは完全にテレビアニメシリーズのそれ。といっても劇場版の勢いをうまく反映させた結果、緩急もかなりしっかりとしたものに。
新キャラのサメさんチームが結構ツボだったのと、敵のべルバラっぷりが嬉しい限り。ベルバラ面白いですよねー。
ただしあくまで1話! 個別のエンターテイメントとして完結していた劇場版とは違ってこれだけで「ガルパンはいいぞ」と薦められないと思います。
ひとしきり観ないときちんとした話はできないと思うので今回はここまでで。
個人的総評とはいえわりと評価が両極端になってしまって申し訳ないです。
ひとつひとつの作品にファンが大勢いるのは知っていますので不快に思われたら、こいつはわかってないな、という認識で流してください。
むしろわかっていない奴が観るとこういう評価になるんだな、ということを留意してくださると布教する際に役立つかもしれません。
……うん、せめてそういうところで役立ってほしい。
あとは攻殻機動隊やひるね姫に打ち上げ花火、KUBOに妖怪ウォッチ。まだまだ観たくても観れなかった作品が多いのでこの辺りもチェックしておきたいたころです……。
じゃ、今回はこのへんで。
