いつもいつも痛い腰、そしていつの間にか痛いのが当たり前になってしまった腰痛。

いつも一緒で、そして一生付き合っていけばいいか、と諦めてしまう人も多いものです。

 

我慢できるのであれば問題ないかもしれません。しかし、しかしです、人間の身体が痛みを発するのは「異常あり」なのでアラームを発しています。しかも、腰痛などの場合には、毎日毎日、必死に本人にアラームを聞いてもらいたい、と思っているのです。

 

こうしたことを無視し続けるとどうなるでしょうか?

 

はい、更なる痛みが襲ってきます。

そうです、無視をできない、やり過ごせない痛みが襲ってくるのです。

 

脊椎は一本の骨で出来ている訳ではありません。たくさんの骨が積み重なっているのです。たくさんの骨が重なり合うことで、捩じることが可能になり、前屈や後屈も可能になります。要するに可動域が非常に大きくなるのです。

 

こんな素晴らしい身体の脊椎ですが、逆に作用することもあります。

「凝り」が強くなることで、筋肉が骨に影響をしてしまうのです。硬くなった筋肉が骨を引っ張ってしまい「正しい位置」から「悪い位置」に移動させてしまうのです。

 

たくさんの骨が重なり合っているので、全部が全部引っ張って行かれる訳ではないのですが、特に強く「凝り」で出ているところの近くにある骨(椎骨)が影響されます。

 

正しい位置にない骨と正しい位置にいる骨、ここにあってはいけない「隙間」が出来てしまいます。その「隙間」から「飛び出てしまったもの」があります。それが神経を刺激することで激痛が走ります。

 

「飛び出てしまったもの」がどこか?で症状もかなり変化します。

頸椎(首の骨)なのか、胸椎(胸まわりの骨)なのか、腰椎(腰回りの骨)なのかにより変わります。

 

しかも厄介なのは診断も難しい点です。外側(がいそく)ヘルニアでは画像で発見されにくいという特徴もあります。

 

こうなってしまうと、無視ややり過ごしという訳にはいきません。

日常生活にも仕事にも影響を及ぼす可能性が高くなります。

場合によっては手術という選択肢も出てきます。

 

最後はいつも同じことを書いてしまい恐縮なのですが、毎日のマメなケアを続けることが大切だと思います。なってからの苦労よりも、なる前の苦労がよろしいかと。