歩く整体　整体筋トレ・その後

進化体操普及の立場からすると、筋トレというものは、あまりお勧めできるものではありませんでした。

身体の一部に負荷をかけて、数か月後の筋力アップを目指す筋トレ。生き物達から学ぶ進化体操の立場からすると、じゃあなんで動物たちは筋トレもストレッチもしないのに、素晴らしい運動能力を持っているのか説明してみろ、と言いたくなります。

この10日間で考えが随分変わりました。

整体筋トレなら、どんどんやった方がいいようです。と、言っても自分の体重を使った筋トレで、わざわざ用事もないのに重いものを持ってまでとは言っていません。

スクワットでも、腹筋背筋でも腕立て伏せでも、整体方式でやると、疲労を感じるまでの回数が倍から三倍遅くなります。5回で筋肉が張り始めた人なら、10回以上軽快に動いてから、徐々に疲労感を感じ始めるという感じです。

どれをやっても整体方式でやると、芯がつながって関節がぐにゃぐにゃになります。筋トレではなく「芯トレ」です。そして連動トレーニングです。

しんどくない筋トレを笑顔でやると、その後に首肩背骨、腰股関節、どこもかしこも軽快に連動するようになるのです。

苦痛を我慢して丈夫な体を作るようなイメージがありましたが、苦痛は不要だったのです。軽快感にのって、しんどいことをしんどいと感じないで動く。そうやって、能力が引き出される方が自然です。