足湯というのは温熱整体

秋

になりました。

寒暖差が大きくなります。整体ではこの「温度差」というものの影響を大きく見ます。冷えるということは、縮むということです。そして、捻じれます。

全身がまんべんなく冷えて固まるわけではありません。温かい血液やらリンパやらの流れがよいところは冷えません。流れの悪いところが点在します。すると、ますますそこが冷えて固まります。縮むわけです。

均質な弾力の筒のところどころに、ぎゅっと縮んで固まるところができたらどうなるでしょうか。

右でも左でも、腰の上あたりをぎゅっとつかんでください。そちら側に体は捻じれます。引っ張られ続けますから固まります。

冷えると捻じれる、というのはそういうことです。体を捻じった体勢というのは、例えば喧嘩で相手を威嚇する体勢です。負けるもんかと耐える時には無意識に捻じります。冷えてねじれるとそういう体勢になってしまいます。体勢がメンタルに影響を及ぼし、意味もなく頑固になり、聞き分けが悪くなります。

心臓からもっとも遠く、血液の折り返し点である足首よりも下は冷えやすい。ということは、ここが流れれば全体の流れにいい影響がいきます。だから冷えたら「浅い足湯」です。意味もなくいこじになり、まわりとの不和を招かないためにも、冷えたと思ったら足湯をお勧めします。

お湯につける場所を足先に狭く限定することで、足湯は「温熱整体」になるのです。