しばらくぼーとして
鳥の声が聞こえた。
やばい しんが起きる。
冷水で顔を洗い
泣いてない状態に
顔をもどした。
昼間は仕事があったので いつものように準備をし保育園に連れて行った。
お迎えに行き帰って来たら
いつも7時位に帰ってくる彼の事に気がついたのだろう。
名前はかずと言ったが
しんはそれが
言えなくて
「かじゅくん」と言っていた。
ママかじゅくんおそいね…
しんは玄関の前で
待つようになる
しんの中でも
大好きな人だったんだ…
かじゅくんねお仕事で遠い所に行っちゃうんだって。
あたしが
しんについた精一杯のうそ。
しんは もう会えないの?
しんの行動は1週間くらい続いた。
そして あたしは
お水は向いてないのだと…
風俗に行く事に決めた。
風俗を世の中で下層と言う人もいるだろう…が
私はお水より心地よかった。
初めこそ緊張はしたけれど
もともと
10代の頃から色んな男と遊んでいたあたしは
けっこうすぐなれた。
お水は週末休むなんて言うと 嫌味言われて来たけど 風俗は日曜日休んでも叱られなかった。
子育て中は
子供の時間も作らなくちゃ行けないから
とてもたすかった。
そしてまた
仕事は2つになった。
昼間はデイサービスの職員。
夜は風俗。
世間様は面白い。
介護士してるよと言うと誉めまくり
風俗だと 早くやめなよ。こんな仕事と言う。
どっちの世界でも目の前の困ってる人が
いる事は変わりないのにだ。
介護士は表向ききれいかもだか 中の職員は 汚い奴も多い。
上司にごますりするやつ
困ってるお年寄りを平気で放置するやつ
そういう奴らに
なんでこの仕事選んだんですか?って聞くと
必ず 人の役に立つ仕事がしたかったのと言う。
世の中のどんな仕事も必ず人の役にはたつんだ。
あたしが
介護福祉士をとった理由はとっても簡単。
おじぃちゃんおばあちゃんが好きだから。
そしていつのひか
自分の祖父母の力になれたらと考えていた。
そんな慌ただしい生活の中で 彼の事を考える時間も少なくなった。
しんも1ヶ月たつくらいには 聞いてこなくなった。記憶の片隅に入ってしまったんだと思う。
あたしは
きつかったけど彼の協力で仕事行けた事も助かったし、何よりも彼がしんに 優しかった。だから今でも感謝している。
