Black Sugar 1st
ペルーから出て来た、とてもレアなラテン・ファンク・バンドが1971年に
ファーストアルバムを残しています。ペルーと言えばポール・サイモンが取り
上げたフォルクローレの代表曲『コンドルは飛んでいく』(El Cóndor Pasa)
を思い出しますが、ファンキーなブラス・ロックとも言えるサウンドは都会的
で、何処かアーシーさも含む様なラテン風味のファンク・バンドがペルー産の
ブラック・シュガー”です。
ペルーにファンクの組み合わせで、こんなに素晴らしいサウンドが生まれる
なんて目からウロコの驚きでした。今では評価が高まって来たのか、えらく
高価なアルバムに成っています。
百聞は一見にしかずですから聞いて下さい。シャレたブラスのアンサンブル
からラテン風味が詰まったパーカッションが絡み、ソウルフルなヴォーカル
と共に爽やかに盛り上がって行きます。この音を聞いて誰がペルーのバンド
だと気付くでしょうか?w
Black Sugar - Too Late
ややアメリカ・ナイズされたソウルフルさを持つファンクですが、押しが
強過ぎない感じが返って粋な雰囲気さえ感じてしまう♪
センスの良いアレンジや、高い能力を見せる演奏には本当に驚かされます。
Black Sugar - The Loser - 1971
メンバーは
Victor "Coco" Salazar(g、tamb)Miguel "Chino" Figueroa(org、p)
Carlos Mejia(vo)、Roberto Valdez(b)、Jose "Arroz" Cruz(per)
Antonio Ginocchio(tp、tb)、Jorge Chavez(as、fl)、Coco Lagos(per)
Miguel Salazar(per)の9人組で構成されています。
プロデューサーはラテン・ジャズのピアニストJaime Delgado Aparicio。
彼の演奏を聞くと、なるほどと思わせるセンスを感じました。少し外れますが
ジャズピアノを聞いて下さい。繊細でキレの有るクリアーなトーンから構成力
も感じ取れました♪あのキース・ジャレットとは大親友だとか、確かに透明感
のあるピアノは重なります。
Jaime Delgado Aparicio - Sayonara blues (Jazz Perú)
あんた達はスライ&ザ・ファミリーストーンか!!w
Black Sugar - Funky man
このファンク・バンドから、もう一曲。ユッタリとしたファンキーさは南米特有
のモノが有るのかも知れない。アンサンブルは良い意味でキレ過ぎない心地良さ
が有るだろうか。
Black Sugar - Understanding
全曲が続けて聞ける動画がアップされていたので、興味を持たれた方に
貼って置きます。世界は広いですね、こんなバンドがペルーに居たなんて。
Black Sugar - Black Sugar 1 (FULL ALBUM, 1971, Peru)
ブラック・シュガーと言えば、コーヒーが健康に良いと話題に上っていましたね。
3~4杯のコーヒーや緑茶を飲む人は全く飲まない人より40%以上怖い病気の
リスクが減って居たと云うデーターが発表されていました。コーヒーは健康に
害が有るとかいわれる事が有りましたが、鉄分等の吸収も食事後時間を開けて
飲めば問題は無いとか。緑茶も美味しいですよね~日本人ですね~